2017年09月一覧

カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の玖)-Daylami(1994.4.20)-

Daylami 牡 芦毛 1994.4.20生 愛国・His Highness The Aga Khan’s Studs S C生産 馬主・H H Aga Khan→Godolphin 仏国・Alain de Royer-Dupre→UAE・Saeed bin Suroor厩舎

Daylami(1994.4.20)の4代血統表

Doyoun
鹿毛 1985.3.8
種付け時活性値:0.00

Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
Milan Mill
鹿毛 1962.2.10
Princequillo 1940
Virginia Water 1953.4.18
Dumka
黒鹿毛 1971
Kashmir
黒鹿毛 1963
Tudor Melody 1956
Queen of Speed 1950
Faizebad
黒鹿毛 1962.2.24
Prince Taj 1954
Floralie 1954
Daltawa
芦毛 1989.4.23
仔受胎時活性値:1.00
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:0.50
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Hopespringseternal
栗毛 1971.5.27
Buckpasser 1963.4.28
Rose Bower 1958.3.24
Damana
芦毛 1981.4.2
仔受胎時活性値:1.75
クリスタルパレス
芦毛 1974.3.25
種付け時活性値:1.50
Caro 1967.4.11
Hermieres 1958.4.10
Denia
栗毛 1973.4.19
仔受胎時活性値:1.75
Crepello
栗毛 1954
種付け時活性値:0.50
Rose Ness
鹿毛 1965
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Princequillo4×5>

Daylami(1994.4.20)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★Doyoun
(Mill Reef系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
クリスタルパレス
(フォルティノ系)
Crepello
(Blenheim系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
クリスタルパレス
(Ranavalo)
6.25 半弟Dalakhani
(No. 9-e)
初仔

*

1997年の仏2000ギニー(GI。ロンシャン芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Daylami 牡3 58 Gerald Mosse 1:42.60 A De Royer-Dupre 3
2 7 Loup Sauvage 牡3 58 Olivier Peslier 2 A Fabre 4
3 3 Visionary 牡3 58 Thierry Jarnet 2 1/2 A Fabre 5
4 2 Yalaietanee 牡3 58 T Quinn 3/4 Sir Michael Stoute 1
5 1 Fantastic Fellow 牡3 58 John Reid 3 Clive Brittain 6

*

1998年のエクリプスS(英GI。サンダウン芝10F7y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 Daylami 牡4 60.3 Frankie Dettori 2:06.82 Saeed bin Suroor 1
2 7 Faithful Son せん4 60.3 John Reid 1/2 Saeed bin Suroor 3
3 1 Central Park 牡3 55.3 Daragh O’Donohoe 6 Saeed bin Suroor 6
4 6 Insatiable 牡5 60.3 Mick Kinane 1/2 Sir Michael Stoute 2
5 2 Poteen 牡4 60.3 W R Swinburn 3/4 Luca Cumani 5

*

1998年のマンノウォーS(米GI。ベルモントパーク芝11F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Daylami 牡4 57.2 J D Bailey 2:13.18 Saeed bin Suroor 1
2 5 Buck’s Boy せん5 57.2 Earlie Fires 1 1/4 P Noel Hickey 3
3 4 Indy Vidual 牡4 57.2 R Migliore 2 3/4 John C Kimmel 5
4 3 Lazy Lode 牡4 57.2 Kent J Desormeaux アタマ Wallace Dollase 6
5 9 Honor Glide 牡4 57.2 J Santos 4 P Vestal 8

*

1999年のコロネーションC(エプソム芝12F10y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 Daylami 牡5 57.2 Frankie Dettori 2:40.26 Saeed bin Suroor 3
2 2 Royal Anthem 牡4 57.2 Kieren Fallon 3/4 Sir Henry Cecil 1
3 7 Dream Well 牡4 57.2 C Asmussen 1/2 P Bary 2
4 5 Silver Patriarch 牡5 57.2 Pat Eddery 1 John Dunlop 3
5 1 Borgia 牝5 55.8 Olivier Peslier 1 1/4 A Fabre 7

*

第49回”キング・ジョージ”(英GI。アスコット芝12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Daylami 牡5 60.3 Frankie Dettori 2:29.35 Saeed bin Suroor 2
2 7 Nedawi 牡4 60.3 Gary Stevens 5 Saeed bin Suroor 4
3 4 Fruits Of Love 牡4 60.3 Olivier Peslier 1/2 Mark Johnston 3
4 3 Silver Patriarch 牡5 60.3 T Quinn 2 1/2 John Dunlop 6
5 8 Sunshine Street 牡4 60.3 Johnny Murtagh 1 1/2 Noel Meade 8

