2018年04月一覧

2018年のクラシック候補生を確認する(其の拾捌)

サトノワルキューレ 牝 鹿毛 2015.2.2生 日高・下河辺牧場生産 馬主・(株)サトミホースカンパニー 栗東・角居勝彦厩舎

サトノワルキューレ(2015.2.2)の4代血統表
ディープインパクト(JPN)
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.7
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
ヒアトゥウィン(BRZ)
青鹿毛 2006.8.5
仔受胎時活性値:1.875
Roi Normand(USA)
黒鹿毛 1983.2.15
種付け時活性値:1.625
Exclusive Native
栗毛 1965.4.17
Raise a Native 1961.4.18
Exclusive 1953.4.12
Luth de Saron
黒鹿毛 1977.3.31
Luthier 1965.3.22
Rose de Saron 1969.1.6
Ascot Belle(BRZ)
栗毛 1999.8.20
仔受胎時活性値:1.50
Falcon Jet(BRZ)
栗毛 1986
種付け時活性値:1.00
Ghadeer 1978.2.4
Victress 1970
Indian Blossom(USA)
栗毛 1989.4.24
仔受胎時活性値:0.375
Fred Astaire(USA)
鹿毛 1983.4.8
種付け時活性値:1.25
Floral Blossom(USA)
鹿毛 1978.3.15
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×5>

サトノワルキューレ(2015.2.2)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Roi Normand
(Raise a Native系)
Falcon Jet
(Lyphard系)
Fred Astaire
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Roi Normand
(Luth de Saron)
4.25 母が南阿GI2勝馬
(No. 20)
2番仔?
(2連産目?)

2018年の第53回フローラS(GII)。1番人気のサトノワルキューレ、出負け加減から道中は16頭立ての最後方。直線では大外から豪脚を発揮して1頭1頭抜き去り、最後はアニメイトバイオ(2007.1.30)の仔で13番人気のパイオニアバイオ(2015.3.3)を「クビ」だけ交わしました。開幕週の良馬場、東京芝2000mの勝ち時計1分59秒5はレースレコード。近2年を見れば、第51回のチェッキーノ(2013.2.8)、第52回のモズカッチャン(2014.2.27)と、フローラSの勝ち馬が本番でも2着に頑張っています。サトノワルキューレ、北欧神話の半神を名前に戴き、いざ行かん第79回優駿牝馬(GI)への騎行。

では、以下にサトノワルキューレの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Floral Blossom 1978.3.15 不出走
|Exclusive Partner 1982.3.31 18勝 バーナードバルークH(米GII) エルクホーンS(米GIII)ほか
|Indian Blossom 1989.4.24 7勝 南米サラブレッド奨励協会大賞(伯GI)2着
||Ascot Belle 1999.8.20 4勝
|||ヒアトゥウィン 2006.8.5 5勝 ガーデンプロヴィンスS(南阿GI) サウスアフリカンフィリーズクラシック(南阿GI) ザベリワンS(米GIII)ほか
||||サトノワルキューレ 2015.2.2 (本馬) フローラS(GII)
||Hold Me Tight 2006.9.16 3勝 シルヴィオAペンテアド会長大賞(伯GIII)ほか

米国から伯国で受け継がれている20号族。サトノワルキューレの母ヒアトゥウィンは上図のとおり、南阿GI2勝の活躍牝馬。生まれは伯国、競走は南阿、UAE、米国、そして繁殖は日本と、世界を駆け巡りました。


母ヒアトゥウィンが制した南阿GI2レース。娘の末脚の確かさは、母譲りなのでしょう。2つ目の動画、2010年のサウスアフリカンフィリーズクラシックは、決勝点において、内のSpiced Gold(2006.9.28)、外のヒアトゥウィンのデッドヒート。英語本来の意味のデッドヒートのとおり、1着同着を分け合いました。

*

ゴーフォザサミット 牡 黒鹿毛 2015.4.2生 新ひだか・矢野牧場生産 馬主・山本英俊氏 美浦・藤沢和雄厩舎

ゴーフォザサミット(2015.4.2)の4代血統表
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビユーパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969.5.10
My Bupers 1967.6.1
ラグジャリー
黒鹿毛 1998.4.17
仔受胎時活性値:2.00
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.50
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Alleged Devotion
鹿毛 1988.4.10
仔受胎時活性値:0.25
Alleged
鹿毛 1974.5.4
種付け時活性値:1.25
Hoist the Flag 1968.3.31
Princess Pout 1966.3.29
Morning Devotion
栗毛 1982.3.26
仔受胎時活性値:1.25
Affirmed
栗毛 1975.2.21
種付け時活性値:1.50
Morning Has Broken
栗毛 1974.5.9
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Prince John5×5>

