2017年10月一覧

第156回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬

キタサンブラック 牡 鹿毛 2012.3.10生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・(有)大野商事 栗東・清水久詞厩舎

キタサンブラック(2012.3.10)の4代血統表
ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
仔受胎時活性値:1.50
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.75
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジェリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50
ジャッジアンジェルーチ
栗毛 1983.2.22
種付け時活性値:1.50
Honest Pleasure 1973.3.28
Victorian Queen 1971.3.24
ティズリー
鹿毛 1981.4.27
仔受胎時活性値:2.00
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.75
Tizna(CHI)
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:0.625

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer5×5×5>

キタサンブラック(2012.3.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブラックタイド
(Halo系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
ジャッジアンジェルーチ
(Bold Ruler系)
◆Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラバクシンオー
(スターハイネス)
5.625 4代母はチリ産で米GI3勝
(No.9-g)
3番仔
(2連産目)

*

第156回天皇賞・秋(GI。東京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 キタサンブラック 牡5 58 武豊 2:08.3    38.5 542
[0]
清水久詞 1
2 2 サトノクラウン 牡5 58 M.デムーロ 2:08.3 クビ 38.6 498
[+10]
堀宣行 2
3 8 レインボーライン 牡4 58 岩田康誠 2:08.7 2 1/2 38.7 452
[+8]
浅見秀一 13
4 4 リアルスティール 牡5 58 V.シュミノー 2:09.5 5 39.5 508
[+2]
矢作芳人 3
5 15 マカヒキ 牡4 58 内田博幸 2:09.5 アタマ 38.6 504
[+2]
友道康夫 9

2017年の第156回天皇賞・秋。連敗はしない。キタサンブラック、現役最強の威信を賭けて、ファンの1番人気に応えて、雨ニモ負ケズ、不良馬場ニモ負ケズ、ゲートに突進しての発馬後手ニモマケズ、同じ2012年3月10日生まれのもう1頭の名馬の追撃を抑えての、天皇賞春秋連覇。積み重ねてGI6勝目。晴雨兼用、速さと強さと、そして逞しさと。キタサンブラック、紛うことなく、日本競馬史上に残る、真の強者の1頭です。先週の第78回菊花賞(GI)を制したキセキ(2014.5.13)もそうでしたが、道悪競馬となった時、強さを見せるのは、結局、1番人気馬。ええ、ファンは良く知っているのでしょう。

キタサンブラックは史上5頭目となる同一年の天皇賞連覇。1988年のタマモクロス(1984.5.23)、1999年のスペシャルウィーク(1995.5.2)、2000年のテイエムオペラオー(1996.3.13)、2007年のメイショウサムソン(2003.3.7)、そして2017年のキタサンブラック。当然のことながら、いずれ違わぬつわもの揃い。時代を彩る名馬にだけ許された天皇賞連覇、キタサンブラックもその名を刻みました。併せて、キタサンブラックは、2016年の第153回、2017年の第155回、そして今回第156回と、天皇賞出走機会3連勝。こちらも凄い。また、鞍上の武豊騎手は、なんと14回目の天皇賞制覇。内訳は春8勝、秋6勝。サスガは平成の盾男、恐れ入谷の鬼子母神です。そしてまた、管理される清水久詞調教師、馬主である(有)大野商事、生産のヤナガワ牧場の3者はいずれも天皇賞・秋初優勝でした。レース直後、北島三郎オーナーの嬉しそうなご様子が映し出されましたが、皆様、おめでとうございました。

キタサンブラック、天皇賞出走機会3連勝の後は、昨年の第36回に続いてのジャパンカップ(GI)連覇となりますでしょうか。ジャパンカップは、名牝ジェンティルドンナ(2009.2.20)第32回第33回の連覇を果たしていますが、男馬で連覇を果たした馬はまだいません。キタサンブラック、1ヶ月後の第37回ジャパンカップでも、防衛王者の矜持を見せてくれることを期待しています。

先週に続いての雨中の決戦、18騎の馬人とその周囲の皆様、本当にお疲れ様でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。


Saxon Warrior(2015.1.26)