*

1999年の愛チャンピオンS(GI。レパーズタウン芝10F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Daylami 牡5 59.0 Frankie Dettori 2:08.40 Saeed bin Suroor 2
2 8 Dazzling Park 牝3 54.4 Kevin Manning 9 J S Bolger 4
3 6 Dream Well 牡4 59.0 C Asmussen 2 1/2 P Bary 3
4 5 Sunshine Street 牡4 59.0 Eddie Ahern 1/2 Noel Meade 6
5 3 Royal Anthem 牡4 59.0 Gary Stevens 1 1/2 Sir Henry Cecil 1

*

第16回ブリーダーズカップ・ターフ(米GI。ガルフストリームパーク芝12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 3 Daylami 牡5 57.2 Frankie Dettori 2:24.73 Saeed bin Suroor 1
2 2 Royal Anthem 牡4 57.2 Gary Stevens 2 1/2 William Mott 5
3 5 Buck’s Boy せん6 57.2 G K Gomez 2 P Noel Hickey 3
4 12 Yagli 牡6 57.2 J D Bailey 1 1/4 William Mott 4
5 1 Dream Well 牡4 57.2 C Asmussen 3 1/2 P Bary 6

*

1997年の春は、0の理論的良馬が日本のGIレースで次々と勝利を収めていたこともあり、海外のGIレースである仏2000ギニーでも0の理論的良馬が勝利を収めたということで、Daylamiに注目したのを思い出します。月刊「優駿」における、故・石川ワタルさんの海外競馬ニュースで報じられている、小さな記事ではありましたが。

1997年の3歳時にGI1勝(仏2000ギニー)、1998年の4歳時にGI2勝(エクリプスS、マンノウォーS)、そして1999年の5歳時にGI4勝(コロネーションC、”キング・ジョージ”、愛チャンピオンS、ブリーダーズカップ・ターフ)と、齢と白さを重ねる毎に強さを増して行った、Daylami。種牡馬ビジネスの観点から、活躍馬は早期引退が目立つ欧州馬としては珍しく5歳まで走り切り、そして確かに5歳時が絶頂でした。↑で示した”キング・ジョージ”と愛チャンピオンSの勝ちっぷりは、まさに圧巻。1990年代のインターナショナル・クラシフィケーション(現ロンジン・ワールド・ベストレースホース・ランキング)では、Daylamiが5歳時に叩き出した「135」が、欧州古馬の最高値でした。

#余談。1990年代に欧州で走った古馬勢で、インターナショナル・クラシフィケーションにおいてDaylamiに続く「134」の数値を得たのが、ピルサドスキー(1992.4.23)エルコンドルパサー(1995.3.17)。改めて、メチャ強い馬たちでした。

芦毛の大柄な馬体とロイヤルブルーの勝負服が緑のターフに映えて、Daylami。1999年のカルティエ賞年度代表馬は、忘れ難き、20世紀末の欧州の名馬です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>


中島国治氏関連馬(其の玖)-ダイセキテイ(1979.4.1)-

ダイセキテイ 牡 鹿毛 1979.4.1生 青森・タケミファーム生産 馬主・(株)新元観光 美浦・藤原敏文厩舎

ダイセキテイ(1979.4.1)の4代血統表
ハードツービート
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.25
ハーデイカヌート
青鹿毛 1962
ハードリドン
黒鹿毛 1955
Hard Sauce 1948
Toute Belle 1947
Harvest Maid
鹿毛 1949
▲Umidwar 1931
Hay Fell 1938
Virtuous
鹿毛 1962
Above Suspicion
鹿毛 1956
Court Martial 1942
Above Board 1947
Rose of India
鹿毛 1955
Tulyar 1949
Eastern Grandeur 1945
クリチハヤノニ
黒鹿毛 1972.4.6
仔受胎時活性値:1.50
レベルコ
黒鹿毛 1964
種付け時活性値:1.75
Tanerko
黒鹿毛 1953.5.3
Tantieme 1947
La Divine 1943
Relance
栗毛 1952
Relic 1945
Polaire 1947
クリチハヤ
栗毛 1967.5.25
仔受胎時活性値:1.00
バルビエリ
栗毛 1961
種付け時活性値:1.25
La Varende 1949
Naurica 1954
クリマサル
栗毛 1960.3.17
仔受胎時活性値:1.50
クリノハナ
栗毛 1949.5.18
種付け時活性値:0.50
クリホマレ
栃栗毛 1953.3.31
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

