SS以降のエクリプス賞年度代表馬を辿る(其の陸)-Holy Bull(1991.1.24)-

Pedigree

Holy Bull(ホーリーブル) 牡 芦毛 1991.1.24生~2017.6.7没 米国・Pelican Stable生産 馬主・Rachel Carpenter→Warren A. Croll, Jr. 米国・Warren A. Croll, Jr.厩舎

Holy Bull(1991.1.24)の4代血統表
Great Above
黒鹿毛 1972.1.19
種付け時活性値:0.50
Minnesota Mac
鹿毛 1964.4.26
Rough’n Tumble
鹿毛 1948
Free for All 1942
Roused 1943
Cow Girl
鹿毛 1949
Mustang 1941
Ate 1941
Ta Wee
黒鹿毛 1966.3.26
▲Intentionally
青毛 1956.4.2
Intent 1948
My Recipe 1947
Aspidistra
鹿毛 1954.3.25
★Better Self 1945
Tilly Rose 1948
Sharon Brown
芦毛 1980.5.20
仔受胎時活性値:0.50
Al Hattab
芦毛 1966
種付け時活性値:1.25
The Axe
芦毛 1958.5.15
Mahmoud 1933
Blackball 1950
Abyssinia
芦毛 1953
Abernant 1946
Serengeti 1944
Agathea’s Dawn
芦毛 1970.4.27
仔受胎時活性値:0.25
Grey Dawn
芦毛 1962.3.13
種付け時活性値:1.75
Herbager 1956
Polamia 1955.3.13
Agathea
鹿毛 1955.5.21
仔受胎時活性値:1.50
I Will
鹿毛 1944
種付け時活性値:0.50
Alxanth
鹿毛 1946
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Mahmoud4×5(母方)、Questionnaire5×5>

Holy Bull(1991.1.24)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
Great Above
(Rough’n Tumble系)
Al Hattab
(Blenheim系)
Grey Dawn
(Herbager系)
I Will
(Teddy系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
Grey Dawn
(Ampola)
4.25 or 2.25姪が米GI馬
(No. 16-g)
5番仔?

*

1994年の第101回メトロポリタンH(米GI。ベルモントパーク・ダート8F)結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
16Holy Bull牡350.8Mike E Smith1:33.98W J Croll Jr1
22Cherokee Run牡453.5C Perret5 1/2Frank Alexander7
37Devil His Due牡555.3J D BaileyハナH Allen Jerkens2
44Virginia Rapids牡454.4J-L Samyn2H Allen Jerkens2
55West By West牡551.7R Davis1/2G R Arnold II5

*

1994年の第125回トラヴァーズS(米GI。サラトガ・ダート10F)の結果


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
11Holy Bull牡357.2Mike E Smith2:02.03W J Croll Jr1
23Concern牡357.2J D BaileyクビRichard W Small4
32タバスコキャット牡357.2P Day17D Wayne Lukas2
45Unaccounted For牡357.2J Santos1F Schulhofer5
54Commanche Trailせん357.2John R Velazquez競走中止D Wayne Lukas2

*

1994年の第41回ウッドワードS(米GI。サラトガ・ダート9F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
15Holy Bull牡354.9Mike E Smith1:46.89W J Croll Jr1
22Devil His Due牡557.2J D Bailey5H Allen Jerkens2
38コロニアルアッフェアー牡457.2J Santos1 1/2F Schulhofer6
43Go For Gin牡354.9C McCarron3 1/2Nicholas Zito3
57Bertrando牡557.2Patrick A Valenzuela2Robert Frankel7

*

1994年のエクリプス賞年度代表馬、Holy Bull。3歳時の1994年、現在も活躍中の名手マイク・スミス騎手と共にフロリダダービー(米GI)、メトロポリタンH(米GI)、ハスケル招待H(米GI)、トラヴァーズS(米GI)、ウッドワードS(米GI)と逃げ先行策でGI5勝を挙げました。

そんなHoly Bullは通算16戦13勝。まともに走って敗れたのは3歳2月のファウンテンオブユースS(米GII)6着、3歳5月の大一番ケンタッキーダービー(米GI)12着の2回だけ。後の1回は、スター街道を駆け上り始めたCigar(1990.4.18)との初対決となった4歳2月のドンH(米GI)、左前脚の故障により競走中止でした。

Holy Bullの父Great Aboveは13勝を挙げたものの、グレードレースの勝利はポーモノクH(米GIII)1勝のみというマイナースタリオン。また、母方もHoly Bullが現れるまでは「これでもか」というくらいに地味に世代交代がなされて来た牝系。フロリダ州産のHoly Bull、その出自からしてハンデ戦でしたが、自身の類まれな能力で跳ね返して、エクリプス賞年度代表馬まで上り詰めました。

Holy Bullのようなチャンスブレッドは繁殖に行ってからもうひとつというケースもまま見受けられますが、その類まれな能力は種牡馬としてもしっかり発揮されました。

  1. Giacomo(2002.2.16)
    →ケンタッキーダービー(米GI)、サンディエゴH(米GII)ほか
  2. Macho Uno(1998.4.24)
    →ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)、グレイブリーダーズカップS(加GI)ほか
  3. Confessional(1996.5.7)
    →フリゼットS(米GI)、ロイヤルノースH(加GIII)2回ほか
  4. Pohave(1998.4.20)
    →トリプルベンド・ブリーダーズカップ招待H(米GI)、ロサンゼルスタイムズH(米GIII)ほか
  5. Bishop Court Hill(2000.4.22)
    →カーターH(米GI)、グレイヴセンドH(米GIII)ほか
  6. Flashy Bull(2003.3.13)
    →スティーブンフォスターH(米GI)、ウィリアムDシェーファーH(米GIII)ほか

と、6頭のGI勝ち産駒を始めとして活躍馬を送り込みました。なお、6頭のGI勝ち産駒のうち、Bishop Court Hillを除く5頭は、Holy Bullと同じく芦毛です。0の理論的には、満8歳時のミニモの遺伝を受けたBishop Court Hillは栗毛に出ました。

米国土着のサイアーラインであるHimyar(1875)系から彗星のように現れたHoly Bull。その父系が米国本国で相伝するかどうかはMacho Uno~Mucho Macho Man(2008.6.15)のラインに懸かっているでしょう。そしてまた、日本ではやはりMacho Unoの仔であるダノンレジェンド(2010.2.24)が2016年の第16回JBCスプリント(JpnI)勝ちを手土産に2017年から種牡馬入りしています。ダノンレジェンドは、2017年の種付け頭数は94頭だったようですが、ダートの短距離戦で見せたスピードが次世代に伝わりますように。Holy Bullが蘇らせた、その異系の血が後世に伝えられることを祈っています。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[Holy Bull(1991.1.24)の主な競走成績]

  1. トラヴァーズS(米GI)、フロリダダービー(米GI)、ウッドワードS(米GI)、メトロポリタンH(米GI)、ハスケル招待H(米GI)、フューチュリティS(米GI)、ブルーグラスS(米GII)、ハッチソンS(米GII)、ドワイヤーS(米GII)

通算16戦13勝。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

Holy Bullさん、アメリカ土着のサイアーラインから現れたスーパーホースでした。

マイシンザン
マイシンザン

俺も「100年続くシンザン系」の3代目やったはずなんやけどなぁ。