2017年06月一覧

第40回帝王賞(JpnI)の勝ち馬

ケイティブレイブ 牡 栗毛 2013.5.11生 新ひだか・岡野牧場生産 馬主・瀧本和義氏 栗東・目野哲也厩舎

ケイティブレイブ(2013.5.11)の4代血統表
アドマイヤマックス
鹿毛 1999.4.10
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ダイナシユート
栗毛 1982.5.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
シヤダイマイン
黒鹿毛 1973.4.9
ヒツテイングアウエー 1958.4.9
フアンシミン 1967.4.21
ケイティローレル
栗毛 2006.5.12
仔受胎時活性値:1.50
サクラローレル
栃栗毛 1991.5.8
種付け時活性値:1.50
Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
Blushing Groom 1974
I Will Follow 1975.4.29
ローラローラ
栗毛 1985.3.23
Saint Cyrien 1980.4.22
Bold Lady 1974.2.27
ビーマイフアイア
栗毛 1986.4.2
仔受胎時活性値:0.75
Be My Guest
栗毛 1974.4.12
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
What a Treat 1962.5.22
Fire and Ice
栗毛 1976.4.16
仔受胎時活性値:0.25
Reliance
鹿毛 1962.4.11
種付け時活性値:1.25
Glorifying
栗毛 1971.5.18
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

ケイティブレイブ(2013.5.11)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
アドマイヤマックス
(Halo系)
サクラローレル
(Red God系)
Be My Guest
(Northern Dancer系)
Reliance
(Teddy系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラローレル
(ケイティローレル)
3.50 伯父ビーマイナカヤマ
(No. 1-s)
初仔

*

第40回帝王賞(JpnI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ケイティブレイブ 牡4 57 福永祐一 2:04.4    36.5 504
[0]
目野哲也 6
2 10 クリソライト 牡7 57 戸崎圭太 2:04.7 1.3/4 37.9 500
[-4]
音無秀孝 5
3 2 アウォーディー 牡7 57 武豊 2:05.3 3 38.4 511
[0]
松永幹夫 1
4 15 サウンドトゥルー せん7 57 大野拓弥 2:05.4 1/2 38.3 473
[-1]
高木登 3
5 6 アポロケンタッキー 牡5 57 内田博幸 2:05.8 2 38.8 567
[0]
山内研二 2

2017年の第40回帝王賞。「初めて買ったCDが『淋しい熱帯魚』」と、当日のプレゼンター・相田翔子さんに関するエピソードを交えて述べられたのは、勝利騎手インタビューでの福永祐一騎手。出負けした瞬間、多くのファンは型にはまらなかった時のケイティブレイブの「脆さ」を思われたのではないでしょうか。けれど、4歳6月末にして21戦目のケイティブレイブ、これまでの経験が糧になったのか、今までとは全く違う末脚勝負で、目の覚めるような素晴らしい豪脚を見せてくれました。

ケイティブレイブ、兵庫チャンピオンシップ(JpnII)、白山大賞典(JpnIII)、浦和記念(JpnII)、名古屋大賞典(JpnIII)に続いての重賞5勝目が嬉しいジーワン初制覇となりました。生産の岡野牧場、馬主瀧本和義氏も、ジーワン初優勝。冠名「ケイティ」の瀧本オーナーの持ち馬では、1997年の第119回中山大障害・秋(現中山大障害、J・GI)を勝ったケイティタイガー(1989.3.6)が思い出されます。また、管理される目野哲也調教師は、1999年の第12回マイルチャンピオンシップ南部杯(現JpnI)を制したニホンピロジュピタ(1995.5.3)以来18年ぶりのジーワン勝利。来年2018年に定年を迎えられる目野師にとっては、久しぶりのビッグタイトルと相成りました。