ダイセキテイ(1979.4.1)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハードツービート
(Pharis系)
レベルコ
(Teddy系)
バルビエリ
(St. Simon系)
クリノハナ
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
レベルコ
(Man o’ War)
5.50
(No. 1-b セレタ系)
3番仔
(前年産駒なし後)

*

[ダイセキテイの主な戦績]

  1. 目黒記念(GII)、ダイヤモンドS(GIII)
  2. 日経賞(GII)

通算20戦5勝、2着2回。

*

第34回ダイヤモンドS(GIII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 6 ダイセキテイ 牡5 51 小林常泰 3:21.8    512 藤原敏文
2 7 カミノスミレ 牝6 56 加賀武見 3:21.8 ハナ 438 中村広
3 4 アラナスゼット 牡8 56.5 増沢末夫 3:22.4 3.1/2 452 森安弘昭
4 3 アメリカンサム 牡6 54 菅野昭夫 3:22.8 2.1/2 506 富田六郎
5 1 ダイカツキング 牡4 52 的場均 3:22.8 ハナ 434 柄崎義信

1984年の第34回ダイヤモンドS。「ダイヤモンドは4月の誕生石なのに、なんで冬に行われるの?」と、競馬を見始めた時に不思議に思ったものです。そんなダイヤモンドSが、4月開催から1月から2月の開催に移行した最初の回が、日本中央競馬会でグレード制が導入された初年である1984年。これまた懐かしの施行距離である中山芝3200mの一戦、ハナ差の決着を見せたのは、青森県のタケミファームを故郷に持つ2頭。ダイセキテイとカミノスミレ(1978.4.30)

#余談。中山芝3200mといえば、私が競馬を見始めた頃は、ブラッドストーンSがまだ中山芝3200mで行われていました。オープン特別の芝3200m戦なんて、現在では絶対に行われないですね……。そんなブラッドストーンSも、いまや中山ダート1200mの準オープン。中山芝3200m、中山芝2200m、中山芝1600m、そして中山ダート1200m。あまりに慌ただしい施行条件の変遷ですが、たった1回ずつだった中山芝2200mの勝ち馬がエルウェーウィン(1990.2.24)、中山芝1600mの勝ち馬がブラックホーク(1994.5.14)でした。

*

第98回目黒記念(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 8 ダイセキテイ 牡5 53 小林常泰 2:36.2    508 藤原敏文
2 10 ウィンディシャダイ 牡4 54 加藤和宏 2:37.0 5 450 二本柳俊夫
3 2 ウエスタンジェット 牡7 57 大崎昭一 2:37.2 1.1/4 456 柴田欣也
4 7 ダイナカール 牝4 56 安田富男 2:37.5 2 450 高橋英夫
5 3 エイティトウショウ 牝6 56 中島啓之 2:37.5 アタマ 504 奥平真治

1984年の第98回目黒記念。前走ダイヤモンドSを制し、勢いに乗って臨んだ東京芝2500mのハンデGII。目黒記念といえば、オールドファンにとっては、春と秋に1回ずつ行われる重賞として知られていましたが、グレード制の導入に伴い、年1回に改められました。その初回を制したのが、ダイセキテイ。軽ハンデ53キロも利して、ハンデ上位馬たちを尻目に、決勝点では2着のウィンディシャダイ(1980.1.25)に5馬身差を着けていました。

*

ダイセキテイについては、「血とコンプレックス」における、”形”の項目で名前が出て来たことを思い出します。

また、ハードツービートの仔で、目黒記念、ダイヤモンドSを勝ち唯一のステークス・ウイナーとなったダイセキテイという馬がいるが、これは私が配合した馬で、ハードツービートが0.25のときの種付けであった。やはりハードツービートの”形”は受け継いでいない。

