2017年04月一覧

第43回クイーンエリザベス2世カップ(香GI)の勝ち馬

ネオリアリズム 牡 栗毛 2011.3.22生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・堀宣行厩舎

ネオリアリズム(2011.3.22)の4代血統表
ネオユニヴァース
鹿毛 2000.5.21
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ポインテッドパス
栗毛 1984.4.27
Kris
栗毛 1976.3.23
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Silken Way
栗毛 1973
★Shantung 1956.1.25
Boulevard 1968
トキオリアリティー
栗毛 1994.5.25
仔受胎時活性値:2.00
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
種付け時活性値:0.50
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Suspicious Native
栗毛 1972.4.1
Raise a Native 1961.4.18
Be Suspicious 1963.3.30
What a Reality
栗毛 1978.3.27
仔受胎時活性値:1.75
In Reality
鹿毛 1964.3.1
種付け時活性値:1.25
Intentionally 1956.4.2
My Dear Girl 1957.2.17
What Will Be
鹿毛 1970.4.17
仔受胎時活性値:1.75
Crozier
鹿毛 1958.5.6
種付け時活性値:0.75
Solabar
栗毛 1960
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Nothirdchance(♀)5×5>

ネオリアリズム(2011.3.22)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ネオユニヴァース
(Halo系)
Meadowlake
(Prince John系)
In Reality
(Intent系)
Crozier
(My Babu系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
In Reality 5.75 半兄リアルインパクト
(No. 3-l)
11番仔
(空胎後)

*

第43回クイーンエリザベス2世カップ(香GI。沙田芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計 調教師
1 5 ネオリアリズム 牡6 57.2 J Moreira 2.04.59 堀宣行 3
2 8 Pakistan Star せん4 57.2 S de Sousa 2.04.65 A S Cruz 2
3 1 Werther せん5 57.2 H Bowman 2.04.67 J Moore 1
4 4 Blazing Speed せん8 57.2 N Callan 2.04.79 A S Cruz 4
5 6 The United States 牡7 57.2 B Prebble 2.05.14 R Hickmott 6

2017年の第43回クイーンエリザベス2世カップ。ネオリアリズム、発馬直後はクビを上げながら行きたがり、8頭立ての6番手を追走。向こう流し、残り1000mあたりで「行ってしまえ」とばかりに進出して、一気に先頭。「えぇ、そんな走り方でも最後まで持たせてしまうの??」と思っていたら、そこは「Magic Moreira」。ネオリアリズム、直線でも脚を緩めずラチ沿いを鋭く伸びると、外から迫るPakistan Star(2013.3.2)、2頭の間で連覇を狙ったWerther(2011.10.2)を振り切って、見事に先頭でゴールイン。ネオリアリズム、半兄リアルインパクト(2008.5.14)に続く、日本調教馬による海外GI制覇を果たしました。偉い。

さて、ネオリアリズムの母トキオリアリティーは、アイルラヴァゲイン(2002.4.5)、リアルインパクト、そしてネオリアリズムと3頭の重賞勝ち馬を産み出した名繁殖牝馬。名繁殖牝馬たる所以は、0の理論的には「Meadowlake×In Reality×Crozier」という累代種牡馬が、いずれも現代の主流血脈に対して異系の働きを持っていることでしょうか。

トキオリアリティー 1994.5.25 3勝
|アイルラヴァゲイン 2002.4.5 7勝 オーシャンS(GIII) スプリンターズS(GI)3着 NHKマイルカップ(GI)3着ほか
|リアルインパクト 2008.5.14 5勝 安田記念(GI) ジョージライダーS(豪GI) 阪神C(GII)2回ほか
|ネオリアリズム 2011.3.22 (本馬) クイーンエリザベス2世カップ(香GI) 中山記念(GII) 札幌記念(GII)ほか

トキオリアリティー、エルコンドルパサー(1995.3.17)ディープインパクト(2002.3.25)、そしてネオユニヴァースと、相手が変われど良駒を送り出せる素晴らしさ。3頭の仔は、3歳時から能力の高さを見せつつ、高齢になってなお強さに磨きをかけるという、息の長い活躍を見せています。ネオリアリズムは、輪を掛けて「空胎後の仔」であり、その能力の後押しをしているのではないでしょうか。