ゴーフォザサミット(2015.4.2)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(Halo系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
Alleged
(Ribot系)
Affirmed
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Storm Cat
(ラグジャリー)
5.25 半兄ショウナンマイティ
(No. 4-k)
10番仔?
(5連産目)

2018年の第25回青葉賞(GII)。よく知られる競馬格言「同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え」だったのでしょうか。出走18頭中2頭出しをしていたのは、藤沢和雄厩舎と友道康夫厩舎の2厩舎だけ。前者が2番人気のオブセッション(2015.4.20)と6番人気のゴーフォザサミット、後者が1番人気のスーパーフェザー(2015.1.18)と7番人気のエタリオウ(2015.2.13)。終わってみれば、両厩舎ともに人気薄のほう、ゴーフォザサミットとエタリオウの2頭が、第85回東京優駿(GI)の優先出走権を蹄中に収めたのでした。また、ゴーフォザサミットの鞍上である蛯名正義騎手は、今回の青葉賞勝利により、27年連続JRA重賞勝ちと共に、第11回のハイアーゲーム(2001.2.27)、第19回のフェノーメノ(2009.4.20)、第20回のヒラボクディープ(2010.4.26)に続き、重賞昇格後の青葉賞において騎手最多となる4勝目を遂げられました。藤沢厩舎と蛯名騎手のコンビと言えば、蛯名騎手のGI初勝利が1996年の第114回天皇賞・秋(GI)、藤沢厩舎のバブルガムフェロー(1993.4.11)によるものでした。そして今回のゴーフォザサミットによる青葉賞勝ちが、バブルガムフェローの天皇賞・秋以来となる、藤沢厩舎と蛯名騎手のコンビによる22年振りの重賞制覇。伯楽と名手による久しぶりの重賞制覇を演出したゴーフォザサミット、その名のとおり、本番で頂点を目指します。

では、以下にゴーフォザサミットのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Morning Devotion 1982.3.26 1勝 フィリーズマイル(英GIII)3着
|Alleged Devotion 1988.4.10 不出走
||Humble Eight 1992.2.27 6勝 ハニービーS(米GIII)ほか
|||Humbling 1998.4.6 0勝
||||Phola 2006.3.28 5勝 チャーチルディスタフマイルS(米GII) ヒルズボローS(米GIII)ほか
|||Stage Call 1999.4.6 5勝 アメリカンターフS(米GIII)2着ほか
||April Starlight 1996.3.12 2勝 レイルウェイS(愛GIII)3着
||Thady Quill 1997.3.14 6勝 オークトゥリーBCマイルS(米GII)2着
||ラグジャリー 1998.4.17 不出走
|||ショウナンマイティ 2008.4.2 4勝 大阪杯(GII)ほか
|||ゴーフォザサミット 2015.4.2 (本馬) 青葉賞(GII)
||Altius 2003.2.13 6勝 ベレスフォードS(愛GII)3着ほか
||Devoted To You 2007.3.24 1勝 デビュターントS(愛GII)2着ほか
|Red Slippers 1989.4.12 3勝 サンチャリオットS(英GII)
||West Wind 2004.3.29 2勝 ディアヌ賞(仏GI)ほか
||Eastern Joy 2006.4.9 1勝
|||Ihtimal 2011.2.11 4勝 メイヒルS(英GII) UAEオークス(GIII) スイートソレラS(英GIII)ほか
|||Always Smile 2012.3.1 4勝 サンチャリオットS(英GI)2着ほか
|||First Victory 2013.3.7 2勝 オーソーシャープS(英GIII)
|||Thunder Snow 2014.3.24 ドバイワールドカップ(UAE・GI) ジャンプラ賞(仏GI) クリテリウム・アンテルナシオナル(仏GI)ほか
|||Winter Lightning 2015.4.16 UAEオークス(GIII)3着
|Balanchine 1991.4.16 4勝 英オークス(GI) 愛ダービー(GI)ほか
|Romanov 1994.3.1 4勝 ジョッキークラブS(英GII) ローズオブランカスターS(英GIII)ほか
|ファーストナイト 1996.1.22 2勝
||Unquenchable 2003.2.3 0勝
|||Havana Cooler 2010.3.14 3勝 ロイヤルパルマS(豪GIII)ほか
||モーニングフェイス 2007.2.22 3勝 忘れな草賞(OP)
|Subtle Breeze 2001.3.4 0勝
||Trust in a Gust 2010.9.10 10勝 トゥーラックH(豪GI) インヴィテーションS(豪GI)