-KKベストセラーズ、中島国治著「血とコンプレックス」、P278より引用-

唯一のステークス・ウイナーというのは誤りですが、それはさておき、4世代の父のうち、種付け時活性値が最も高い「1.75」の最優性先祖が母父レベルコで、”形”の対象はMan o’ War(1917.3.29)と判断しました。Match(1958)、Relko(1960)、Reliance(1962.4.11)という1960年代の名馬3頭の弟であるレベルコは英国産ですが、母父に米国産のRelic(1945)を持ち、Relic経由で米国の至宝Man o’ Warの”形”を受けた、というところです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


Winx(2011.9.14)+α

Winx 牝 鹿毛 2011.9.14生 豪州・Fairway Thoroughbreds生産 馬主・Magic Bloodstock Racing, R G Treweeke & Mrs D N Kepitis 豪州・Chris Waller厩舎

Winx(2011.9.14)の4代血統表
Street Cry(IRE)
黒鹿毛 1998.3.11
種付け時活性値:1.125
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Coup de Folie
鹿毛 1982.4.2
Halo 1969.2.7
Raise the Standard 1978.3.31
Helen Street
鹿毛 1982.4.4
Troy
鹿毛 1976.3.25
Petingo 1965
La Milo 1963
Waterway
栗毛 1976.4.21
Riverman 1969
Boulevard 1968
Vegas Showgirl(AUS)
鹿毛 2002.10.6
仔受胎時活性値:2.00
Al Akbar(AUS)
鹿毛 1990.11.7
種付け時活性値:0.75
Success Express
鹿毛 1985.2.25
Hold Your Peace 1969.1.24
Au Printemps 1979.4.21
Gala Night
鹿毛 1984.2.28
Blakeney 1966.3.28
Debutante 1974
Vegas Magic(AUS)
鹿毛 1985.11.11
仔受胎時活性値:2.00
Voodoo Rhythm(USA)
鹿毛 1977.3.31
種付け時活性値:1.875
Northern Dancer 1961.5.27
Obeah 1965.4.15
Vegas Street(NZ)
芦毛 1976
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Sovereign Edition(IRE)
芦毛 1962
種付け時活性値:1.375
Vegas(NZ)
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Natalma(♀)5×5>

Winx(2011.9.14)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Street Cry
(Mr. Prospector系)
Al Akbar
(Prince John系)
Voodoo Rhythm
(Northern Dancer系)
Sovereign Edition
(Grey Sovereign系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Voodoo Rhythm 7.50 or 5.50 半弟が豪GIII勝ち馬
(No. 5-b)
2番仔
(2連産目)

*

ウィンクスついに20連勝の大台、驚異の末脚で13度目のG1制覇 | JRA-VAN Ver.World

なんやよう分かりませんけれど、Street Cryの超絶牝駒はめっちゃ連勝するみたいですね^_^;。ギネスビール好きで知られたZenyatta(2004.4.1)はデビューから19連勝、そうしてWinxは11戦目から20連勝。共に素晴らしいスーパーメアです。

*

Zenyatta 牝 黒鹿毛 2004.4.1生 米国・Maverick Production, Limited生産 馬主・Moss, Mr. and Mrs. Jerome S. 米国・John A. Shirreffs厩舎

Zenyatta(2004.4.1)の4代血統表
Street Cry(IRE)
黒鹿毛 1998.3.11
種付け時活性値:1.25
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Coup de Folie
鹿毛 1982.4.2
Halo 1969.2.7
Raise the Standard 1978.3.31
Helen Street
鹿毛 1982.4.4
Troy
鹿毛 1976.3.25
Petingo 1965
La Milo 1963
Waterway
栗毛 1976.4.21
Riverman 1969
Boulevard 1968
Vertigineux(USA)
黒鹿毛 1995.3.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Kris S.(USA)
黒鹿毛 1977.4.25
種付け時活性値:0.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Sharp Queen
鹿毛 1965.4.9
★Princequillo 1940
Bridgework 1955.5.6
For the Flag(USA)
鹿毛 1978.3.27
仔受胎時活性値:2.00
Forli(ARG)
栗毛 1963.8.10
種付け時活性値:1.375
Aristophanes 1948
Trevisa 1951
In the Offing(USA)
鹿毛 1973
仔受胎時活性値:1.00
Hoist the Flag(USA)
鹿毛 1968.3.31
種付け時活性値:1.00
Mrs. Peterkin(USA)
鹿毛 1965.5.21
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×4、Hoist the Flag5×4、Nashua5×5>