GI初制覇を香港の地で遂げたネオリアリズム。日本に凱旋した時も、変わらず、その地力の確かさを見せて欲しいもの。ともあれ、まずは旅の疲れを癒やしつつ、無事の帰国を願います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#余談。香港のレース後の表彰式を見ていると、ネオリアリズムならぬナショナリズムを感じます。「君が代」が流れると、「あぁ、日本調教馬が勝ったんだなぁ。嬉しいなぁ」と、いつも思ってしまいます。あと、今回のゲストプレゼンターはミッシェル・リーさんでしたが、やはり、お美しかったですね。


第155回天皇賞・春(GI)の勝ち馬

キタサンブラック 牡 鹿毛 2012.3.10生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・(有)大野商事 栗東・清水久詞厩舎

キタサンブラック(2012.3.10)の4代血統表
ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
仔受胎時活性値:1.50
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.75
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジェリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50
ジャッジアンジェルーチ
栗毛 1983.2.22
種付け時活性値:1.50
Honest Pleasure 1973.3.28
Victorian Queen 1971.3.24
ティズリー
鹿毛 1981.4.27
仔受胎時活性値:2.00
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.75
Tizna(CHI)
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:0.625

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer5×5×5>

キタサンブラック(2012.3.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブラックタイド
(Halo系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
ジャッジアンジェルーチ
(Bold Ruler系)
◆Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラバクシンオー
(スターハイネス)
5.625 4代母はチリ産で米GI3勝
(No.9-g)
3番仔
(2連産目)

*

第155回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 キタサンブラック 牡5 58 武豊 3:12.5 レコード 35.3 536
[-4]
清水久詞 1
2 6 シュヴァルグラン 牡5 58 福永祐一 3:12.7 1 1/4 35.2 468
[-6]
友道康夫 4
3 15 サトノダイヤモンド 牡4 58 C.ルメール 3:12.7 クビ 35.0 506
[0]
池江泰寿 2
4 10 アドマイヤデウス 牡6 58 岩田康誠 3:12.8 クビ 35.2 490
[+4]
梅田智之 10
5 7 アルバート 牡6 58 川田将雅 3:13.3 3 35.3 480
[+2]
堀宣行 6

2017年の第155回天皇賞・春。鹿毛の流星、男前が一筋に駆けて、キタサンブラック。史上4頭目となる天皇賞・春連覇達成、鞍上の武豊騎手は史上初となる同一GI8勝目、そして京都芝3200mの走破時計は圧巻の「3分12秒5」。競馬は時計が全てではありませんが、勝ってきたレースの勝ち時計の遅さを一部で指摘されたキタサンブラック、すべてを沈黙させるスーパーレコード勝ちでした。ホンマに強い。

第155回天皇賞・春(GI)の1F毎のラップタイムとラップの累計タイム
1F毎の
ラップタイム
12.9-11.5-11.2-11.3-11.4-
11.6-11.6-13.0-12.5-12.7-
12.6-12.5-12.2-11.6-11.7-
12.2
ラップの
累計タイム
12.9-24.4-35.6-46.9-58.3-
1:9.9-1:21.5-1:34.5-1:47.0-1:59.7-
2:12.3-2:24.8-2:37.0-2:48.6-3:0.3-
3:12.5

1000m通過が58秒3、2000m通過が2分を切る1分59秒7、3000m通過が現行の日本レコードを上回る3分0秒3、そして3分12秒5でのフィニッシュ。あまりに速過ぎる勝ち時計は、その後が心配になります。無事に戦い終えた17頭、今はただただ激戦の疲れを癒やして欲しいと願います。

そうして、キタサンブラック。真の現役最強馬として、2017年の「これから」を楽しみにしています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。


2017年のクラシック候補生を確認する(其の拾玖)+α

アドミラブル 牡 鹿毛 2014.3.23生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・近藤英子氏 栗東・音無秀孝厩舎

アドミラブル(2014.3.23)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
スカーレット
鹿毛 2005.3.29
仔受胎時活性値:2.00
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:1.25
Kris S.
黒鹿毛1977.4.25
Roberto 1969.3.16
Sharp Queen 1965.4.19
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian 1982.4.14
Tri Argo 1982.5.18
グレースアドマイヤ
鹿毛 1994.2.20
仔受胎時活性値:0.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:0.50
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
バレークイーン
鹿毛 1988.4.16
仔受胎時活性値:1.25
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50
Sun Princess
鹿毛 1980.5.18
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5、Northern Dancer5×5>