Saxon Warrior 牡 鹿毛 2015.1.26生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・Derrick Smith & Mrs John Magnier & Michael Tabor 愛国・A P O’Brien厩舎

Saxon Warrior(2015.1.26)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
メイビー
鹿毛 2009.2.9
仔受胎時活性値:1.25
Galileo
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:0.50
★Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Sumora
鹿毛 2002.2.23
仔受胎時活性値:1.50
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:1.75
★Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Rain Flower
栗毛 1997.5.11
仔受胎時活性値:1.00
Indian Ridge
栗毛 1985.3.22
種付け時活性値:0.75
Rose of Jericho
鹿毛 1984.3.14
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4×5>

Saxon Warrior(2015.1.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Galileo
(Sadler’s Wells系)
デインヒル
(Danzig系)
Indian Ridge
(Clarion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
デインヒル 4.75 母が愛GI勝ち馬
(No. 1-t)
2番仔
(2連産目)

*

2017年の第57回レーシングポストトロフィー(英GI。ドンカスター芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 Saxon Warrior(JPN) 牡2 57.6 Ryan Moore 1:40.12 A P O’Brien 1
2 12 Roaring Lion 牡2 57.6 Oisin Murphy クビ John Gosden 3
3 4 The Pentagon 牡2 57.6 Seamie Heffernan 2 1/2 A P O’Brien 5
4 1 Verbal Dexterity 牡2 57.6 Kevin Manning 3/4 J S Bolger 2
5 10 Gabr 牡2 57.6 Jim Crowley 1 3/4 Sir Michael Stoute 8

2017年の第57回レーシングポストトロフィー。制したのは、日本は北海道の安平・ノーザンファームの生産馬Saxon Warrior。ラスト1ハロンあたりでは外から強襲して来たRoaring Lion(2015.3.11)が完全に前に出たものの、Saxon Warrior、負けじと差し返して決勝点では見事に「クビ」だけ先んじていました。およそ2歳馬離れした恐るべき勝負根性を見せたSaxon Warriorは、これでデビュー以来3戦3勝。このSaxon Warriorによるレーシングポストトロフィー勝利により、管理されるエイダン・パトリック・オブライエン調教師は、2017年の平地GI26勝目。年間通じての平地GI26勝は、故ロバート・フランケル調教師が2003年に打ち立てた平地GI25勝を破る、世界新記録となりました。凄い。

では、以下にSaxon Warriorの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Rose of Jericho 1984.3.14 不出走
|Archway 1988.2.23 3勝 グリーンランズS(愛GIII)ほか
|ドクターデヴィアス 1989.3.10 6勝 英ダービー(GI) 愛チャンピオンS(GI) デューハーストS(英GI) ヴィンテージS(英GIII)ほか
|シンコウキング 1991.4.24 8勝 高松宮杯(GI)ほか
|ローズオブスズカ 1992.4.18 不出走
||ローマンスズカII 1997.4.1 不出走
|||スズカローラン 2002.5.13 4勝
||||スズカデヴィアス 2011.5.8 現役 京都記念(GII)2着 金鯱賞(GII)3着ほか
||スズカフェニックス 2002.3.29 8勝 高松宮記念(GI) 阪神カップ(GII) 東京新聞杯(GIII)ほか
|Royal Court 1993.4.12 3勝 オーモンドS(英GIII)
|Rain Flower 1997.5.11 不出走
||Sumora 2002.2.23 2勝
|||メイビー 2009.2.9 5勝 モイグレアスタッドS(愛GI) デビュータントS(愛GII) シルバーフラッシュS(愛GIII)ほか
||||Saxon Warrior 2015.1.26 (本馬) レーシングポストトロフィー(英GI) ベレスフォードS(愛GII)
|||Promise to Be True 2014.5.18 現役? シルバーフラッシュS
||Dancing Rain 2008.4.24 4勝 英オークス(GI) ディアナ賞(独I) ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS(英GII)

日本に馴染み深い馬たちの名前も見える1号族。Saxon Warrior、近親に英ダービー馬ドクターデヴィアス、英オークス馬Dancing Rainとエプソム芝12F6yの勝ち馬が見えるところに、来春の期待も高まります。