米国で継承されてきた4号族k分枝系。ゴーフォザサミットと同じ誕生日の半兄ショウナンマイティは大阪杯勝ちの他、安田記念(GI)2着、3着(第63回第64回)、第53回宝塚記念(GI)3着と、GIでも好戦した活躍馬でした。また、上図のとおりゴーフォザサミットの曾祖母Morning Devotionからの分枝には、Balanchine、West Wind、Trust in a Gust、そしてThunder SnowとGI勝ち馬も多く見られます。近年のThunder Snowの活躍はもちろんですが、私はBalanchineも印象に残っています。1994年当時の月刊「優駿」における、石川ワタルさんの海外競馬ニュースにて、Balanchineが愛ダービーを制した記事のインパクトが大きかったのでしょう。第216回英オークスではウインドインハーヘアを2着に下し、そして返す刀で挑んだ第129回愛ダービーはKing’s Theatre(1991.5.1)を始めとする牡馬勢を切って捨てました。英オークスは今をときめくゴドルフィンのクラシック初勝利であり、鞍上のランフランコ・デットーリ騎手にとっても、英オークス、愛ダービー両レース初制覇でした。


  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


第157回天皇賞・春(GI)の勝ち馬

レインボーライン 牡 鹿毛 2013.4.1生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・三田昌宏氏 栗東・浅見秀一厩舎

レインボーライン(2013.4.1)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサツシユ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサツシユ 1966
レーゲンボーゲン
栗毛 2002.4.7
仔受胎時活性値:0.50
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.25
Deputy Minister
鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
レインボーファスト
栗毛 1992.4.17
仔受胎時活性値:0.25
レインボーアンバー
栗毛 1986.3.17
種付け時活性値:1.25
アンバーシヤダイ 1977.3.10
イーデンブルース 1974.4.26
レインボーローズ
鹿毛 1979.4.5
仔受胎時活性値:1.00
★フアーストフアミリー
栗毛 1962.2.24
種付け時活性値:0.00
プテイツトアミ
黒鹿毛 1961.4.29
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×5、Northern Dancer5×5>

レインボーライン(2013.4.1)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
レインボーアンバー
(ノーザンテースト系)
★ファーストファミリー
(Royal Charger系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
レインボーアンバー 2.00 半姉アニメイトバイオ
(No. 19)
7番仔
(7連産目)

*

2018年の第157回天皇賞・春(GI。京都芝3200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 レインボーライン 牡5 58 岩田康誠 3:16.2    35.2 452
[-2]
浅見秀一 2
2 11 シュヴァルグラン 牡6 58 H.ボウマン 3:16.2 クビ 35.8 474
[+4]
友道康夫 1
3 8 クリンチャー 牡4 58 三浦皇成 3:16.3 1/2 35.7 488
[+2]
宮本博 4
4 1 ミッキーロケット 牡5 58 和田竜二 3:16.4 クビ 35.5 480
[-8]
音無秀孝 9
5 2 チェスナットコート 牡4 58 蛯名正義 3:16.5 3/4 35.9 452
[-6]
矢作芳人 7

2018年の第157回天皇賞・春。「馬のいない表彰式は寂しい」。レース後の浅見秀一調教師の言を伝える、細江純子さんのインタビューが刺さりました。称えるべき勝ち馬がいない、GIレースの表彰式。私が競馬者の歩みを始めてからでは、初めてのことでした。レインボーライン、出走18頭中ではチェスナットコート(2014.5.8)と並び最軽量となる452kgの身体に秘めたど根性を以て、最後の最後でシュヴァルグラン(2012.3.14)を「クビ」だけ差し切りました。そうしてレインボーライン自身のGI初勝利と共に、岩田康誠騎手にはレッツゴードンキ(2012.4.6)で制した2015年の第75回桜花賞(GI)以来、浅見秀一調教師にはレジネッタ(2005.5.11)で制した2008年の第68回桜花賞以来となる、GI制覇を贈りました。ただ、その代償が故障とは……。競馬の神様は、時に、競馬者に厳しい現実を突き付けます。まずはレインボーラインの無事を、ただただ、ただただ祈るばかりです。