Zenyatta(2004.4.1)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Street Cry
(Mr. Prospector系)
Kris S.
(Roberto系)
Forli
(Hyperion系)
Hoist the Flag
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Street Cry 6.75 or 4.75 半姉も米GI3勝の名牝
(No. 4-r)
3番仔
(3連産目)

*

*

WinxとZenyatta。2頭並べて紹介してみますと、0の理論的には「ボトムラインの料的遺伝値の受け渡しに2.00(0.00)が2回以上現れる」という共通点が見られます。連戦に耐えうるタフさの源泉を垣間見る思いです。

また、両馬ともに4代血統構成のうち、祖母父の活性値が最高値となっています。両馬の血統的特徴にもつながりますが、南北両半球の血がミックスされているため、活性値計算に0.125の加減が見られます。Winxはそのまま祖母父Voodoo Rhythmを最優性先祖と判断しましたけれど、Zenyattaの最優性先祖は父Street Cryと判断しました。

Winxの最優性先祖である祖母父Voodoo Rhythmは、現役時代に4勝を挙げたもののアローワンス競走勝ちに留まり、獲得賞金は64,900ドルというマイナー成績に終わりました。Voodoo Rhythmの母系は優秀で、半妹Go for Wand(1987.4.6)は第6回ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)、アラバマS(米GI)、アシュランドS(米GI)、テストS(米GI)、ベルデイムS(米GI)、マザーグースS(当時米GI)、マスケットS(当時米GI)と米GI7勝の超名牝でしたが、満3歳秋の第7回ブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)で惜しくも落命しました。なお、マスケットSはゴーフォーワンドHに改称され現在は米GIIIです。また、全兄Dance Spell(1973.3.29)はジェロームH(当時米GII)、サラナクS(当時米GII)とGレース2勝で日本ではエンドスウィープ(1991.5.31)の母父として知られており、全妹Discorama(1978.4.10)はガゼルH(米GII)の勝ち馬です。なお、Voodoo Rhythmは種牡馬としてヴィクトリアダービー(豪GI)馬Raveneaux(1983.10.23)を輩出しました。ダービー馬の父になったのは、サスガの血筋の良さというところでしょうか。

Zenyattaの最優性先祖にして父であるStreet Cryは、現役時代に5勝を挙げ、その主な勝ち鞍に第7回ドバイワールドカップ(UAE・GI)、スティーブンフォスターH(米GI)、マクトゥームチャレンジラウンド3(当時UAE・GII)とGレース3勝。母に第91回愛オークス(GI)勝ち馬Helen Streetを持つStreet Cryは、種牡馬としても遺憾無く能力を発揮し、

  1. ストリートセンス(2004.2.23)
    →ケンタッキーダービー(米GI)、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)、トラヴァーズS(米GI)ほか
  2. Zenyatta(2004.4.1)
    →本稿の紹介馬の1頭。 ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、ブリーダーズカップ・レディーズクラシック(米GI)、アップルブロッサムH(米GI)2回、サンタマルガリータH(米GI)、ヴァニティH(米GI)3回、クレメント・L・ハーシュS(米GI)2回、レディーズシークレットS(米GI)3回ほか
  3. Street Boss(2004.3.31)
    →ビングクロスビーH(米GI)、トリプルベンド招待H(米GI)ほか
  4. Majestic Roi(2004.4.13)
    →サンチャリオットS(英GI)ほか
  5. Shocking(2005.9.23)
    →メルボルンカップ(豪GI)、オーストラリアンカップ(豪GI)ほか
  6. Whobegotyou(2005.8.19)
    →コーフィールドギニー(豪GI)、コーフィールドS(豪GI)ほか。母Temple of Peace(1998.3.8)は浦河産馬
  7. Seventh Street(2005.3.23)
    →アップルブロッサムH、ゴーフォーワンドH(当時米GI)ほか
  8. Cry and Catch Me(2005.2.24)
    →オークリーフS(米GI)
  9. Victor’s Cry(2005.3.23)
    →シューメーカーマイルS(米GI)ほか
  10. Here Comes Ben(2006.4.18)
    →フォアゴーS(米GI)
  11. Street Hero(2006.2.21)
    →ノーフォークS(米GI)ほか
  12. Lyric of Light(2009.3.1)
    →フィリーズマイル(英GI)ほか
  13. Long John(2010.10.15)
    →コーフィールドギニーほか
  14. Winx(2011.9.14)
    →本稿の紹介馬の1頭。クイーンエリザベスS(豪GI)、コックスプレート(豪GI)2回、ドンカスターH(豪GI)、エプソムH(豪GI)、コーフィールドS、ジョージメインS(豪GI)2回、チッピングノートンS(豪GI)2回、クイーンズランドオークス(豪GI)、ジョージライダーS(豪GI)2回ほか
  15. New Year’s Day(2011.4.22)
    →ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル
  16. Heavens Above(2011.8.12)
    →クールモアクラシック(豪GI)ほか
  17. Pride of Dubai(2012.9.7)
    →ブルーダイヤモンドS(豪GI)、サイアーズプロデュースS(豪GI)ほか
  18. Stay With Me(2012.9.24)
    →コーフィールド1000ギニー(豪GI)ほか