Saxon Warrior、史上初の日本産の英ダービー馬の夢を叶えてくれるでしょうか。本当に楽しみにしたいディープインパクト産駒です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>


第156回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について

第156回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 サクラアンプルール
(2011.3.4)
[13-c]
8番仔
(3連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ノーザンテースト Quadrangle
2 サトノクラウン
(2012.3.10)
[20-c]
5番仔+
(5連産目+)
Marju Rossini Vettori Pursuit of Love
3 ネオリアリズム
(2011.3.22)
[3-l]
11番仔
(空胎後)
ネオユニヴァース Meadowlake In Reality Crozier
4 リアルスティール
(2012.3.1)
[20-a]
3番仔
(3連産目)
ディープインパクト Storm Cat Mr. Prospector Nureyev
5 ヤマカツエース
(2012.3.22)
[2-k]
初仔 キングカメハメハ ★グラスワンダー Tejabo Bold Ruckus
6 ディサイファ
(2009.4.20)
[12-c]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Dubai Millennium Danzig His Majesty
7 キタサンブラック
(2012.3.10)
[9-g]
3番仔
(2連産目)
ブラックタイド サクラバクシンオー ジャッジアンジェルーチ ◆Lyphard
8 レインボーライン
(2013.4.1)
[19 プテイツトアミ系]
7番仔
(7連産目)
ステイゴールド フレンチデピュティ レインボーアンバー ★ファーストファミリー
9 ソウルスターリング
(2014.2.13)
[16-c]
2番仔
(2連産目)
Frankel Monsun Dashing Blade Fioravanti
10 ミッキーロケット
(2013.3.3)
[4-n]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ Pivotal ★Caerleon Miswaki
11 ロードヴァンドール
(2013.5.2)
[12-d]
10番仔
(流産後)
ダイワメジャー Storm Cat Sauce Boat Barbizon
12 ステファノス
(2011.2.13)
[10-a]
初仔 ディープインパクト クロフネ Seeking the Gold Chief’s Crown
13 グレーターロンドン
(2012.5.23)
[22-d]
11番仔
(2連産目)
ディープインパクト ドクターデヴィアス Danzig Damascus
14 サトノアラジン
(2011.2.16)
[16-h]
6番仔+
(2連産目)
ディープインパクト Storm Cat Fappiano Nijinsky
15 マカヒキ
(2013.1.28)
[1-m]
5番仔
(5連産目)
ディープインパクト フレンチデピュティ Rainbow Corner サザンヘイロー
16 カデナ
(2014.3.30)
[16-h]
9番仔
(4連産目)
ディープインパクト フレンチデピュティ Seattle Slew マナード
17 ワンアンドオンリー
(2011.2.23)
[A4]
3番仔
(3連産目)
ハーツクライ タイキシャトル Danzig Mr. Prospector
18 シャケトラ
(2013.3.17)
[4-r]
2番仔+
(2連産目+)
マンハッタンカフェ Singspiel ★Woodman ★Far North

GI馬8頭を始めとして豪華メンバーが揃いました、第156回天皇賞・秋。

  1. キタサンブラック
  2. サトノクラウン
  3. リアルスティール
  4. ネオリアリズム
  5. ソウルスターリング
  6. グレーターロンドン

最後の6頭目を迷いましたが、「同一牝系馬の連動する活躍」を思い、第78代菊花賞(GI)馬キセキ(2014.5.13)の叔父であるグレーターロンドンとしました。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#余談。6頭目に迷った相手はサクラアンプルールでした。懐かしの1995年の第112回天皇賞・秋の勝ち馬サクラチトセオー(1990.5.11)の甥っ子、 伯父が制した折と同じ1枠1番。サクラアンプルールは前走札幌記念(GII)1着時も1枠1番。むぅ、エビショーの勝負騎乗が見られるでしょうか。


カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の拾)-Giant’s Causeway(1997.2.14)-

Giant’s Causeway 牡 栗毛 1997.2.14生 米国・Orpendale & Michael Tabor生産 馬主・Sue Magnier & Michael Tabor 愛国・Aidan O’Brien厩舎