では、以下にレインボーラインの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

プテイツトアミ 1961.4.29 1勝
|レインボーローズ 1979.4.5 3勝
||セキテイリュウオー 1989.4.30 金杯(GIII) 東京新聞杯(GIII) 天皇賞・秋(GI)2着2回ほか
||レインボーファスト 1992.4.17 不出走
|||エースインザレース 2000.2.9 4勝 兵庫ジュニアグランプリ(統一GIII) 全日本2歳優駿(統一GI)2着ほか
|||レーゲンボーゲン 2002.4.7 1勝
||||アニメイトバイオ 2007.1.30 3勝 ローズS(GII) 秋華賞(GI)2着 阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)2着ほか
|||||パイオニアバイオ 2015.3.3 フローラS(GII)2着
||||ホーマンフリップ 2008.1.13 1勝 ファンタジーS(GIII)2着
||||レインボーライン 2013.4.1 (本馬) 天皇賞・春(GI) 阪神大賞典(GII) アーリントンC(GIII) 菊花賞(GI)2着ほか

仏国生まれのプティットアミを日本の牝系祖とする19号族。レインボーラインの天皇賞・春は、牝系悲願のGI初制覇でもありました。上図で意図的に記載しましたが、大伯父セキテイリュウオーがGI2着2回、伯父エースインザレースが統一GI2着1回、半姉アニメイトバイオがジーワン2着2回、そしてレインボーライン自身もGI2着1回。セキテイリュウオーの1回目の天皇賞・秋2着、1993年の第108回から25年。四半世紀を掛けて成し遂げられた、本当に悲願のGI勝ちでした。こういう牝系をノーザンファームが持たれているところに、企業規模、その裾野の広さを思います。

また、0の理論的な見解を述べると、レインボーラインの最優性先祖は祖母父レインボーアンバー。現役時代に3勝を挙げた同馬は、弥生賞(GII)を勝ち、第50回菊花賞2着、共同通信杯4歳S(現共同通信杯、GIII)2着があります。その父アンバーシャダイが満8歳時の0交配を受けたレインボーアンバー。彼が制した1989年の弥生賞は、泥田のような馬場で行われたレースで、先行2番手から抜け出して、2着ワンダーナルビー(1986.4.4)に1秒7差を着けての大差勝ちでした。そんなレインボーアンバーもまたGI2着にとどまった馬でしたが、ひ孫の代で、一矢報いました。

  

祈ることしか出来ませんけれど、祈りは無意味ではないことを信じて。一生懸命に走りGI初制覇を遂げたレインボーラインが、どうか無事でありますように。そして、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#2018/04/29(日)追記。レインボーラインは「右前肢ハ行」だったということ。重篤な症状に至らず、本当に良かった。ゆっくり休んで、また元気な姿を見せてください。


第157回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について

第157回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ミッキーロケット
(2013.3.3)
[4-n]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ Pivotal ★Caerleon Miswaki
2 チェスナットコート
(2014.5.8)
[18]
2番仔
(流産後)
ハーツクライ クロフネ Miswaki Key to the Mint
3 シホウ
(2011.2.22)
[11]
5番仔
(5連産目)
キングカメハメハ デインヒル ★Caerleon Troy
4 カレンミロティック
(2008.2.22)
[16-d]
4番仔
(3連産目)
ハーツクライ ★A.P.Indy Caerleon Top Ville
5 ヤマカツライデン
(2012.5.5)
[1-b フラストレート系]
2番仔
(2連産目)
シンボリクリスエス ダンスインザダーク ジェイドロバリー コリムスキー
6 ガンコ
(2013.3.12)
[7-f]
3番仔
(4連産目)
ナカヤマフェスタ Singspiel Polish Precedent Mill Reef
7 ピンポン
(2010.4.4)
[13-c]
2番仔
(2連産目)
ハーツクライ ホワイトマズル アンバーシャダイ エルセンタウロ
8 クリンチャー
(2014.3.10)
[1-k]
10番仔
(不受胎後)
ディープスカイ ブライアンズタイム Danzig Kris
9 ソールインパクト
(2012.1.31)
[4-r]
4番仔
(4連産目)
ディープインパクト Exchange Rate Time for a Change Valid Appeal
10 サトノクロニクル
(2014.3.13)
[13-c]
3番仔+
(4連産目+)
ハーツクライ Intikhab ★Caerleon Iron Duke
11 シュヴァルグラン
(2012.3.14)
[12-c]
4番仔
(不受胎後)
ハーツクライ Machiavellian Nureyev Blushing Groom
12 レインボーライン
(2013.4.1)
[19 プテイツトアミ系]
7番仔
(7連産目)
ステイゴールド フレンチデピュティ レインボーアンバー ★ファーストファミリー
13 トウシンモンステラ
(2010.2.13)
[3-o]
7番仔
(7連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ★Baldski Argument
14 アルバート
(2011.2.7)
[19 レデイチヤツター系]
5番仔
(不受胎後)
アドマイヤドン ダンスインザダーク ノーザンテースト ガーサント
15 トーセンバジル
(2012.3.1)
[9-a]
2番仔
(2連産目)
ハービンジャー フジキセキ ノーザンテースト Crafty Prospector
16 スマートレイアー
(2010.5.15)
[4-m]
4番仔
(4連産目)
ディープインパクト ★ホワイトマズル グルームダンサー Spectacular Bid
17 トミケンスラーヴァ
(2010.2.13)
[3-o]
初仔 タイキシャトル デヒア Miswaki Key to Content