等を始めとして、多数の活躍馬を送り込みました。むぅ、WinxとZenyatta、共にGI13勝の物凄さよ。

*

Winxにはさらなる連勝の期待が掛かります。豪州の名牝の未来に幸多からんことを。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。


年度代表馬の同期生を辿る(其の弐拾陸)-ヒシミラクル(1999.3.31)-

ヒシミラクル 牡 芦毛 1999.3.31生 三石・大塚牧場生産 馬主・阿部雅一郎氏 栗東・佐山優厩舎

ヒシミラクル(1999.3.31)の4代血統表
サツカーボーイ
栃栗毛 1985.4.28
種付け時活性値:1.25
デイクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus
鹿毛 1960.2.28
Fine Top 1949
Sanelta 1954
Doronic
栗毛 1960.3.25
Worden 1949
Dulzetta 1954.2.9
ダイナサツシユ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
ロイヤルサツシユ
鹿毛 1966
Princely Gift 1951
Sash of Honour 1957
シュンサクヨシコ
芦毛 1992.4.15
仔受胎時活性値:1.50
シエイデイハイツ
鹿毛 1984.5.17
種付け時活性値:1.75
★Shirley Heights
鹿毛 1975.3.1
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Vaguely
栗毛 1974
Bold Lad 1964
Vaguely Mine 1969
シユンサクレデイ
芦毛 1979.3.3
仔受胎時活性値:1.00
ラナーク
芦毛 1963
種付け時活性値:1.75
Grey Sovereign 1948
Vermilion O’Toole 1952
ムーンフイニツクス
黒鹿毛 1970.4.26
仔受胎時活性値:2.00
フイダルゴ
鹿毛 1956
種付け時活性値:1.25
ミチアサ
黒鹿毛 1960.3.29
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5>

ヒシミラクル(1999.3.31)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サツカーボーイ
(Fine Top系)
シエイデイハイツ
(Mill Reef系)
ラナーク
(Grey Sovereign系)
フイダルゴ
(Nearco系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
シエイデイハイツ 4.75 オサイチジョージと同牝系
(No. 16-c ヘレンサーフ系)
3番仔
(3連産目)

*

第63回菊花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 ヒシミラクル 牡3 57 角田晃一 3:05.9    35.2 460
[+4]
佐山優 10
2 7 ファストタテヤマ 牡3 57 安田康彦 3:05.9 ハナ 34.8 448
[+10]
安田伊佐夫 16
3 14 メガスターダム 牡3 57 松永幹夫 3:06.0 1/2 35.4 498
[+2]
山本正司 3
4 3 アドマイヤドン 牡3 57 藤田伸二 3:06.4 2.1/2 35.6 456
[-4]
松田博資 5
5 16 バランスオブゲーム 牡3 57 田中勝春 3:06.5 クビ 35.7 454
[-4]
宗像義忠 6

2002年の第63回菊花賞。スタート直後に1番人気の第62代皐月賞(GI)馬ノーリーズン(1999.6.4)が落馬競走中止という波乱の幕開けとなった一戦。波乱は大波乱を呼び、最後は10番人気のヒシミラクルと16番人気のファストタテヤマ(1999.5.30)の決着。ヒシミラクル、道中は後方14番手、淀の勝負どころである坂の下りで7番手あたりまで進出すると、直線の入り口ではメガスターダム(1999.4.2)と共に先頭。メガスターダムとの追い比べでは脚色が勝ったヒシミラクル、決勝点では淀重賞2勝のファストタテヤマの猛追を「ハナ」だけ退けて、見事に第63代菊花賞馬に輝きました。