Giant’s Causeway(1997.2.14)の4代血統表
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.25
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
★Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
South Ocean
鹿毛 1967.4.8
New Providence 1956.5.10
Shining Sun 1962.4.9
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat
栗毛 1970.3.30
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952
Crimson Saint
栗毛 1969.3.15
Crimson Satan 1959.5.4
Bolero Rose 1958.3.18
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
仔受胎時活性値:1.25
Rahy
栗毛 1985.2.18
種付け時活性値:1.25
Blushing Groom
栗毛 1974.4.8
Red God 1954.2.15
Runaway Bride 1962
Glorious Song
鹿毛 1976.4.22
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
イメンス
黒鹿毛 1979.3.17
仔受胎時活性値:0.75
Roberto
鹿毛 1969.3.16
種付け時活性値:0.25
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Imsodear
鹿毛 1967.3.16
仔受胎時活性値:0.75
Chieftain
黒鹿毛 1961.4.9
種付け時活性値:1.25
Ironically
栗毛 1960.3.16
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Bold Ruler4×5、Nasrullah5×5、Hail to Reason4×5(母方)>

Giant’s Causeway(1997.2.14)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Storm Cat
(Storm Bird系)
Rahy
(Blushing Groom系)
Roberto
(Hail to Reason系)
Chieftain
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Storm Cat 4.25 母が米Gレース6勝馬
(No. 11)
初仔

*

1999年のサラマンドル賞(仏GI。ロンシャン芝1400m)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Giant’s Causeway 牡2 57 Mick Kinane 1:22.90 A P O’Brien 1
2 1 Race Leader 牡2 57 Thierry Jarnet 2 B W Hills 5
3 3 バチアー 牡2 57 Dominique Boeuf 2 John Gosden 3
4 5 Valentino 牡2 57 Gerald Mosse 1 Peter Chapple-Hyam 4
5 2 Grigorovich 牡2 57 Olivier Peslier 2 1/2 A Fabre 1

*

2000年のセントジェームズパレスS(英GI。アスコット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 Giant’s Causeway 牡3 57.2 Mick Kinane 1:42.61 A P O’Brien 1
2 1 Valentino 牡3 57.2 Gerald Mosse アタマ John Gosden 7
3 2 Medicean 牡3 57.2 Kieren Fallon 3/4 Sir Michael Stoute 7
4 3 Shibboleth 牡3 57.2 T Quinn 1/2 Sir Henry Cecil 2
5 7 Sarafan 牡3 57.2 George Duffield 1/2 Sir Mark Prescott Bt 5

*

第103回エクリプスS(英GI。サンダウン芝10F7y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Giant’s Causeway 牡3 55.3 George Duffield 2:05.32 A P O’Brien 5
2 7 Kalanisi 牡4 60.3 Pat Eddery アタマ Sir Michael Stoute 2
3 6 Shiva(JPN) 牝5 59.0 T Quinn 2 1/2 Sir Henry Cecil 3
4 4 Sakhee 牡3 55.3 Richard Hills 1 1/2 John Dunlop 1
5 8 ファンタスティックライト 牡4 60.3 John Reid 2 Saeed bin Suroor 4

*

2000年のサセックスS(英GI。グッドウッド芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Giant’s Causeway 牡3 57.2 Mick Kinane 1:38.65 A P O’Brien 1
2 8 Dansili 牡4 60.3 Olivier Peslier 3/4 A Fabre 1
3 9 Medicean 牡3 57.2 Johnny Murtagh 1 1/2 Sir Michael Stoute 6
4 2 Golden Silca 牝4 59.0 Craig A Williams 1 1/4 Mick Channon 9
5 1 Aljabr 牡4 60.3 Richard Hills 1 1/4 Saeed bin Suroor 4