合わせて、父アドマイヤマックス。彼は、2001年に発刊されたKKベストセラーズのPOG本-名前失念。全体に黒い本だったと思います-で、故・中島国治氏が「期待できるサンデーサイレンス産駒」として、名前を挙げられていた10頭のうちの1頭でした。他には後のチアズシュタルク(1999.3.30)やチャペルコンサート(1999.1.31)、モノポライザー(1999.4.4)の名前が挙がっていたのを覚えています。彼ら彼女らに共通しているのは、母が前年産駒なし後の仔、ということです。アドマイヤマックスに話を戻しますと、重賞2勝の名牝ダイナシユートの仔である同馬は4勝を挙げ、第35回高松宮記念(GI)、富士S(GIII)、東京スポーツ杯2歳S(GIII)と重賞3勝。デビュー当初はクラシックタイプでしたが、長じて短距離にシフトして行きました。3歳秋、セントライト記念(GII)2着の後、第63回菊花賞(GI)で本命にしていたのは、ここだけのお話です^^;。ポン駆けとなった4歳初戦の第53回安田記念(GI)はもう少しで勝ちそうでしたが、アグネスデジタル(1997.5.15)に「クビ」だけ差されてしまいました。それでも6歳春の高松宮記念勝ちにより、フアンシミンをボトムラインに持つ馬として、初めてのGI馬となりました。その2週間後、アドマイヤマックス満6歳の誕生日に姪のラインクラフト(2002.4.4)が第65回桜花賞(GI)を制したのですから、「同一牝系の連動する活躍」を思ったものです。さて、ケイティブレイブは、アドマイヤマックス産駒初のジーワン勝ち馬となりました。アドマイヤコスモス(2007.3.3)、メイショウマシュウ(2008.4.1)、モンストール(2009.4.8)、ショウナンアポロン(2010.4.26)と、初年度から4年目までは、世代に1頭は重賞勝ち馬を輩出するというシブい活躍を見せていたアドマイヤマックス。5年目、6年目と産駒に重賞勝ち馬が現れなかった後、アドマイヤコスモスとモンストールが重賞勝ちを収めた2011年の翌年、2012年に種付けされて生まれた7年目産駒が、稼ぎ頭となったケイティブレイブでした。また、初年度のアドマイヤコスモスは大物感たっぷりでしたけれど、故障に泣いたのが残念ではありました。

#ケイティブレイブとアドマイヤコスモスに共通する点として、ケイティブレイブは祖母父がBe My Guest、アドマイヤコスモスは母父がBe My Guestと、共に母方にBe My Guestを持っていることが挙げられますね。

ケイティブレイブの最優性先祖である母父サクラローレルは現役時代に9勝を挙げ、その主な勝ち鞍に第113回天皇賞・春(GI)、第41回有馬記念(GI)、オールカマー(GII)、中山記念(GII)、金杯(現中山金杯、GIII)と重賞5勝。1996年のJRA年度代表馬まで登り詰めたサクラローレルは、未勝利戦からオープン競走まで各クラスを勝ち上がるという、珍しいタイプの名馬でした。私が生まれて初めて競馬場に行った日、1994年11月20日に京都芝2200mの比良山特別を勝ったのも懐かしい思い出です。さて、サクラローレルの代表産駒には、日経新春杯(GII)、アルゼンチン共和国杯(GII)、鳴尾記念(GIII)と重賞3勝のサクラセンチュリー(2000.4.3)、フローラS(GII)を勝ち第64回優駿牝馬(GI)では3着だったシンコールビー(2000.3.19)、ブリーダーズゴールドC(当時JpnII)を制したギルガメッシュ(2003.5.2)、ユニコーンS(GIII)の勝ち馬ロングプライド(2004.3.30)、京成杯(GIII)の勝ち馬ローマンエンパイア(1999.2.26)-ヤマニンセラフィム(1999.4.13)と1着同着-などがいます。

伯父に重賞8勝を挙げ息の長い活躍を見せたビーマイナカヤマ(1994.5.25)がいる、ケイティブレイブ。4歳半ばで重賞5勝を挙げている力量馬が、これからどれくらい重賞勝ちを積み上げられるのか、さらなる活躍を楽しみにしたいと思います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の陸)-エリシオ(1993.1.24)-

エリシオ 牡 鹿毛 1993.1.24生~2013.10.9没 仏国・Ecurie Skymarc Farm生産 馬主・E. サラソラ氏 仏国・E. ルルーシュ厩舎

エリシオ(1993.1.24)の4代血統表
Fairy King
鹿毛 1982.3.4
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947.5.18
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason
鹿毛 1968.4.8
Hail to Reason 1958.4.18
Lalun 1952
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Helice
鹿毛 1988.4.4
仔受胎時活性値:1.00
Slewpy
黒鹿毛 1980.3.28
種付け時活性値:1.75
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Rare Bouquet
栗毛 1963.5.10
Prince John 1953.4.6
Forest Song 1958.5.16
Hirondelle
鹿毛 1981.5.5
仔受胎時活性値:1.50
★Val de l’Orne
黒鹿毛 1972
種付け時活性値:0.00
Val de Loir 1959.5.7
Aglae 1965.5.28
Hermanville
鹿毛 1976.4.4
仔受胎時活性値:1.00
Cutlass
鹿毛 1970.4.26
種付け時活性値:1.25
Peaceful Lane
鹿毛 1971.2.17
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

エリシオ(1993.1.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Fairy King
(Northern Dancer系)
Slewpy
(Seattle Slew系)
Val de l’Orne
(Blandford系)
Cutlass
(Damascus系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Slewpy
(Fair Charmer)
4.50
(No. 10-c)
初仔?