今年2018年は昭和の日に行われます。第157回天皇賞・春。

  1. シュヴァルグラン
  2. クリンチャー
  3. レインボーライン
  4. ガンコ
  5. アルバート
  6. スマートレイアー

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の拾陸)-Dylan Thomas(2003.4.23)-

Dylan Thomas 牡 鹿毛 2003.4.23生 愛国・Tower Bloodstock生産 馬主・Sue Magnier and Michael Tabor 愛国・Aidan O’Brien厩舎

Dylan Thomas(2003.4.23)の4代血統表

デインヒル
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.00

Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26 ♀
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral’s Voyage 1959.3.23
Petitioner 1952
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Spring Adieu
鹿毛 1974.5.10
Buckpasser 1963.4.28
Natalma 1957.3.26 ♀
Lagrion
栗毛 1989.3.15
仔受胎時活性値:1.25

Diesis
栗毛 1980.4.23
種付け時活性値:0.00
Sharpen Up
栗毛 1969.3.17
エタン 1961.3.14
Rocchetta 1961
Doubly Sure
鹿毛 1971.5.3
★Reliance 1962.4.11
Soft Angels 1963
Wrap It Up
栗毛 1979.5.3
仔受胎時活性値:0.25
Mount Hagen
栗毛 1971.3.4
種付け時活性値:1.75
★Bold Bidder 1962.3.22
Moonmadness 1963.5.3
Doc Nan
栗毛 1963.4.20
仔受胎時活性値:1.75
Francis S.
栗毛 1957.4.13
種付け時活性値:1.25
Betty W.
栗毛 1957
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Natalma(♀)4×4(父方)、Native Dancer5×5×5、Tom Fool5×5>

Dylan Thomas(2003.4.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★デインヒル
(Danzig系)
★Diesis
(エタン系)
Mount Hagen
(Bold Ruler系)
Francis S.
(Royal Charger系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mount Hagen
(Bois Roussel)
4.50 半姉と半妹が英GI勝ち馬
(No. 9-c)
8番仔?
(前年産駒なし後?)

*

2006年の第141回愛ダービー(GI。カラ芝12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Dylan Thomas 牡3 57.2 Kieren Fallon 2:29.70 A P O’Brien 1
2 6 Gentlewave 牡3 57.2 Johnny Murtagh 3 1/2 A Fabre 3
3 7 Best Alibi 牡3 57.2 Mick Kinane 1 1/2 Sir Michael Stoute 6
4 2 Dragon Dancer 牡3 57.2 Darryll Holland 1 1/2 G Wragg 5
5 12 Darsi 牡3 57.2 Christophe Soumillon 1/2 A De Royer-Dupre 2

*

2006年の第31回愛チャンピオンS(GI。レパーズタウン芝10F)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Dylan Thomas 牡3 57.2 Kieren Fallon 2:02.90 A P O’Brien 1
2 5 Ouija Board 牝5 59 Jamie Spencer クビ Ed Dunlop 2
3 3 Alexander Goldrun 牝5 59 Kevin Manning 2 1/2 J S Bolger 3
4 6 Mustameet 牡5 60.3 Declan McDonogh 1 1/2 Kevin Prendergast 4
5 4 Ace 牡5 60.3 Mick Kinane 2 1/2 A P O’Brien 5

*

2007年の第115回ガネー賞(仏GI。ロンシャン芝2100m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 Dylan Thomas 牡4 58 Christophe Soumillon 2:07.90 A P O’Brien 1
2 6 Irish Wells 牡4 58 Dominique Boeuf 2 F Rohaut 2
3 5 Doctor Dino 牡5 58 Olivier Peslier 3/4 Richard Gibson 6
4 2 Boris De Deauville 牡4 58 Y Barberot アタマ S Wattel 4
5 8 Egerton 牡6 58 Christophe-Patrice Lemaire 6 P Rau 3