「秋に昇るHampton系」らしさを見せた、ヒシミラクル。サツカーボーイ産駒として、ナリタトップロード(1996.4.4)、ティコティコタック(1997.3.11)に続く、秋の淀の3歳限定GI勝ち馬となりました。

*

第127回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 ヒシミラクル 牡4 58 角田晃一 3:17.0    35.6 454
[-4]
佐山優 7
2 14 サンライズジェガー 牡5 58 後藤浩輝 3:17.1 1/2 35.4 470
[+2]
福永甲 8
3 12 ダイタクバートラム 牡5 58 武豊 3:17.1 クビ 35.6 506
[0]
橋口弘次郎 1
4 4 ツルマルボーイ 牡5 58 横山典弘 3:17.3 1.1/4 35.7 460
[-10]
橋口弘次郎 2
5 7 ダンツフレーム 牡5 58 藤田伸二 3:17.3 アタマ 36.0 510
[0]
山内研二 9

2003年の第127回天皇賞・春。阪神大賞典(GII)12着、大阪杯(当時GII、現GI)7着と、年明けの2戦も凡走を見せたヒシミラクルでしたが、大一番で見事に巻き返しました。この勝負強さが、サスガに菊花賞馬の底力。

この2003年の第127回天皇賞・春は、思い出のある天皇賞・春でして、予想が◎ヒシミラクル、△サンライズジェガー(1998.5.19)、○ダイタクバートラム(1998.4.2)でしたから、良い予想だったのです。が、当日は仕事があり、馬券は買えず(笑)。ヒシミラクルを本命にしていたのは、もちろん菊花賞馬ということもありましたが、大阪杯の追い込みの脚色が良く、印象が強く残ったのでした。

*

第44回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 ヒシミラクル 牡4 58 角田晃一 2:12.0    36.0 454
[0]
佐山優 6
2 9 ツルマルボーイ 牡5 58 横山典弘 2:12.0 クビ 35.6 458
[0]
橋口弘次郎 8
3 16 タップダンスシチー 牡6 58 佐藤哲三 2:12.2 1.1/2 37.0 500
[-2]
佐々木晶三 4
4 6 ネオユニヴァース 牡3 53 M.デムーロ 2:12.3 クビ 36.1 490
[+4]
瀬戸口勉 2
5 5 シンボリクリスエス 牡4 58 K.デザーモ 2:12.3 クビ 37.0 524
[-4]
藤沢和雄 1

2003年の第44回宝塚記念。伊達や酔狂で菊花賞、天皇賞・春を勝てるものではない。前年の年度代表馬シンボリクリスエス(1999.1.21)、果敢に挑戦して来た3歳の2冠牡馬ネオユニヴァース(2000.5.21)、後にGI馬となるタップダンスシチー(1997.3.16)、ツルマルボーイ(1998.3.5)等を抑えて、ヒシミラクル。仁川芝2200mの中距離の舞台でも、その強さを見せたのでした。この宝塚記念には、防衛王者のダンツフレーム(1998.4.19)、GI6勝のアグネスデジタル(1997.5.15)、GI2勝のイーグルカフェ(1997.2.10)等も出走しており、豪華メンバーとなったレースでした。

*

ヒシミラクル。芦毛で菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念のGI3勝というと、ビワハヤヒデ(1990.3.10)と同じGI勝ち成績。成績を振り返れば、ビワハヤヒデは超優等生、ヒシミラクルは一発大駆けでしたが、共に印象に残る強者です。

ヒシミラクルという馬は、道中追いっぱなしで追走が大変そうでも、4コーナーで周りの馬があらあらになってから、1番良い脚色を見せるという不思議な馬でした。無尽蔵のスタミナを持って、ライバルを蹴落としていく。

そんなヒシミラクルが斤量59kgを背負いながら、先行2番手で押し進めたのが、4歳秋の京都大賞典(GII)。逃げたタップダンスシチーの直後に付けたヒシミラクル。結果は2着でしたが、それまでに見せたレーススタイルとは違い、楽に先行した姿を見て「馬が本物になったのか」と思ったものです。

ただ、悲しいかな、このレースの後に、右前脚繋靭帯炎を発症。もう一度強いヒシミラクルを見たかったのですが、満6歳時の京都記念(GII)で60kgを背負いながら3着に入ったのが、最後の輝きでした。