*

1996年のリュパン賞(仏GI。ロンシャン芝2100m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 エリシオ 牡3 58 Dominique Boeuf 2:10.30 E Lellouche 1
2 3 Loup Solitaire 牡3 58 Olivier Peslier 3/4 A Fabre 3
3 1 Fort Nottingham 牡3 58 C Asmussen 2 1/2 J E Hammond 2
4 5 Le Triton 牡3 58 F Head クビ Mme C Head-Maarek 4
5 4 Cachet Noir 牡3 58 F Grenet 4 P Bary 5

*

1996年のサンクルー大賞(仏GI。サンクルー芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 エリシオ 牡3 54.5 Olivier Peslier 2:27.40 E Lellouche 2
2 4 Swain 牡4 61 Thierry Jarnet 1 A Fabre 1
3 8 Poliglote 牡4 61 F Head 4 Mme C Head-Maarek 4
4 1 Lear White 牡5 61 G Guignard 1/2 P A Kelleway 9
5 2 Oliviero 牡3 54.5 E Saint-Martin 1/2 A Mauchamp 6

*

第75回凱旋門賞(仏GI。ロンシャン芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 エリシオ 牡3 56 Olivier Peslier 2:29.90 E Lellouche 1
2 10 ピルサドスキー 牡4 59.5 W R Swinburn 5 Sir Michael Stoute 7
3 11 オスカーシンドラー 牡4 59.5 C Asmussen 短クビ Kevin Prendergast 6
4 13 Swain 牡4 59.5 Thierry Jarnet 1 A Fabre 2
5 9 Luna Wells 牝3 54.5 Thierry Thulliez 1 1/2 A Fabre 13

*

1997年のガネー賞(仏GI。ロンシャン芝2100m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 エリシオ 牡4 58 Olivier Peslier 2:12.10 E Lellouche 1
2 5 Le Destin 牡4 58 Thierry Gillet 6 P Demercastel 7
3 7 ピルサドスキー 牡5 58 Mick Kinane 1 1/2 Sir Michael Stoute 2
4 3 River Bay 牡4 58 Thierry Jarnet 2    3
5 8 ストラテジックチョイス 牡6 58 T Quinn 3 Paul Cole 5

*

1997年のサンクルー大賞(仏GI。サンクルー芝2400m)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 エリシオ 牡4 61 C Asmussen 2:29.50 E Lellouche 1
2 1 Magellano 牡3 54.5 Thierry Gillet 5 A Fabre 4
3 3 Riyadian 牡5 61 T Quinn 3 Paul Cole 3
4 4 Darazari 牡4 61 Gerald Mosse 4 A De Royer-Dupre 2

*

1996年のカルティエ賞年度代表馬エリシオ。カルティエ賞創設6年目にして初めて3歳牡馬による年度代表馬の受賞がなされたました。やはり当年の第75回凱旋門賞における5馬身差勝ちはインパクトがあったのでしょう。鞍上を務めた日本でもおなじみのオリビエ・ペリエ騎手は当時23歳。気鋭の若手が大逃げで制した母国最大のビッグレース、それは3連覇の始まりでもありました。

エリシオ、その1996年には第16回ジャパンカップ(GI)にも出走して1番人気3着。シングスピール(1992.2.25)、ファビラスラフイン(1993.4.13)に続いて、ストラテジックチョイス(1991.3.4)と共に3着同着でした。直線、内から抜け出したシングスピールの鋭さには遅れを取ったエリシオでしたが、外から一旦は前に出たストラテジックチョイスには負けじと伸び返し、3着同着に持ち込みました。そこには世界の超一流馬の矜持が見えたものです。なお、2016年までに36回を重ねたジャパンカップには、凱旋門賞馬の金看板を掲げて出走した馬がエリシオを含めて8頭いますが、エリシオの3着が最高着順です。

軽快な逃げ先行策を得意としたエリシオ、仏GI5勝を引っ提げて、引退後は種牡馬として供用されました。その主な産駒には、

  1. Helenus(1999.9.5)
    →ヴィクトリアダービー(豪GI)、コーフィールドギニー(豪GI)、ローズヒルギニー(豪GI)ほか
  2. ポップロック(2001.3.19)
    →目黒記念(GII)2回、メルボルンカップ(豪GI)2着、ジャパンカップ2着、有馬記念(GI)2着ほか
  3. ヘルスウォール(1999.3.6)
    →チューリップ賞(GIII)ほか