*

2007年の第57回”キング・ジョージ”(英GI。アスコット芝12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 Dylan Thomas 牡4 60.3 Johnny Murtagh 2:31.11 A P O’Brien 1
2 7 Youmzain 牡4 60.3 Richard Hughes 4 Mick Channon 6
3 5 Maraahel 牡6 60.3 Richard Hills 3 1/2 Sir Michael Stoute 3
4 1 Laverock 牡5 60.3 Frankie Dettori 1/2 Saeed bin Suroor 5
5 6 Scorpion 牡5 60.3 Mick Kinane 3 A P O’Brien 2

*

2007年の第32回愛チャンピオンS(GI。レパーズタウン芝10F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Dylan Thomas 牡4 60.3 Kieren Fallon 2:02.27 A P O’Brien 1
2 3 Duke Of Marmalade 牡3 57.2 Seamie Heffernan 1 1/2 A P O’Brien 3
3 1 Red Rock Canyon 牡3 57.2 Colm O’Donoghue 2 A P O’Brien 6
4 4 Red Rocks 牡4 60.3 Richard Hughes 2 1/2 Brian Meehan 4
5 2 Maraahel 牡6 60.3 Richard Hills 3 1/2 Sir Michael Stoute 5

*

2007年の第86回凱旋門賞(仏GI。ロンシャン芝2400)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 6 Dylan Thomas 牡4 59.5 Kieren Fallon 2:28.50 A P O’Brien 3
2 4 Youmzain 牡4 59.5 Richard Hughes アタマ Mick Channon 9
3 11 Sagara 牡3 56 Thierry Gillet 1 1/2 J E Pease 7
4 10 Getaway 牡4 59.5 Olivier Peslier 短アタマ A Fabre 8
5 5 Soldier Of Fortune 牡3 56 Johnny Murtagh 1/2 A P O’Brien 2

*

2007年のカルティエ賞年度代表馬、Dylan Thomas。同一年における”キング・ジョージ”と凱旋門賞の勝利は1995年のラムタラ(1992.2.2)以来12年振り、古馬としては1958年のBallymoss(1954)以来49年振りの快挙でした。が、凱旋門賞では、最後の直線で外から切れ込んだ時にインターフェアがあったのではないかと審議になりました。けれど、到達順のとおりにDylan Thomasが優勝。”キング・ジョージ”の4馬身差をアタマ差まで詰めた2着Youmzain(2003.2.20)、彼の「3年連続凱旋門賞2着」という不滅の銀字塔(?)は、このレースから始まりました。

Dylan Thomasは21世紀の欧州強豪馬、そしてエイダン・パトリック・オブライエン調教師の管理馬としては珍しく、2007年の第27回ジャパンカップ(GI)の招待を受託してくれたものの、検疫にパスできず、結局出走できず仕舞い。欧州GI6勝馬の走りを日本のファンの前でも見せて欲しかったものです。

そんなDylan Thomasの代表産駒を示しておきます。以下、代表産駒と共に示すGレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。

  1. Blazing Speed(2009.3.29)
    →クイーンエリザベス2世C(香GI)、香港チャンピオンズ&チャターC(GI)ほか
  2. Nymphea(2009.2.19)
    →ベルリン大賞(独GI)ほか
  3. Tannery(2009.2.22)
    →E.P.テイラーS(加GI)ほか
  4. Pether’s Moon(2010.4.15)
    →コロネーションC(英GI)ほか
  5. Dylan Mouth(2011.3.13)
    →ジョッキークラブ賞(伊GI)、ミラノ大賞(伊GI)、ローマ賞(伊GI)、伊ダービー(GII)ほか
  6. ファイナルスコア(2011.4.5)
    →リディアテシオ賞(伊GI)、伊オークス(GII)
  7. Nightflower(2012.2.17)
    →オイロパ賞(独GI)2回ほか
  8. Ladies First(2012.10.1)
    →オークランドC(新GI)

2頭目に挙げたNympheaは第146代独ダービー(GI)馬Nutan(2012.2.27)の半姉で、ベルリン大賞を制した折の鞍上は、ペーター・シールゲン調教師の実子である当時18歳のデニス・シールゲン氏でしたが、デニス氏は学生を本業とするアマチュア騎手だったのです。欧州GIの歴史の中でも、アマチュア騎手がGIを勝つのは、恐らく、初めてのことだったそうな。また6頭目に挙げたファイナルスコアは、半姉チェリーコレクト(2009.3.4)、チャリティーライン(2010.4.12)に続いて、3姉妹で伊オークス制覇を遂げています。この3姉妹は年子であり、つまり母Holy Moon(2000.4.25)は「3年連続で伊オークス馬の母になる」という離れ業を演じました。なお、チェリーコレクト、チャリティーライン、ファイナルスコアと3姉妹いずれもカタカナ馬名であることからもお分かりのように、3頭共に社台グループによって輸入されています。併せて、7頭目に挙げたNightflower(ナイトフラワー)は、父の無念を晴らすべく、第35回ジャパンカップ第36回ジャパンカップと2年連続で来日してくれました。ちなみに、前述のNymphea&Nutan姉弟とNightflowerは、いとこの間柄です。

