2018年のクラシック候補生を確認する(其の弐拾弐)

メイショウテッコン 牡 青鹿毛 2015.4.17生 新ひだか・下屋敷牧場生産 馬主・松本好雄氏 栗東・高橋義忠厩舎

メイショウテッコン(2015.4.17)の4代血統表

マンハッタンカフェ
青鹿毛 1998.3.5
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
サトルチェンジ
黒鹿毛 1988.4.2
Law Society
黒鹿毛 1982.2.16
Alleged 1974.5.4
Bold Bikini 1969.4.11
Santa Luciana
黒鹿毛 1973
★Luciano 1964
Suleika 1954
エーシンベロシティ
黒鹿毛 2005.1.30
仔受胎時活性値:0.25

Lemon Drop Kid
鹿毛 1996.5.26
種付け時活性値:0.00
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Charming Lassie
黒鹿毛 1987.3.6
Seattle Slew 1974.2.15
Lassie Dear 1974.5.2
バーモントガール
鹿毛 1997.5.9
仔受胎時活性値:1.75
ミシエロ
鹿毛 1990.4.7
種付け時活性値:1.50
Conquistador Cielo 1979.3.20
My Inheritance 1982.5.26

Raging Apalachee
黒鹿毛 1988.4.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

★Apalachee
鹿毛 1971.2.8
種付け時活性値:0.00
Fagers Charisma
黒鹿毛 1976.2.25
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5>

メイショウテッコン(2015.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マンハッタンカフェ
(Halo系)
★Lemon Drop Kid
(Mr. Prospector系)
ミシエロ
(Mr. Prospector系)
Apalachee
(Round Table系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ミシエロ
(Nodouble)
4.75 or 2.75 大伯父Artax
(No. 14-a)
2番仔
(不受胎後)

2018年の第67回ラジオNIKKEI賞(GIII)。福島競馬場開場100周年にして、通算200回目の重賞施行になったという記念の一戦。JRAの3歳限定重賞で唯一のハンデ戦を制したのは、出走13頭中トップハンデタイとなる56kgを背負った2番人気馬、メイショウテッコン。道中は掛かりどおしに見えましたが、3番手から抜け出すと、直線で猛追して来た1番人気のフィエールマン(2015.1.20)を半馬身抑えたところが決勝点でした。メイショウテッコン、その馬名意味は「冠名+鉄魂」。今年1月の梅花賞で1着になった際に騎乗された武豊騎手が「気性が若いけど、能力はある」と述べられた素質馬、鉄の魂を持って、秋には第79回菊花賞(GI)の主役を目指すのではないでしょうか。

メイショウテッコンは、上記のとおり「★マンハッタンカフェ×★Lemon Drop Kid×ミシエロ×★Apalachee」という、4代血統構成のうち3系の父がミニモの遺伝を与えているという、0の理論的良馬です。ただ、生まれ日からは母父Lemon Drop Kidが母エーシンベロシティに対しては、2.00を与えているやも知れません。ともあれメイショウテッコン、SS0化、母エーシンベロシティが不受胎後の仔という背景もあり、気になる存在です。

では、以下にメイショウテッコンの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Raging Apalachee 1988.4.19 不出走
|Artax 1995.3.29 7勝 ブリーダーズカップ・スプリント(米GI) ヴォスバーグS(米GI) カーターH(米GI) サンフェリペS(米GII) フォレストヒルズH(米GII) サンタカタリナS(米GIII)ほか
|バーモントガール 1997.5.9 1勝
||エイシンヴァイデン 2002.2.20 4勝 野路菊S(OP) フェニックス賞(OP)
||エーシンベロシティ 2005.1.30 13勝
|||メイショウテッコン 2005.4.17 (本馬) ラジオNIKKEI賞(GIII) 白百合S(OP)

米国から日本で継承されている14号族a分枝系。メイショウテッコンの大伯父Artaxは上図のとおり、米国のGレース6勝、その内GI3勝という名短距離馬で、1999年のエクリプス賞最優秀短距離馬に選出されました。

*

グリム 牡 芦毛 2015.4.28生 新ひだか・服部牧場生産 馬主・(株)カナヤマホールディングス 栗東・野中賢二厩舎

グリム(2015.4.28)の4代血統表
ゼンノロブロイ
黒鹿毛 2000.3.27
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ローミンレイチェル
鹿毛 1990.4.18
マイニング
栗毛 1984.4.4
Mr. Prospector 1970.1.28
I Pass 1978.4.8
One Smart Lady
鹿毛 1984.5.3
Clever Trick 1976.3.10
Pia’s Lady 1971.4.11
ブランシュネージュ
芦毛 2002.5.5
仔受胎時活性値:1.00
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.00
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジエリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
フックライン
芦毛 1993.3.20
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
シャーディー
鹿毛 1986.5.20
種付け時活性値:1.50
★Danzig 1977.2.12
Unfurled 1974.4.3
Hooked Bid
芦毛 1983.3.13
仔受胎時活性値:0.25
Spectacular Bid
芦毛 1976.2.17
種付け時活性値:1.50
バーブスボールド
黒鹿毛 1978.4.27
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

グリム(2015.4.28)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゼンノロブロイ
(Halo系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
シャーディー
(Danzig系)
Spectacular Bid
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ゼンノロブロイ 4.25 or 2.25 曾祖母の仔に豪GI2勝馬
(No. 17-b)
6番仔
(5連産目)

2018年の第10回レパードS(GIII)。気合を付けた逃げで主導権を握った5番人気のグリムと内田博幸騎手。後続を引き連れての逃げで上手く平均ペースを作れたのか、直線で外から10番人気のヒラボクラターシュ(2015.3.16)と福永祐一騎手が脚色良く抜き去るのかと見えたところでグリム、二の脚三の脚を繰り出して最後は「クビ」だけ先んじていました。サスガに青竜S(OP)の勝ち馬、見事な粘り勝ちでした。

グリムの馬主である(株)カナヤマホールディングスは、2015年生まれ世代ではカシアス(2015.3.27)グレイル(2015.3.7)カツジ(2015.4.27)に続いてグリムが4頭目のJRA重賞勝ち馬となりました。他にもシャルルマーニュ(2015.3.1)、シヴァージ(2015.3.27)などがおり、豊作と言える世代です。「黒、緑星散、袖緑縦縞」の勝負服、駿馬たちがターフやダートを駆けています。

では、以下にグリムの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Hooked Bid 1983.3.13 1勝
|カーフィリィ 1992.2.2 2勝
||ホワイトハピネス 1997.4.19 5勝 京都大賞典(GII)3着
|フックライン 1993.3.20 1勝
||ブランシュネージュ 2002.5.5 4勝
|||グリム 2015.4.28 (本馬) レパードS(GIII) 青竜S(OP)
|Miss Marbles 1996.10.28 2勝
||Smile of Desire 2004.10.25 1勝 VRCサラブレッドブリーダーズS(豪GIII)3着
|||Vo Heart 2010.8.29 6勝 BRCシャンペンクラシック(豪GII)
|Magical Miss 1998.9.2 4勝 VRCオークス(豪GI) コーフィールド1000ギニー(豪GI) メムシーS(豪GII)ほか

米国から日本、豪州で継承されている17号族b分枝系。グリムの曾祖母Hooked Bidの仔であるMagical Missは、上図のとおりVRCオークス、コーフィールド1000ギニーと豪州GI2勝の名牝です。なお、グリムの高祖母がバーブスボールドということで、シーキングザパール(1994.4.16)&シーキングザダイヤ(2001.3.1)母仔とも同牝系ですね。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。