がいます。ちょっぴり寂しくはありますが、それでもダービー馬の父になったのですから、ね。

日本で走った産駒では、やはりポップロックです。GII2勝の実力馬、2006年の第146回メルボルンカップでは僚馬デルタブルース(2001.5.3)と共に日本馬ワンツーを決めました。また、2007年の第27回ジャパンカップではアドマイヤムーン(2003.2.23)とタイム差なしのアタマ差2着。すんでのところで大魚を逃した2戦でしたけれど、黒っぽい鹿毛の大型馬、懸命な走りぶりでした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


中島国治氏関連馬(其の陸)-エスポワールシチー(2005.4.22)-

エスポワールシチー 牡 栗毛 2005.4.22生 門別・幾千世牧場生産 馬主・(株)友駿HC 栗東・安達昭夫厩舎

エスポワールシチー(2005.4.22)の4代血統表
ゴールドアリュール
栗毛 1999.3.3
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ニキーヤ
鹿毛 1993.4.4
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Reluctant Guest
鹿毛 1986.2.21
Hostage 1979.2.13
Vaguely Royal 1974.3.7
エミネントシチー
鹿毛 1998.5.4
仔受胎時活性値:1.50
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:1.00
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley’s Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
ヘップバーンシチー
鹿毛 1990.3.22
仔受胎時活性値:1.75
ブレイヴエストローマン
鹿毛 1972.5.19
種付け時活性値:0.25
Never Bend 1960.3.15
Roman Song 1955.2.24
コンパルシチー
鹿毛 1978.4.3
仔受胎時活性値:0.75
★トラフイツク
栗毛 1961.5.14
種付け時活性値:0.00
リンネス
鹿毛 1972.2.13
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4>

エスポワールシチー(2005.4.22)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゴールドアリュール
(Halo系)
ブライアンズタイム
(Roberto系)
ブレイヴエストローマン
(Never Bend系)
トラフイツク
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ゴールドアリュール 5.25 大伯父リンカーンシチー
(No. 4-m チツプトツプ系)
初仔

*

第16回マーチS(GIII。中山ダート1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 エスポワールシチー 牡4 57.5 松岡正海 1:51.9    37.3 480
[-2]
安達昭夫 1
2 16 ダイショウジェット 牡6 55 柴山雄一 1:52.1 1.1/2 37.2 548
[-4]
大根田裕之 13
3 3 サトノコクオー 牡5 56 北村宏司 1:52.1 クビ 37.0 516
[+6]
藤沢和雄 2
4 5 トーセンアーチャー 牡5 55 吉田豊 1:52.1 ハナ 37.0 490
[-14]
大久保龍志 10
5 9 ボランタス 牡5 55 三浦皇成 1:52.2 1/2 37.2 524
[-6]
角居勝彦 8

*

第21回かしわ記念(JpnI。船橋ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 エスポワールシチー 牡4 57 佐藤哲三 1:35.9    35.7 486
[+6]
安達昭夫 2
2 11 カネヒキリ 牡7 57 内田博幸 1:36.0 3/4 36.0 523
[-7]
角居勝彦 1
3 10 フェラーリピサ 牡5 57 岩田康誠 1:36.2 1 36.5 493
[-6]
白井寿昭 4
4 5 ボンネビルレコード 牡7 57 的場文男 1:37.0 4 36.4 490
[-8]
堀井雅広 5
5 12 フリオーソ 牡5 57 戸崎圭太 1:37.2 3/4 37.3 509
[+2]
川島正行 3

*

第22回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI。盛岡ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 エスポワールシチー 牡4 57 佐藤哲三 1:35.4    500
[+14]
安達昭夫 2
2 6 サクセスブロッケン 牡4 57 内田博幸 1:36.1 4 520
[-2]
藤原英昭 1
3 12 メイショウバトラー 牝9 55 武豊 1:36.5 2.1/2 510
[+1]
高橋成忠 6
4 1 トーセンブライト 牡8 57 安藤勝己 1:37.0 3 493
[-9]
加藤征弘 5
5 2 ブルーコンコルド 牡9 57 幸英明 1:37.4 2.1/2 499
[-9]
服部利之 3

*

第10回ジャパンカップダート(GI。阪神ダート1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 エスポワールシチー 牡4 57 佐藤哲三 1:49.9    37.1 502
[+2]
安達昭夫 1
2 12 シルクメビウス 牡3 56 田中博康 1:50.5 3.1/2 36.9 484
[+2]
領家政蔵 5
3 9 ゴールデンチケット 牡3 56 C.ルメール 1:50.7 1.1/4 36.9 478
[+2]
森秀行 12
4 2 サクセスブロッケン 牡4 57 内田博幸 1:50.7 クビ 37.6 526
[0]
藤原英昭 4
5 3 アドマイヤスバル 牡6 57 勝浦正樹 1:50.7 ハナ 37.3 518
[+1]
中尾秀正 13