2018年現在は、クールモアのナショナルハント用種牡馬として供用されているDylan Thomas。その血筋の良さを、新たな舞台で見せてくれることを期待しましょう。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>

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2018年のクラシック候補生を確認する(其の拾漆)

カツジ 牡 鹿毛 2015.4.27生 新ひだか・岡田スタッド生産 馬主・(株)カナヤマホールディングス 栗東・池添兼雄厩舎

カツジ(2015.4.27)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.2.8
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
メリッサ
鹿毛 2004.4.1
仔受胎時活性値:0.50
ホワイトマズル
鹿毛 1990.3.21
種付け時活性値:1.25
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard 1969.5.10
Navajo Princess 1974.3.31
Fair of the Furze
鹿毛 1982.6.15
Ela-Mana-Mou 1976.2.28
Autocratic 1974.4.22
ストーミーラン
鹿毛 1991.3.1
仔受胎時活性値:1.00
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.75
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ウインドオブサマー
栗毛 1983.5.10
仔受胎時活性値:1.75
ノーザリー
鹿毛 1972.4.29
種付け時活性値:0.50
アイレバース
栗毛 1970.4.10
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer5×5×5>

カツジ(2015.4.27)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
ホワイトマズル
(Lyphard系)
トニービン
(ゼダーン系)
ノーザリー
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トニービン 4.25 母がGIII勝ち馬
(No. 3-l フロリースカツプ系)
4番仔
(4連産目)

2018年の第36回ニュージーランドT(GII)。中山芝1600mで行われた、第23回NHKマイルC(GI)のトライアル。決勝点、内の1番人気ケイアイノーテック(2015.4.7)、外の2番人気カツジ。最後の最後で「アタマ」だけ先んじたのは、道中後方2番手からの競馬を見せたカツジ。母メリッサの第45回北九州記念(GIII)勝ちに続いて、母仔2代のJRA重賞制覇となりました。また、馬主の(株)カナヤマホールディングスは、2015年生まれ世代ではカシアス(2015.3.27)グレイル(2015.3.7)に続いて3頭目の重賞勝ち馬。冴えた馬選びをなされています。

さて、カツジの最優性先祖である祖母父トニービンは、現役時代に15勝を挙げ、その主な勝ち鞍に第67回凱旋門賞(仏GI)、ミラノ大賞(伊GI)2回、共和国大統領賞(伊GI)2回、ジョッキークラブ大賞(伊GI) 、フェデリコテシオ賞(伊GIII)、エリントン賞(伊GIII)とグループレース8勝、うちGI6勝の名馬。種牡馬として日本で供用されると、初年度からGI勝ち馬4頭を輩出し、1994年の日本首位種牡馬に輝くなど、サンデーサイレンス、ブライアンズタイム(1985.5.28)と並び、「平成御三家種牡馬」の一角として、大活躍を見せました。

1988年の第67回凱旋門賞。選手権距離における欧州強豪馬が揃った1983年生まれ世代のトニービン、Mtoto(1983.4.1)による1着、2着。トニービン、伊国調教馬としては第40回を制したMolvedo(1958)以来27年振りの凱旋門賞制覇でした。

そんなトニービンの代表産駒を示しておきます。以下、代表産駒と共に示すGレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。

  1. ウイニングチケット(1990.3.21)
    →東京優駿(GI)、京都新聞杯(GII)、弥生賞(GII)ほか
  2. ベガ(1990.3.8)
    →優駿牝馬(GI)、桜花賞(GI)ほか
  3. ノースフライト(1990.4.12)
    →安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)、マイラーズC(GII)、府中牝馬S(GIII)、阪神牝馬特別(GIII)、京都牝馬特別(GIII)ほか
  4. サクラチトセオー(1990.5.11)
    →天皇賞・秋(GI)、中山記念(GII)、AJCC(GII)、京王杯AH(GIII)ほか
  5. オフサイドトラップ(1991.4.21)
    →天皇賞・秋(GI)、新潟記念(GIII)、七夕賞(GIII)ほか
  6. エアグルーヴ(1993.4.6)
    →天皇賞・秋(GI)、優駿牝馬(GI)、札幌記念(GII)2回、大阪杯(GII)、マーメイドS(GIII)、チューリップ賞(GIII)ほか
  7. ジャングルポケット(1998.5.7)
    →ジャパンカップ(GI)、東京優駿(GI)、共同通信杯(GIII)、札幌3歳S(GIII)ほか
  8. レディパステル(1998.4.26)
    →優駿牝馬(GI)、府中牝馬S(GIII)、中山牝馬S(GIII)ほか
  9. テレグノシス(1999.5.11)
    →NHKマイルC(GI)、毎日王冠(GII)、京王杯スプリングC(GII)ほか