*

第29回インターナショナルS(英GI。ヨーク芝10F85y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Giant’s Causeway 牡3 55.8 Mick Kinane 2:09.30 A P O’Brien 1
2 6 Kalanisi 牡4 59.4 Pat Eddery アタマ Sir Michael Stoute 2
3 4 Lear Spear 牡5 59.4 T Quinn 7 David Elsworth 3
4 3 Shoal Creek 牡3 55.8 P J Scallan 1/2 A P O’Brien 6
5 1 Barathea Guest 牡3 55.8 Frankie Dettori 3 1/2 Mick Channon 4

*

第25回愛チャンピオンS(GI。レパーズタウン芝10F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 Giant’s Causeway 牡3 55.8 Mick Kinane 2:03.10 A P O’Brien 1
2 4 Greek Dance 牡5 59.0 Johnny Murtagh 1/2 Sir Michael Stoute 4
3 5 Best of the Bests 牡3 55.8 Frankie Dettori 2 Saeed bin Suroor 2
4 6 Indian Danehill 牡4 59.0 Olivier Peslier 2 A Fabre 3
5 3 Sumitas 牡4 59.0 T Hellier 2 1/2 P Schiergen 5

*

「鉄の馬」Giant’s Causeway。恐るべきタフネスさを見せて、2000年の欧米の短中距離王道路線を突き進み、GI9連戦で5勝2着4回。そのGI9連戦の歩みを辿ると、、、

  1. 2000.5.6 英2000ギニー 2着
  2. 2000.5.27 愛2000ギニー 2着
  3. 2000.6.20 セントジェームズパレスS 1着
  4. 2000.7.8 エクリプスS 1着
  5. 2000.8.2 サセックスS 1着
  6. 2000.8.22 インターナショナルS 1着
  7. 2000.9.9 愛チャンピオンS 1着
  8. 2000.9.23 クイーンエリザベス2世S 2着
  9. 2000.11.4 ブリーダーズカップ・クラシック 2着

……むぅ。最上級と目されるレースを半年間走り続け、ずっと勝ち負け。恐るべしは「鉄の馬」Giant’s Causeway。

そんなGiant’s Causeway、敗れはしましたが、引退レースとなった第17回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)のTiz Now(1997.3.12)との叩き合いは名勝負ですので、動画をアップしておきます。

2頭とも強すぎます^_^;。かたや翌2001年の第18回もハナ差で制して2017年現時点でも史上唯一のブリーダーズカップ・クラシック連覇を果たしたTiz Now、こなた初ダートもいとやせず同い年の強豪を外から追いかけたGiant’s Causeway。勝負根性の塊どうしの叩き合いは、地の利もあってか、わずかにクビだけ地元のTiz Nowに軍配が上がりました。

*

Giant’s Causewayは、大種牡馬Storm Catの後継筆頭として、数多の活躍馬を送り込んでいます。以下、代表産駒と共に示すGIレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。