*

第27回フェブラリーS(GI。東京ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 エスポワールシチー 牡5 57 佐藤哲三 1:34.9    35.6 498
[-4]
安達昭夫 1
2 3 テスタマッタ 牡4 57 岩田康誠 1:35.3 2.1/2 35.5 482
[0]
村山明 5
3 6 サクセスブロッケン 牡5 57 内田博幸 1:35.9 3.1/2 36.5 532
[+11]
藤原英昭 2
4 2 ケイアイテンジン 牡4 57 四位洋文 1:36.8 5 37.3 476
[+4]
白井寿昭 14
5 12 グロリアスノア 牡4 57 小林慎一郎 1:37.0 1.1/2 37.0 518
[+2]
矢作芳人 6

*

第22回かしわ記念(JpnI。船橋ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 エスポワールシチー 牡5 57 佐藤哲三 1:36.8    36.1 496
[-2]
安達昭夫 1
2 7 フリオーソ 牡6 57 戸崎圭太 1:37.0 1.1/2 36.6 503
[-7]
川島正行 5
3 11 アドマイヤスバル 牡7 57 勝浦正樹 1:37.9 4 37.0 504
[-10]
中尾秀正 4
4 4 サクセスブロッケン 牡5 57 内田博幸 1:37.9 クビ 37.0 525
[-7]
藤原英昭 2
5 6 マコトスパルビエロ 牡6 57 安藤勝己 1:38.5 3 37.0 516
[+4]
鮫島一歩 3

*

第34回名古屋大賞典(JpnIII。名古屋ダート1900m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 エスポワールシチー 牡6 59 佐藤哲三 1:58.4 レコード 38.0 494
[0]
安達昭夫 1
2 7 ワンダーアキュート 牡5 57 和田竜二 1:58.8 2 38.1 505
[-3]
佐藤正雄 2
3 1 クリールパッション 牡6 57 津村明秀 2:00.4 8 39.6 479
[-11]
相沢郁 3
4 12 ヒシウォーシイ 牡6 56 岡部誠 2:02.0 8 40.7 449
[-1]
川西毅 4
5 11 セレスハント 牡6 57 中舘英二 2:02.2 1 40.9 480
[+2]
松永幹夫 5

*

第2回みやこS(GIII。京都ダート1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 エスポワールシチー 牡6 58 佐藤哲三 1:48.4    36.7 498
[+2]
安達昭夫 1
2 5 トウショウフリーク 牡4 56 池添謙一 1:49.0 3.1/2 37.3 474
[-2]
鶴留明雄 4
3 4 ニホンピロアワーズ 牡4 56 酒井学 1:49.1 1/2 36.7 522
[+3]
大橋勇樹 5
4 8 ワンダーアキュート 牡5 58 和田竜二 1:49.2 1/2 37.1 504
[0]
佐藤正雄 2
5 16 ヒラボクキング 牡4 56 藤岡佑介 1:49.4 1.1/2 37.5 526
[0]
大久保龍志 9

*

第24回かしわ記念(JpnI。船橋ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 エスポワールシチー 牡7 57 佐藤哲三 1:36.5    36.8 495
[-5]
安達昭夫 3
2 6 フリオーソ 牡8 57 戸崎圭太 1:37.0 2.1/2 37.5 507
[+3]
川島正行 1
3 4 テスタマッタ 牡6 57 岩田康誠 1:37.4 2 36.9 504
[0]
村山明 2
4 11 ランフォルセ 牡6 57 横山典弘 1:38.6 6 37.9 507
[+14]
萩原清 4
5 10 ピイラニハイウェイ 牡7 57 川田将雅 1:38.8 1 37.4 461
[0]
吉田直弘 6

*

第25回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI。盛岡ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 エスポワールシチー 牡7 57 佐藤哲三 1:35.9    35.5 497
[-7]
安達昭夫 1
2 6 ダイショウジェット 牡9 57 柴山雄一 1:36.5 4 35.8 558
[+2]
大根田裕之 6
3 1 アドマイヤロイヤル 牡5 57 安藤勝己 1:37.5 6 36.6 510
[-16]
橋田満 3
4 3 メイショウタメトモ 牡7 57 武豊 1:38.3 5 37.9 443
[-9]
武田博 5
5 7 スーニ 牡6 57 川田将雅 1:38.6 2 37.4 469
[-7]
吉田直弘 4