アドミラブル(2014.3.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
シンボリクリスエス
(Roberto系)
トニービン
(ゼダーン系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sadler’s Wells
(バレークイーン)
5.50 大伯父フサイチコンコルド
(No. 1-l)
5番仔
(2連産目)

2017年の第24回青葉賞(GII)。道中は最後方待機、3角から4角で進出して直線入り口では6番手、後はその末脚を解き放つだけ。アドミラブル、終わってみれば府中芝2400mを2分23秒6という青葉賞レコード勝ち。これは馬名意味のとおり「賞賛すべき、立派な」勝利となりました。

アドミラブル、ノド鳴りの手術から帰ってきた今年3月の未勝利戦で見せた、阪神芝1800m1分45秒8の快時計勝ちは伊達や酔狂ではありませんでした。これは別路線から現れたダービー候補。

さて、アドミラブルの最優性先祖である曾祖母父Sadler’s Wellsは現役時代に6勝を挙げ、主な勝ち鞍に第64回愛2000ギニー(GI)、エクリプスS(英GI)、フィーニクスチャンピオンS(現愛チャンピオンS、GI)、愛ダービートライアルS(GII)、ベレスフォードS(愛GII)と英愛のグループレース5勝。その他にも第144回仏ダービー(GI)でDarshaan(1981.4.18)の2着、第34回”キング・ジョージ”(英GI)でTeenoso(1980.4.7)の2着と、欧州の一流戦線で好勝負を見せた活躍馬でした。