  1. Shamardal(2002.3.27)
    →ジョッケクルブ賞(仏GI)、仏2000ギニー(GI)、セントジェームズパレスS、デューハーストS(英GI)ほか
  2. Footstepsinthesand(2002.2.15)
    →英2000ギニー(GI)ほか
  3. Aragorn(2002.5.26)
    →エディリードH(米GI)、シューメーカーマイルS(米GI)ほか
  4. Maids Causeway(2002.3.11)
    →コロネーションS(英GI)ほか
  5. My Typhoon(2002.5.7)
    →ダイアナS(米GI)ほか。Urban Sea(1989.2.18)の仔。つまりはGalileo(1998.3.30)、Black Sam Bellamy(1999.4.21)の半妹、Sea The Stars(2006.4.6)の半姉
  6. Carriage Trail(2003.2.15)
    →スピンスターS(米GI)ほか
  7. First Samurai(2003.2.11)
    →ホープフルS(米GI)、シャンペンS(米GI)ほか
  8. Frost Giant(2003.2.22)
    →サバーバンH(米GI)ほか
  9. Heatseeker(2003.1.22)
    →サンタアニタH(米GI)ほか
  10. Red Giant(2004.2.28)
    →クレメント・L.ハーシュ記念ターフチャンピオンシップS(米GI)ほか。クレメント・L・ハーシュ記念ターフチャンピオンシップSは、サンタアニタ芝10Fを1分57秒16の世界レコード駆け
  11. Rite of Passage(2004.3.29)
    →アスコット金杯(英GI)ほか
  12. スウィフトテンパー(2004.4.24)
    →ラフィアンH(米GI)ほか
  13. Ghanaati(2006.3.28)
    →英1000ギニー(GI)、コロネーションSほか
  14. Giant Oak(2006.2.17)
    →ドンH(米GI)、クラークH(米GI)ほか
  15. Intense Focus(2006.2.24)
    →デューハーストSほか
  16. Internallyflawless(2006.1.24)
    →デルマーオークス(米GI)ほか
  17. エイシンアポロン(2007.1.22)
    →マイルCS(GI)、京王杯2歳S(GII)、富士S(GIII)ほか。現在、レックススタッドにて種牡馬繋養中
  18. エスケンデレヤ(2007.2.21)
    →ウッドメモリアルS(米GI)ほか。日本軽種馬協会により購入され、2016年から日本で種牡馬繋養中
  19. Imagining(2008.1.22)
    →マンノウォーS(米GI)ほか
  20. Dalkala(2009.3.24)
    →オペラ賞(仏GI)ほか。Dalkalaの母ダルタヤ(2003.2.10)は社台ファームが繁殖牝馬として輸入
  21. Book Review(2009.5.14)
    →ラブレアS(米GI)ほか
  22. Creative Cause(2009.4.6)
    →ノーフォークS(米GI)ほか
  23. Penelopa(2010.2.8)
    →独オークス(GI)ほか
  24. Take Charge Brandi(2012.2.7)
    →ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)、スターレットS(米GI)ほか
  25. Carpe Diem(2012.2.29)
    →ブルーグラスS(米GI)、ブリーダーズフューチュリティ(米GI)ほか
  26. Brody’s Cause(2013.3.17)
    →ブルーグラスS、ブリーダーズフューチュリティほか

……サスガは2009年、2010年、2012年の北米リーディングサイアーというところです。なお、Giant’s Causewayのブルードメアサイアーとしての代表産駒には、仏1000ギニー(GI)馬Beauty Parlour(2009.2.28)がいます。ええ、ディープインパクト(2002.3.25)産駒として初めて海外グループレースを制した馬ですね。種牡馬ディープインパクトとの相性の良さは、父Storm Cat同様ということでしょうか。

20歳を迎えた2017年もクールモア・アメリカで種付け料75,000ドルという超一線級の種牡馬として活躍中の「鉄の馬」Giant’s Causeway。これからも良い仔を送り続けて欲しいものです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


中島国治氏関連馬(其の拾)-ミスタールマン(1981.4.23)-

ミスタールマン 牡 黒鹿毛 1981.4.23生 新冠・明和牧場生産 馬主・ホースマン 美浦・山岡寿恵次厩舎→山岡浩久厩舎

ミスタールマン(1981.4.23)の4代血統表
インターメゾ
黒鹿毛 1966
種付け時活性値:1.50
Hornbeam
栗毛 1953
Hyperion
栗毛 1930.4.18
Gainsborough 1915.1.24
Selene 1919
Thicket
鹿毛 1947
Nasrullah 1940.3.2
Thorn Wood 1942
Plaza
鹿毛 1958
Persian Gulf
鹿毛 1940
Bahram 1932
Double Life 1926
Wild Success
黒鹿毛 1949
Niccolo Dell’Arca 1938
Lavinia 1933
クレージーキルツ
鹿毛 1970.3.3
仔受胎時活性値:0.50

Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:0.00
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947.5.18
Heather Noble
鹿毛 1964.4.17
仔受胎時活性値:1.25
King of the Tudors
栗毛 1950
種付け時活性値:1.25
Tudor Minstrel 1944.2.16
Glen Line 1942
Maid of Flight
黒鹿毛 1951
仔受胎時活性値:1.00
Count Fleet
黒鹿毛 1940.3.24
種付け時活性値:0.50
Maidoduntreath
黒鹿毛 1939
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Hyperion3×5、Nearco5×4、Nogara(♀)5×5>