*

第26回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI。盛岡ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 エスポワールシチー 牡8 57 後藤浩輝 1:35.1    35.1 500
[-11]
安達昭夫 2
2 12 ホッコータルマエ 牡4 57 幸英明 1:35.3 1.1/2 35.1 499
[-2]
西浦勝一 1
3 10 セイクリムズン 牡7 57 岩田康誠 1:35.8 3 35.2 515
[+1]
服部利之 5
4 3 グレープブランデー 牡5 57 浜中俊 1:36.1 1.3/4 35.7 523
[-3]
安田隆行 3
5 9 アドマイヤロイヤル 牡6 57 四位洋文 1:36.5 2.1/2 35.1 516
[-4]
橋田満 4

*

第13回JBCスプリント(JpnI。金沢ダート1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 エスポワールシチー 牡8 57 後藤浩輝 1:27.1    37.5 506
[+6]
安達昭夫 1
2 7 ドリームバレンチノ 牡6 57 M.デムーロ 1:27.4 1.1/2 37.3 491
[+3]
加用正 5
3 6 セイクリムズン 牡7 57 岩田康誠 1:27.5 1/2 38.0 523
[+8]
服部利之 3
4 10 テスタマッタ 牡7 57 川田将雅 1:27.7 1 37.8 515
[+4]
村山明 4
5 3 セイントメモリー 牡6 57 本橋孝太 1:27.8 3/4 38.4 495
[+11]
月岡健二 6

*

故・中島国治氏の配合馬として、最後のGI馬になったエスポワールシチー(参考WEB)。

配合馬であることを知る以前、満3歳夏に初のダート戦となった小倉ダート1700mの500万下のレースを1分42秒4という速いタイムで制した際、マルマツエース(1988.4.8)と同じ幾千世牧場生産馬ということもあり、その血統を調べたことがありました

「希望」を名前に戴いたエスポワールシチー、その父ゴールドアリュールから引き継いだ「黄金の魅力」を次代に伝えるべく、種牡馬としての活躍も期待しています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


第58回宝塚記念(GI)の勝ち馬

サトノクラウン 牡 黒鹿毛 2012.3.10生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・里見治氏 美浦・堀宣行厩舎

サトノクラウン(2012.3.10)の4代血統表
Marju
黒鹿毛 1988.3.12
種付け時活性値:1.75
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト
鹿毛 1975.4.28
Northern Dancer 1961.5.27
Sex Appeal 1970.5.12
Mill Princess
鹿毛 1977.5.21
★Mill Reef 1968.2.23
Irish Lass 1962
Flame of Tara
鹿毛 1980.4.20
アーテイアス
鹿毛 1974.2.26
Round Table 1954.4.6
Stylish Pattern 1961.3.16
Welsh Flame
鹿毛 1973
Welsh Pageant 1966.4.3
Electric Flash 1962
ジョコンダ
鹿毛 2003.3.28
仔受胎時活性値:2.00
Rossini
鹿毛 1997.2.17
種付け時活性値:1.25
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr. Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Touch of Greatness
鹿毛 1986.4.30
Hero’s Honor 1980.4.28
Ivory Wand 1973.3.21
La Joconde
鹿毛 1999.2.8
仔受胎時活性値:0.75
Vettori
鹿毛 1992.2.18
種付け時活性値:1.50
Machiavellian 1987.1.31
Air Distingue 1980.4.30
Lust
栗毛 1994.6.3
仔受胎時活性値:1.00
Pursuit of Love
鹿毛 1989.3.12
種付け時活性値:1.00
Pato
鹿毛 1982.4.15
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Mr. Prospector4×5(母方)、Buckpasser5×5、Sir Ivor5×5(母方)>

サトノクラウン(2012.3.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Marju
(Northern Dancer系)
Rossini
(Mr. Prospector系)
Vettori
(Mr. Prospector系)
Pursuit of Love
(Blushing Groom系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Marju 4.50 全姉が英2歳GI勝ち馬
(No. 20-c)
5番仔+
(5連産目+)

*

第58回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 サトノクラウン 牡5 58 M.デムーロ 2:11.4    35.4 488
[+10]
堀宣行 3
2 2 ゴールドアクター 牡6 58 横山典弘 2:11.5 3/4 35.4 488
[-6]
中川公成 5
3 8 ミッキークイーン 牝5 56 浜中俊 2:11.7 1 1/2 35.5 448
[+8]
池江泰寿 4
4 6 シャケトラ 牡4 58 C.ルメール 2:12.0 1 3/4 36.2 510
[+2]
角居勝彦 2
5 7 レインボーライン 牡4 58 岩田康誠 2:12.3 1 3/4 36.3 444
[+2]
浅見秀一 7