そんなSadler’s Wellsの能力の真価は、世代を重ねる時に発揮されました。主な代表産駒を生年順に列挙しますと、、、

  1. In the Wings(1986.1.17)
    →ブリーダーズカップ・ターフ(米GI)、コロネーションC(英GI)、サンクルー大賞(仏GI)ほか。全弟ハンティングホーク(1990.4.17)はホットシークレット(1996.5.14)の父
  2. オールドヴィック(1986.4.27)
    →仏ダービー、愛ダービー(GI)ほか。半弟スプラッシュオブカラー(1987.4.16)も輸入種牡馬
  3. フレンチグローリー(1986.4.3)
    →ロスマンズインターナショナルS(現カナディアンインターナショナルS、加GI)ほか。母デユネツト(1976.3.30)は仏オークス(GI)、サンクルー大賞勝ちの名牝
  4. Salsabil(1987.1.18)
    →愛ダービー、英オークス(GI)、英1000ギニー(GI)、ヴェルメイユ賞(仏GI)、マルセルブサック賞(仏GI)ほか。半弟Marju(1988.3.12)はサトノクラウン(2012.3.10)の父
  5. オペラハウス(1988.2.24)
    →”キング・ジョージ”、コロネーションC、エクリプスSほか。テイエムオペラオー(1996.3.13)、メイショウサムソン(2003.3.7)等の父としておなじみ
  6. El Prado(1989.2.3)
    →愛ナショナルS(GI)ほか。2002年の北米首位種牡馬
  7. Barathea(1990.3.2)
    →ブリーダーズカップ・マイル(米GI)、愛2000ギニーほか
  8. Fort Wood(1990.5.5)
    →パリ大賞(仏GI)ほか。名繁殖牝馬Fall Aspen(1976.3.9)の仔にして南アフリカ3冠馬Horse Chestnut(1995.8.19)の父
  9. Intrepidity(1990.2.19)
    →英オークス、ヴェルメイユ賞、サンタラリ賞(仏GI)
  10. カーネギー(1991.2.26)
    →凱旋門賞(仏GI)、サンクルー大賞ほか。凱旋門賞はレース史上初となる母Detroit(1977.2.24)との母仔制覇
  11. King’s Theatre(1991.5.1)
    →”キング・ジョージ”、レーシングポストトロフィー(英GI)ほか。半兄ハイエステイト(1986.3.21)は輸入種牡馬で、輸入前の産駒に英ダービー(GI)馬High Rise(1995.5.3)
  12. Northern Spur(1991.4.16)
    →ブリーダーズカップ・ターフ、オークツリー招待S(当時米GI。現ジョンヘンリーターフチャンピオンシップS、米GII)ほか。故・和田共弘氏が共同馬主の1人でした
  13. Istabraq(1992.5.23)
    →英チャンピオンハードル(GI)3回、愛チャンピオンハードル(GI)4回ほか。名ハードラーにして英ダービー馬セクレト(1981.2.12)の半弟
  14. Moonshell(1992.2.20)
    →英オークス
  15. ミュンシー(1992.5.28)
    →サンタラリ賞ほか。仔にストラタジェム(2001.2.24)
  16. Dance Design(1993.2.18)
    →愛オークス(GI)ほか
  17. Ebadiyla(1994.3.21)
    →愛オークス、ロワイヤルオーク賞(仏GI)。半妹にエリザベス女王の持ち馬として知られたアスコットゴールドC(英GI)勝ち馬Estimate(2009.4.4)
  18. アントレプレナー(1994.3.7)
    →英2000ギニー(GI)。半兄ダンシングサーパス(1990.3.13)は重賞2着4回、3着4回
  19. Kayf Tara(1994.3.18)
    →アスコットゴールドC2回、愛セントレジャー(GI)2回ほか。全兄オペラハウス(上述)
  20. ドリームウェル(1995.1.31)
    →仏ダービー、愛ダービーほか。半弟Sulamani(1999.4.9)は仏ダービー兄弟制覇を含むGI6勝の名馬
  21. キングオブキングス(1995.2.27)
    →英2000ギニー、愛ナショナルSほか
  22. Daliapour(1996.3.10)
    →コロネーションC、香港ヴァーズ(GI)ほか
  23. Montjeu(1996.4.4)
    →凱旋門賞、”キング・ジョージ”、仏ダービー、愛ダービー、サンクルー大賞、タタソールズゴールドC(愛GI)ほか。種牡馬としても英ダービー馬4頭を始め活躍馬を多数輩出
  24. コマンダーコリンズ(1996.4.8)
    →レーシングポストトロフィー。半兄Lit de Justice(1990.1.12)はブリーダーズカップ・スプリント(米GI)勝ち馬
  25. サフロンウォルデン(1996.3.5)
    →愛2000ギニー。半兄Dolphin Street(1990.2.27)はフォレ賞(仏GI)の勝ち馬にして安田記念(GI)3着馬
  26. Beat Hollow(1997.3.22)
    →アーリントンミリオンS(米GI)、パリ大賞、ターフクラシックS(米GI)、マンハッタンH(米GI)。母Wemyss Bight(1990.4.6)はダンシングブレーヴ(1983.5.11)産駒の愛オークス馬
  27. Galileo(1998.3.30)
    →英ダービー、愛ダービー、”キング・ジョージ”ほか。母Urban Sea(1989.2.18)、半弟Sea The Stars(2006.4.6)。当代の欧州最良種牡馬
  28. Imagine(1998.2.20)
    →英オークス、愛1000ギニー(愛GI)ほか。半兄にジェネラス(1988.2.8)及びオースミタイクーン(1991.3.23)。母Doff the Derby(1981.5.13)は英ダービー馬と英オークス馬の母になる快挙
  29. Milan(1998.3.8)
    →英セントレジャー(GI)ほか
  30. Ballingarry(1999.4.13)
    →カナディアンインターナショナルS、クリテリウムドサンクルー(仏GI)ほか。半兄Starborough(1994.5.15)もGI2勝の活躍馬
  31. Black Sam Bellamy(1999.4.21)
    →タタソールズゴールドC、伊ジョッキークラブ大賞(GI)。全兄Galileo(上述)
  32. Gossamer(1999.2.20)
    →愛1000ギニー、フィリーズマイル(英GI)ほか。全兄Barathea(上述)
  33. High Chaparral(1999.3.1)
    →英ダービー、愛ダービー、ブリーダーズカップ・ターフ2回、愛チャンピオンS、レーシングポストトロフィーほか
  34. Islington(1999.2.12)
    →ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(米GI)、ヨークシャーオークス(英GI)2回、ナッソーS(英GI)ほか。母Hellenic(1987.4.25)もヨークシャーオークス馬
  35. Brian Boru(2000.3.16)
    →英セントレジャー、レーシングポストトロフィー
  36. Doyen(2000.4.22)
    →”キング・ジョージ”ほか。全姉Moonshell(上述)
  37. Powerscourt(2000.4.1)
    →アーリントンミリオンS、タタソールズゴールドCほか。甥にFrankel(2008.2.11)
  38. Refuse to Bend(2000.3.17)
    →英2000ギニー、エクリプスS、クイーンアンS(英GI)、愛ナショナルSほか。半兄Media Puzzle(1997.5.7)はメルボルンカップ(豪GI)の勝ち馬
  39. Yesterday(2000.2.27)
    →愛1000ギニー。全姉Quarter Moon(1999.1.31)はモイグレアスタッドS(愛GI)の勝ち馬
  40. Yeats(2001.4.23)
    →アスコットゴールドC4回、コロネーションC、愛セントレジャー、ロワイヤルオーク賞ほか。半兄ツクバシンフォニー(1993.1.22)はエプソムC(GIII)勝ち馬
  41. Alexandrova(2003.4.23)
    →英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス。半姉Magical Romance(2002.2.5)はチェヴァリーパークS(英GI)の勝ち馬
  42. Ask(2003.3.23)
    →コロネーションC、ロワイヤルオーク賞ほか
  43. Saddex(2003.3.3)
    →ラインラントポカル(現バイエルン大賞、独GI)、伊共和国大統領賞(GI)ほか
  44. Septimus(2003.4.4)
    →愛セントレジャーほか
  45. リッスン(2005.2.3)
    →フィリーズマイル。仔タッチングスピーチ(2012.2.21)はローズS(GII)勝ち馬