ミスタールマン(1981.4.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
インターメゾ
(Hyperion系)
★Northern Dancer
(Nearctic系)
King of the Tudors
(Owen Tudor系)
Count Fleet
(Sundridge系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
インターメゾ 3.50 半兄アツプセツター
(No. 20)
3番仔
(2連産目)

*

[ミスタールマンの主な戦績]

  1. 目黒記念(GII)
  2. AJCC(GII)

通算13戦5勝、3着2回。

*

第99回目黒記念(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 10 ミスタールマン 牡4 54 菅原泰夫 2:34.0    456 山岡寿恵次
2 1 アバンティー 牡6 55 大崎昭一 2:34.3 1.3/4 502 山岡寿恵次
3 5 ロベルスポート 牡4 50 横田吉光 2:34.3 クビ 450 野平好男
4 7 ホッカイペガサス 牡4 53 柴田政人 2:34.3 アタマ 486 野平祐二
5 12 フジノフウウン 牡4 54 増沢末夫 2:34.7 2.1/2 472 栗田博憲

1985年の第99回目黒記念。日本中央競馬会で開催されるレースのうち、現存する最古の重賞競走かつ最古のハンデキャップ競走、目黒記念。そんな目黒記念に強い故・中島国治氏の配合馬。第91回のカツラノハイセイコ(1976.5.13)、第94回のカミノスミレ(1978.4.30)、第98回のダイセキテイ(1979.4.1)、そして第99回のミスタールマンと、知り得る限りで4頭が勝ち馬となっています。このミスタールマンが勝った第99回は、2着にも氏の配合馬アバンティー(1979.6.15)が入りました。つまりは、明和牧場生産馬かつ山岡寿恵次厩舎のワンツーフィニッシュでした。

*

ミスタールマンの最優先先祖と判断した父インターメゾは、現役時代に3勝を挙げ、第193回英セントレジャー(現GI)を制しています。

そんなインターメゾの代表産駒には、

  1. グリーングラス(1973.4.5)
    →天皇賞・春(現GI)、菊花賞(現GI)、有馬記念(現GI)、日本経済賞(現日経賞、GII)、AJCC(現GII)ほか
  2. タカラテンリュウ(1979.5.9)
    →毎日王冠(現GII)、ダイヤモンドS(現GIII)、東京新聞杯(現GIII)
  3. ミスタールマン
    →本稿の紹介馬
  4. カールスバツト(1974.4.15)
    →京王杯AH(現京成杯AH、GIII)
  5. オーゴンタケル(1978.3.21)
    →小倉記念(GIII)

等がいます。代表産駒の筆頭は、青森の名門・諏訪牧場が送り込んだ「TTGの一角」グリーングラス。グリーングラスも、実は中島氏の推奨馬だったそうな(参考WEB)。

インターメゾは自身の成績も長距離砲ならば、種牡馬成績も長距離砲、そして母の父としての成績も長距離砲です。インターメゾのブルードメアサイアーとしての著名な産駒には、

  1. サクラスターオー(1984.5.2)
    →皐月賞(GI)、菊花賞、弥生賞(GII)
  2. スーパークリーク(1985.5.27)
    →天皇賞・春、天皇賞・秋(GI)、菊花賞、大阪杯(当時GII、現GI)、京都大賞典(GII)2回ほか

という2頭の菊花賞馬がいます。

グリーングラス、サクラスターオー、スーパークリークとインターメゾの血を持つ3頭の菊花賞馬の名前を出して、血統を調べ始めた時分を懐かしく感じると共に、Hampton(1872)の流れを汲む血統を持つ馬は淀の舞台が良く似合うと、ずっと思っている自分がいます。

最後に。0の理論からはまったく離れますが、インターメゾのアルファベット綴りは「Intermezzo」。その綴りからは、本来は独語読みの「インテルメッツォ」か、伊語読みの「インテルメッゾ」が適当だったのでは、と思ってしまいます。「間奏曲」を意味するその馬名、オペラ歌手であった中島氏にとっても、重用したいと思わせる種牡馬だったのではないでしょうか。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>

……世の中には恐ろしいWEB資源があるものですね^_^;