2017年の第58回宝塚記念。単勝1.4倍の1番人気に推されたキタサンブラック(2012.3.10)にいつもの伸び脚が見られない中、直線で外から豪脚を見せたのは単勝9.0倍の3番人気に推されたサトノクラウン(2012.3.10)。昨年2016年の第23回香港ヴァーズ(GI)で負かしたHighland Reel(2012.2.21)が、ロイヤルアスコット開催の第124回プリンスオブウェールズS(英GI)で自身GI6勝目、かつ管理されるA.P.オブライエン調教師に平地障害合わせてGI300勝目を贈ったという報せが届いた後のこの宝塚記念。2012年3月10日生まれの名馬が9着に沈んでも、同じ2012年3月10日生まれの名馬が勝利を収めました。2着には「非根幹距離はRoberto系」を見せた2015年の第60回有馬記念(GI)勝ち馬ゴールドアクター(2011.5.18)、3着には2015年の3歳牝馬GI2勝のミッキークイーン(2012.2.8)。終わってみれば、キタサンブラック以外のGI馬3頭による決着でした。

サトノクラウンと同馬主のサトノダイヤモンド(2013.1.30)は、今秋には第96回凱旋門賞(仏GI)挑戦が既定路線となっており、サトノクラウンの動向も気になるところです。果たして、今をときめく国際派の堀宣行調教師の選択や如何に。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


年度代表馬の同期生を辿る(其の弐拾)-スペシャルウィーク(1995.5.2)-

スペシャルウィーク 牡 黒鹿毛 1995.5.2生 門別・日高大洋牧場生産 馬主・臼田弘義氏 栗東・白井寿昭厩舎

スペシャルウィーク(1995.5.2)の4代血統表

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
仔受胎時活性値:1.75
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956.2.24
レデイーシラオキ
鹿毛 1978.4.3
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
セントクレスピン
栗毛 1956
種付け時活性値:1.25
Aureole 1950
Neocracy 1944
ミスアシヤガワ
鹿毛 1964.5.24
仔受胎時活性値:1.25
ヒンドスタン
鹿毛 1946
種付け時活性値:0.25
シラオキ
栗毛 1946.4.7
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Harina(♀)=プリメロ5×5(母方)>

スペシャルウィーク(1995.5.2)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Halo系)
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
セントクレスピン
(Aureole系)
ヒンドスタン
(Bois Roussel系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
セントクレスピン
(Angelola)
5.25 or 3.25 高祖母の分枝から活躍馬多数
(No. 3-l フロリースカツプ系)
5番仔
(5連産目)

*

第65回東京優駿(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 スペシャルウィーク 牡3 57 武豊 2:25.8   35.3 468
[-8]
白井寿昭 1
2 16 ボールドエンペラー 牡3 57 河内洋 2:26.7 5 36.1 452
[+4]
中村均 14
3 15 ダイワスペリアー 牡3 57 菊沢隆徳 2:26.8 1/2 36.6 460
[+8]
二ノ宮敬宇 15
4 12 セイウンスカイ 牡3 57 横山典弘 2:26.8 ハナ 36.8 470
[-2]
保田一隆 3
5 11 ミツルリュウホウ 牡3 57 南井克巳 2:27.0 1 1/4 36.1 416
[-4]
松元茂樹 10

1998年の第65回東京優駿。ユタカさんをして、ムチを落としてしまった最後の直線。それでもメンバー中最速の上がりを繰り出して、5馬身差圧勝。ゴール後、ユタカさんの嬉しそうなこと。競馬社会に生きる人にとって、ダービーがやはり「特別なもの」であることが、改めて分かった瞬間でした。

*

第119回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 スペシャルウィーク 牡4 58 武豊 3:15.3   34.2 476
[0]
白井寿昭 1
2 10 メジロブライト 牡5 58 河内洋 3:15.4 1/2 34.0 466
[-4]
浅見秀一 3
3 8 セイウンスカイ 牡4 58 横山典弘 3:15.8 2 1/2 34.8 474
[-2]
保田一隆 2
4 11 シルクジャスティス 牡5 58 藤田伸二 3:15.8 ハナ 34.3 456
[-4]
大久保正陽 5
5 2 ステイゴールド 牡5 58 熊沢重文 3:16.2 2 1/2 34.8 430
[+8]
池江泰郎 6

1999年の第119回天皇賞・春。1999年5月2日、スペシャルウィーク満4歳の誕生日を自ら祝った天皇賞・春。勝ち時計3分15秒3は、マヤノトップガン(1992.3.24)の3分14秒4に続く当時歴代2位の好タイムでした。私、淀の現地で観ていたんですよね。ゴール後、「サスガに誕生日!!」って、叫んでいました。