……まだまだ、まだまだ活躍馬はいます。恐るべしは、大種牡馬Sadler’s Wells。

*

ベストアプローチ 牡 栗毛 2014.4.24生 英国・Car Colston Hall Stud生産 馬主・H.H.シェイク・モハメド 栗東・藤原英昭厩舎

ベストアプローチ(2014.4.24)の4代血統表

New Approach
栗毛 2005.2.18
種付け時活性値:0.00
Galileo
鹿毛 1998.3.30
★Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Park Express
黒鹿毛 1983.3.25
Ahonoora
栗毛 1975.4.12
Lorenzaccio 1965
Helen Nichols 1966
Matcher
黒鹿毛 1966
Match 1958
Lachine 1960
Sant Elena
栗毛 2003.2.1
仔受胎時活性値:0.50
Efisio
鹿毛 1982.5.10
種付け時活性値:1.00
Formidable
鹿毛 1975.4.8
Forli 1963.8.10
Native Partner 1966.4.5
Eldoret
鹿毛 1976.4.2
High Top 1969
Bamburi 1970
Argent Du Bois
鹿毛 1996.3.22
仔受胎時活性値:1.50
★Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
種付け時活性値:0.00
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Wiener Wald
栗毛 1992.4.19
仔受胎時活性値:0.75
★Woodman
栗毛 1983.2.17
種付け時活性値:0.00
Chapel of Dreams
栗毛 1984.5.9
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Mr. Prospector5×5>

ベストアプローチ(2014.4.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
New Approach
(Sadler’s Wells系)
Efisio
(Forli系)
★Silver Hawk
(Roberto系)
★Woodman
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Efisio
(Native Partner)
4.50 半兄Reckless Abandon
(No. 8-c)
4番仔?

2016年の京都芝2000mの新馬戦勝ちの後、実は記事を温めていたベストアプローチ。2017年の第24回青葉賞2着により、ようやく、その片目が開いたか、というところです。

さて、ベストアプローチの最優性先祖である母父Efisioは現役時代に8勝を挙げ、その主な勝ち鞍にエミリオトゥラティ賞(伊GI。現カルロヴィタディーニ賞、伊GIII)、キウスーラ賞(伊GII。現LR)、チャレンジS(英GIII。現英GII)、ホーリスヒルS(英GIII)と、1400mから1600mまでのグループレース4勝があります。

そんなEfisioの代表産駒には、

  1. Pips Pride(1990.4.9)
    →フィーニクスS(愛GI)、ベルリン大賞(独GIII)ほか
  2. Hever Golf Rose(1991.2.22)
    →アベイ・ド・ロンシャン賞(仏GI)、ゴルデネパイチェ(独GII)、メルトン賞(伊GII)、キングジョージS(英GIII)、サンジョルジュ賞(仏GIII)、セーネオワーズ賞(仏GIII)、プティクヴェール賞(仏GIII)、ホルステントロフィ(独GIII)ほか
  3. Tomba(1994.2.13)
    →フォレ賞、コーク&オラリーS(当時英GII。現ダイヤモンドジュビリーS、英GI)、スプリント大賞(独GIII)2回、ベルリン大賞ほか
  4. Pearly Shells(1999.2.21)
    →ヴェルメイユ賞、マルレ賞(仏GII)、ノネット賞(仏GIII)ほか
  5. Frizzante(1999.3.21)
    →ジュライC(英GI)、パレスハウスS(英GIII)ほか
  6. Le Vie Dei Colori(2000.2.25)
    →ヴィットーリオ・ディ・カープア賞(伊GI)、伊2000ギニー(GII)、チャレンジS(英GII)、ラロシェット賞(仏GIII)、プリミパッシ賞(伊GIII)ほか
  7. Attraction(2001.2.19)
    →英1000ギニー、愛1000ギニー、コロネーションS(英GI)、メイトロンS(愛GI)、サンチャリオットS(英GI)、チェリーヒントンS(英GII)、クイーンメアリーS(英GIII)ほか
  8. Zafisio(2006.3.6)
    →クリテリウム・アンテルナシオナル(仏GI)、パース賞(仏GIII)ほか

