2019年のクラシック候補生を確認する(其の拾壱)

ディキシーナイト 牡 鹿毛 2016.2.23生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・国枝栄厩舎

ディキシーナイト(2016.2.23)の4代血統表
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
★ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレツトインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
カメリアローズ
鹿毛 2000.5.31
仔受胎時活性値:1.75
ホワイトマズル
鹿毛 1990.3.21
種付け時活性値:0.25
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard 1969.5.10
Navajo Princess 1974.3.31
Fair of the Furze
鹿毛 1982.6.15
Ela-Mana-Mou 1976.2.28
Autocratic 1974.4.22
カプリコーン
鹿毛 1982.5.9
仔受胎時活性値:0.25
キタノカチドキ
鹿毛 1971.3.27
種付け時活性値:0.50
テスコボーイ 1963
ライトフレーム 1959.3.15
スキヤタリング
鹿毛 1969.5.6
仔受胎時活性値:1.00
Busted
鹿毛 1963
種付け時活性値:1.25
Mwanza
鹿毛 1961
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

ディキシーナイト(2016.2.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(Halo系)
ホワイトマズル
(Lyphard系)
キタノカチドキ
(Princely Gift系)
Busted
(Blenheim系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ダイワメジャー 4.75 全兄ダローネガ
(No. 19)
8番仔
(不受胎後)

2019年のクロッカスS(L)。1番人気に推されたディキシーナイト、欧州の若きエースであるオイシン・マーフィー騎手の手綱に応えて、道中は中団5、6番手から進み、直線では鋭く抜け出し、差し迫ったルガールカルム(2016.2.4)の追撃を4分の3馬身封じました。ディキシーナイト、前走ジュニアC(L)では1番人気ながらヴァッシュモン(2016.1.20)の3着に敗れた悔しさを、ひとまず、東京芝1400mの舞台で晴らしました。ディキシーナイト、その馬名意味は「椿の品種名。鮮やかな大輪の花を咲かせる。母名、兄名より連想」ということです。

2016年生まれ世代のダイワメジャー産駒は好調で、2018年のJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されたアドマイヤマーズ(2016.3.16)、2018年の第69回全日本2歳優駿(JpnI)を制したノーヴァレンダ(2016.2.9)に続いて、ディキシーナイトが勝ち鬨を上げました。ダイワメジャーは、0の理論的には直祖父Halo、母父ノーザンテーストが共にミニモの遺伝を与えており、近い代で先祖が減る良配合馬。私が8代血統表を手書きしていた時分、ダイワメジャーの全兄スリリングサンデー(1996.4.10)の血統を確認して、応援に熱を入れたのも懐かしい思い出です。スリリングサンデー、現年齢表記2歳のデビュー戦の東京芝1600mではシンボリインディ(1996.1.20)を負かし、エリカ賞ではアドマイヤベガ(1996.3.12)とタイム差なしのクビ差2着。現年齢表記3歳初戦の福寿草特別ではトゥザヴィクトリー(1996.2.22)、ナリタトップロード(1996.4.4)を抑えての逃げ切り勝ち。スリリングサンデー、名前を出した同期生たちが皆GI馬になっているように、故障がなければと思わせる素質馬でした。そんなスリリングサンデーの全弟ダイワメジャー、そりゃ、応援していましたよ^^;

では、以下にディキシーナイトの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

スキャタリング 1969.5.6 1勝
|アッパーテン 1980.5.3 3勝
||カルカネット 1991.5.12 4勝
|||ストラスアイラ 2002.4.4 2勝 芙蓉S(OP)
|カプリコーン 1982.5.9 0勝
||カメリアローズ 2000.5.31 4勝
|||ダローネガ 2009.5.4 4勝 小倉日経オープン(OP) 野路菊S(OP) デイリー杯2歳S(GII)2着ほか
|||ディキシーナイト 2016.2.23 (本馬) クロッカスS(L)

ディキシーナイトの牝系は19号族。ディキシーナイトの曾祖母スキャタリングは明和牧場が導入した模様で、祖母カプリコーンは明和牧場産馬です。キャロットファームの勝負服で母方にキタノカチドキの姿があると「おぉっ!!」と思ってしまいます^^;

*

アクアミラビリス 牝 鹿毛 2016.4.4生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・吉村圭司厩舎

アクアミラビリス(2016.4.4)の4代血統表

ヴィクトワールピサ
黒鹿毛 2007.3.31
種付け時活性値:0.00
ネオユニヴァース
鹿毛 2000.5.21
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ポインテッドパス
栗毛 1984.4.27
Kris 1976.3.23
Silken Way 1973
ホワイトウォーターアフェア
栗毛 1993.5.3
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr. Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Much Too Risky
栗毛 1982.2.8
Bustino 1971
Short Rations 1975
アクアリング
鹿毛 2005.5.28
仔受胎時活性値:0.50
Anabaa
鹿毛 1992.3.13
種付け時活性値:1.00
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Balbonella
鹿毛 1984
★ゲイメセン 1975.5.16
Bamieres 1978.3.19
シーリング
鹿毛 1990.3.18
仔受胎時活性値:1.50
Bering
栗毛 1983.3.20
種付け時活性値:1.50
Arctic Tern 1973
Beaune 1974.4.10
Blue River
鹿毛 1980.5.28
仔受胎時活性値:0.25
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.50
Azurella
鹿毛 1971.4.4
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Halo4×5、Riverman4×5>