しかし、いまレースを見直してみると、ユタカさん、厳しい攻めの騎乗をされています。道中のセイウンスカイ(1995.4.26)のマークは、サンデーセイラ(1995.4.24)を利用して突いているのが見て取れます。そして最後の直線、後ろから来たメジロブライト(1994.4.19)の脚色が勝るかと思いきや、詰められればその分だけ伸びる。永遠の2分の1馬身差は、先行3番手からの完勝。鞍上の意図にたやすく応える、鞍下の能力。簡単なように見えて、簡単では無い。改めて、スペシャルウィークの能力の凄みを最も感じたレースでした。

そしてまた、この天皇賞・春は弔い合戦でもありました。スペシャルウィークの生まれ故郷である日高大洋牧場が、前年末に火災に遭い死傷馬が出ていたのです。スペシャルウィーク、その身に御霊を携えて走りました。

*

第120回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 スペシャルウィーク 牡4 58 武豊 1:58.0 レコード 34.5 470
[-16]
白井寿昭 4
2 6 ステイゴールド 牡5 58 熊沢重文 1:58.1 クビ 35.2 420
[-2]
池江泰郎 12
3 1 エアジハード 牡4 58 蛯名正義 1:58.2 3/4 35.6 498
[+4]
伊藤正徳 5
4 11 スティンガー 牝3 54 岡部幸雄 1:58.3 1/2 35.2 450
[0]
藤沢和雄 8
5 7 セイウンスカイ 牡4 58 横山典弘 1:58.3 クビ 35.0 480
[-2]
保田一隆 1

1999年の第120回天皇賞・秋。京都大賞典(GII)7着と、初めて複勝圏を外した前哨戦から臨んだこのレース。前走比マイナス16kgという馬体減も懸念されたのか4番人気。けれど、この馬体減は「ダービーの頃の馬体重に戻せば、闘志が戻るのではないか」という陣営の意図があったそうな。果たせるかな、後方から一気の大外強襲を決めたスペシャルウィーク、見事な天皇賞春秋連覇。その勝ち時計1分58秒0は天皇賞・秋のレコードタイム。巷間、不安説が流れたのは、いったい何だったのでしょうか(^^;)

*

第19回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 スペシャルウィーク 牡4 57 武豊 2:25.5   35.9 468
[-2]
白井寿昭 2
2 7 インディジェナス せん6 57 D.ホワイト 2:25.7 1 1/2 36.2 456
[]
I.アラン 12
3 12 ハイライズ 牡4 57 L.デットーリ 2:25.7 ハナ 36.2 446
[]
S.ビン・スルール 7
4 14 モンジュー 牡3 55 M.キネーン 2:25.8 3/4 36.0 484
[]
J.ハモンド 1
5 6 ラスカルスズカ 牡3 55 柴田善臣 2:26.5 4 36.7 474
[-4]
橋田満 4

1999年の第19回ジャパンカップ。第78回凱旋門賞(GI)でエルコンドルパサー(1995.3.17)を負かしたモンジュー(1996.4.4)が1番人気。しかし、府中の舞台ならば、スペシャルウィーク。直線、馬場中央を堂々と抜け出して、快勝。夕映えのターフに、橙の帽子と「紫、白鋸歯形」の勝負服、そして黒鹿毛の流星が弾みました。

*

改めて振り返ると、スペシャルウィークという馬は、国内で最強馬の称号を得る為に進むべき路線を、満3歳冬の有馬記念(GI)を除いて、ただひたすらに走っていたのだということが見て取れました。

牡馬クラシック3冠を皆勤して3着、1着、2着。3歳秋にジャパンカップに挑み3着。古馬となってからは中長距離路線のGIにはすべて出走して天皇賞・春1着、宝塚記念(GI)2着、天皇賞・秋1着、ジャパンカップ1着、有馬記念2着。

レースにも、ライバルにも、逃げることなく立ち向かい、ある時は勝利を収め、ある時は敗北の辛酸をなめ……。

けれどそれでも、自身に課せられた業を、ただ愚直なまでに果たそうとした、スペシャルウィーク。

いつでも、どんな戦いの折も、鞍上の意に添うように懸命であった、スペシャルウィーク。

どなたかの言葉を借りれば、王者でありながら挑戦者だった、スペシャルウィーク。

生涯、忘れ得ない名馬です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

20世紀の名馬 第02位 スペシャルウィーク(前編) 14分以上ある動画なので、2つに分けました。自動的に飛びます。    後編→sm5094544   競...
20世紀の名馬 第02位 スペシャルウィーク(後編) 続き。   sm5094452←前編    競馬動画→mylist/7354219