「府中芝でこそ」のトニービン産駒。JRA・GIレースを制した産駒9頭、いずれも東京競馬場でGI勝ちを収めています。

*

サンリヴァル 牡 鹿毛 2015.3.31生 新冠・斉藤安行氏生産 馬主・幅田京子氏 栗東・藤岡健一厩舎

サンリヴァル(2015.3.31)の4代血統表
ルーラーシップ
鹿毛 2007.5.15
種付け時活性値:1.75
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ダイナカール
鹿毛 1980.5.10
★ノーザンテースト 1971.3.15
シヤダイフエザー 1973.2.20
アンフィルージュ
栗毛 2007.5.12
仔受胎時活性値:1.75

アグネスタキオン
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アグネスフローラ
鹿毛 1987.6.18
ロイヤルスキー 1974.5.24
アグネスレデイー 1976.3.25
ウメノファイバー
鹿毛 1996.5.5
仔受胎時活性値:0.50
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
種付け時活性値:1.25
テスコボーイ 1963
アンジエリカ 1970.3.29
ウメノローザ
鹿毛 1986.5.28
仔受胎時活性値:0.25
ノーザンデイクテイター
鹿毛 1974.1.28
種付け時活性値:0.75
ウメノシルバー
芦毛 1979.5.25
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

サンリヴァル(2015.3.31)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ルーラーシップ
(Mr. Prospector系)
アグネスタキオン
(Halo系)
サクラユタカオー
(Princely Gift系)
ノーザンデイクテイター
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ルーラーシップ
(エアグルーヴ)
4.00 祖母が優駿牝馬の勝ち馬
(No. 1-b フラストレート系)
3番仔
(3連産目)

2017年の第34回ホープフルS(GI)4着、年が明けて2018年の弥生賞(GII)4着と中山芝2000mで連続4着の後、やはり中山芝2000mの第78回皐月賞(GI)では巻き返しの2着を見せたサンリヴァル。藤岡健一調教師&佑介騎手の親子コンビの夢も乗せて走るサンリヴァル、その馬名意味は「無敵(仏)」。

では、以下にサンリヴァルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

ウメノローザ 1986.5.28 6勝 グランドチャンピオン2000(大井)
|ウメノファイバー 1996.5.5 4勝 優駿牝馬(GI) 京王杯3歳S(GII) クイーンC(GIII)
||レディーダービー 2002.3.15 0勝
|||ヴェルデグリーン 2008.3.26 7勝 AJCC(GII) オールカマー(GII)
||アンフィルージュ 2007.5.12 3勝
|||サンリヴァル 2015.3.31 (本馬) 芙蓉S(OP) 皐月賞(GI)2着

小岩井の1号族b分枝系、フラストレート系。祖母ウメノファイバーは上図に示したとおり、優駿牝馬、京王杯3歳S(現京王杯2歳S)、クイーンCと東京競馬場の重賞3勝。私の中で「府中巧者」の牝馬と言えば、ウメノファイバーです(^^)

ウメノファイバーが制した第60回優駿牝馬。1番人気のトゥザヴィクトリー(1996.2.22)と武豊騎手が先行策から抜け出した後、大外から強襲した7番人気のウメノファイバーと蛯名正義騎手。鞍下も鞍上もどちらも同級生、東京芝2400m2分26秒9、タイム差なしのハナ差の勝負を制したのは、僅かに外のウメノファイバーと蛯名騎手でした。

私は、 小岩井のフラストレート系の活躍馬は府中のGI(級)レースで強い印象があります。古くはトウメイ(1966.5.17)&テンメイ(1974.4.13)母仔、ホウヨウボーイ(1975.4.15)が3200m時代の天皇賞・秋(現GI)を制しており、平成に入ってからではトロットサンダー(1989.5.10)、そしてウメノファイバー。

サンリヴァル、果たして祖母に続くことが出来ますでしょうか。東京芝2400mの舞台の走りも楽しみにしたいものです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。