アクアミラビリス(2016.4.4)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ヴィクトワールピサ
(Halo系)
Anabaa
(Danzig系)
Bering
(Sea-Bird系)
◆Riverman
(Never Bend系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Bering
(Le Fabuleux)
4.25 半姉クイーンズリング
(No. 1-t)
4番仔
(不受胎後)

2019年のエルフィンS(L)。逃げたオーパキャマラード(2016.3.29)が作り出したペースは800m通過が48秒9、1000m通過が60秒9というスローな流れ。普通ならば前が止まらず先行して抜け出す組が勝つレースですが、1頭だけ次元の違う末脚を発揮した馬がいました。アクアミラビリス、道中は10頭立ての最後方に構えて、直線では大外から一気のごぼう抜き。レースの上がり3ハロンが34秒6のところを、唯1頭だけ33秒台となる33秒3の鋭脚を以て、クラシック候補に名乗りを上げました。京都芝1600mの勝ち時計は1分35秒5。アクアミラビリス、その馬名意味は「不思議な水(ラテン語)。修道士が伝えた世界初のオーデコロン」ということです。

エルフィンSは関西所属の3歳牝馬の登竜門的なレースとしておなじみですが、このレースのかつての優勝馬を確認すると、、、

  1. ダイアナソロン(1981.3.18)
    →桜花賞(GI)、サファイアS(GIII)ほか
  2. シャダイカグラ(1986.3.23)
    →桜花賞(GI)、ローズS(GII)、ペガサスS(GIII)ほか
  3. アグネスフローラ(1987.6.18)
    →桜花賞(GI)ほか
  4. イソノルーブル(1988.3.13)
    →優駿牝馬(GI)、4歳牝馬特別・西(GII)、ラジオたんぱ3歳牝馬S(GIII)
  5. キョウエイマーチ(1994.4.19)
    →桜花賞(GI)、ローズS(GII)、4歳牝馬特別・西(GII)、京都金杯(GIII)、阪急杯(GIII)ほか
  6. ファレノプシス(1995.4.4)
    →桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)、ローズS(GII)ほか
  7. エアメサイア(2002.2.4)
    →秋華賞(GI)、ローズS(GII)ほか
  8. ウオッカ(2004.4.4)
    →東京優駿(JpnI)、ジャパンカップ(GI)、天皇賞・秋(GI)、安田記念(GI)2回、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、ヴィクトリアマイル(GI)、チューリップ賞(JpnIII)ほか
  9. レッドディザイア(2006.4.19)
    →秋華賞(GI)、アルマクトゥームチャレンジラウンド3(UAE・GII)ほか
  10. マルセリーナ(2008.2.17)
    →桜花賞(GI)、マーメイドS(GIII)ほか。先日紹介したラストドラフト(2016.3.11)の母

見るも華やかな名牝たちが揃っています。10頭中6頭が桜花賞馬ですね。また、アクアミラビリスの生まれ日は4月4日ですけれど、同じ生まれ日のファレノプシス、ウオッカに続くことができるでしょうか。楽しみにしたいものです。

では、以下にアクアミラビリスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

シーリング 1990.3.18 2勝
|Torrestrella 2001.5.6 3勝 仏1000ギニー(GI)
||Farmah 2011.3.20 4勝 カルロ&フランチェスコアロイージ賞(伊GIII)
||Intilaaq 2012.4.12 3勝 ローズオブランカスターS(英GIII)
|Summer Sea 2002.5.9 0勝
||Diego Valor 2011.4.3 8勝 エドモンブラン賞(仏GIII)3着2回
|アクアリング 2005.5.28 1勝
||クイーンズリング 2012.5.25 6勝 エリザベス女王杯(GI) 府中牝馬S(GII) フィリーズレビュー(GII) 京都牝馬S(GIII)ほか
||アクアミラビリス 2016.4.4 (本馬) エルフィンS(L)
|シースプレイ 2008.5.22 0勝
||シーズララバイ 2014.4.21 フラワーC(GIII)2着

アクアミラビリスの牝系は1号族t分枝系。半姉クイーンズリングは上述の通り、エリザベス女王杯を始めとして重賞4勝の活躍馬。そしてまた、クイーンズリングの引退レースとなった2017年の第62回有馬記念(GI)は、やはり引退レースだった2012年生まれ世代の同期生であるキタサンブラック(2012.3.10)から1と2分の1馬身差の2着と頑張りました。クイーンズリング、非根幹距離に強い牝馬でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。