*

現在は北海道は浦河の中村雅明さんの牧場で余生を過ごしている、ヒシミラクル。すっかり白くなったようですが、いつまでも元気でいて欲しいと願う、思い出深い名馬です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


2017年のクラシック候補生を確認する(其の弐拾漆)

ミッキースワロー 牡 鹿毛 2014.2.26生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・野田みづき氏 美浦・菊沢隆徳厩舎

ミッキースワロー(2014.2.26)の4代血統表
トーセンホマレボシ
鹿毛 2009.3.23
種付け時活性値:1.00
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
エヴリウィスパー
栗毛 1997.3.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クラフテイワイフ
栗毛 1985.1.17
Crafty Prospector 1979.4.7
Wife Mistress 1979.4.20
マドレボニータ
鹿毛 2005.3.21
仔受胎時活性値:2.00
ジャングルポケット
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev 1977.5.2
Skillful Joy 1979.4.8
ツィンクルブライド
芦毛 1991.1.24
仔受胎時活性値:1.25
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:1.25
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
デビルズブライド
芦毛 1984.2.8
仔受胎時活性値:1.50
★Caro
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:0.00
Satan’s Pride
黒鹿毛 1976.3.6
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Lyphard5×3、Northern Dancer4×4×5>

ミッキースワロー(2014.2.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
トーセンホマレボシ
(Halo系)
ジャングルポケット
(ゼダーン系)
◆Lyphard
(Northern Dancer系)
★Caro
(フォルティノ系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ジャングルポケット 6.50 伯父ペールギュント
(No. 10-e)
4番仔
(不受胎後)

2017年の第71回セントライト記念(GII)。単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推された第77回皐月賞(GI)の勝ち馬アルアイン(2014.5.1)が、先行5番手から悠然と抜け出したかと思ったところで外から強襲したのが、2番人気のミッキースワロー。最後は軽く流す余裕を見せての1と4分の3馬身差。これは完勝。横山典弘騎手と菊沢隆徳調教師の義兄弟コンビ、アエロリット(2014.5.17)の第22回NHKマイルカップ(GI)、クイーンS(GIII)に続いて3度目の重賞制覇と相成りました。

ミッキースワローの父トーセンホマレボシは、現3歳世代が初年度産駒。初年度から重賞勝ち馬を送り出せたのは何よりでした。トーセンホマレボシは現役時代に3勝を挙げ、その主な勝ち鞍に京都新聞杯(GII)があります。この京都新聞杯の勝ち時計が、京都芝2200m2分10秒0という当時の日本レコードで、現在もコースレコードとして残っています。往時は、芝2000mの日本レコードホルダーである半兄トーセンジョーダン(2006.2.4)と共に、中央競馬レコードタイム 芝コースのページにて、兄弟で上下仲良く名前が載っていました。

では、以下にミッキースワローのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ツィンクルブライド 1991.1.24 2勝 桜花賞(GI)2着
|フェリシタル 1997.3.14 6勝 京成杯(GIII)3着
|ペールギュント 2002.4.13 5勝 デイリー杯2歳S(GII) シンザン記念(GIII) 高松宮記念(GI)2着ほか
|マドレボニータ 2005.3.21 不出走
||ミッキースワロー 2014.2.26 (本馬) セントライト記念(GII)

祖母ツィンクルブライドは1994年の第54回桜花賞(GI)でオグリローマン(1991.5.20)の2着でした。クビが高い走法、直線では内ラチ沿いを大崎昭一騎手(現・競馬評論家)と共に上手く抜け出しましたが、最後は外から武豊騎手に導かれたオグリローマンが強襲しました。3着に1番人気に推されたローブモンタント(1991.3.21)。ローブモンタントは、ライスシャワー(1989.3.5)と同じユートピア牧場生産のリアルシヤダイ(1979.5.27)産駒で、先日訃報が流れた飯田明弘・元調教師の管理馬でした。

ミッキースワローには、父と祖母と伯父が果たせなかったGI制覇の期待が掛かります。勢いに乗る義兄弟コンビと共に挑むのは、恐らく菊舞台。淀上手の鞍上、そして「菊」沢師。ミッキースワローの次走を楽しみにしたいと思います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#余談。オグリローマンの桜花賞は、ユタカさんが婚約を発表された直後。ツィンクルブライド、ローブモンタントと、ウェディングにもつながる馬名の馬を引き連れての勝利が話題になりました。