等がいます。年齢順に並べましたが、この中ではやはりAttractionでしょうか。英愛の芝マイルGI5勝の名牝は、英語版Wikipediaの記事のイメージ画像にも見られるように前脚が極端な外向ではありましたが、そのハンデを跳ね返しての活躍でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


第155回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について

第155回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 シャケトラ
(2013.3.17)
[4-r]
2番仔+
(2連産目+)
マンハッタンカフェ Singspiel ★Woodman ★Far North
2 ラブラドライト
(2009.5.15)
[16-a]
4番仔
(4連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Riverman Ribot
3 キタサンブラック
(2012.3.10)
[9-g]
3番仔
(2連産目)
ブラックタイド サクラバクシンオー ジャッジアンジェルーチ Lyphard
4 スピリッツミノル
(2012.3.7)
[2-s]
6番仔
(不受胎後)
ディープスカイ ラムタラ Storm Cat Key to the Mint
5 ファタモルガーナ
(2008.5.26)
[1-s]
5番仔
(5連産目)
ディープインパクト エリシオ リヴリア Nashua
6 シュヴァルグラン
(2012.3.14)
[12-c]
4番仔
(不受胎後)
ハーツクライ Machiavellian Nureyev Blushing Groom
7 アルバート
(2011.2.7)
[19 レデイチヤツター系]
5番仔
(不受胎後)
アドマイヤドン ダンスインザダーク ノーザンテースト ガーサント
8 タマモベストプレイ
(2010.2.28)
[1-t ロイヤルサツシユ系]
11番仔
(2連産目)
フジキセキ ノーザンテースト ディクタス Princely Gift
9 ディーマジェスティ
(2013.3.24)
[4-n]
9番仔
(不受胎後)
ディープインパクト ブライアンズタイム Sadler’s Wells ★Master Derby
10 アドマイヤデウス
(2011.6.6)
[1-l]
6番仔
(2連産目)
アドマイヤドン サンデーサイレンス Be My Guest ★Ela-Mana-Mou
11 プロレタリアト
(2011.3.1)
[4-r]
初仔 ハーツクライ キングカメハメハ Broad Brush Valid Appeal
12 ゴールドアクター
(2011.5.18)
[1-p ミアンダー系]
3番仔
(2連産目)
スクリーンヒーロー ★キョウワアリシバ マナード セダン
13 トーセンバジル
(2012.3.1)
[9-a]
2番仔
(2連産目)
ハービンジャー フジキセキ ノーザンテースト Crafty Prospector
14 ワンアンドオンリー
(2011.2.23)
[A4]
3番仔
(3連産目)
ハーツクライ タイキシャトル Danzig Mr. Prospector
15 サトノダイヤモンド
(2013.1.30)
[1-w]
初仔 ディープインパクト Orpen サザンヘイロー Logical
16 レインボーライン
(2013.4.1)
[19 プテイツトアミ系]
7番仔
(7連産目)
ステイゴールド フレンチデピュティ レインボーアンバー ★ファーストファミリー
17 ヤマカツライデン
(2012.5.5)
[1-b フラストレート系]
2番仔
(2連産目)
シンボリクリスエス ダンスインザダーク ジェイドロバリー コリムスキー

淀芝3200mの頂上決戦、第155回天皇賞・春。

  1. キタサンブラック
  2. サトノダイヤモンド
  3. シャケトラ
  4. アルバート
  5. ゴールドアクター
  6. シュヴァルグラン

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


2017年のクラシック候補生を確認する(海外編・其の参)

Classic Empire 牡 鹿毛 2014.3.21生 米国・Steven Nicholson & Brandi Nicholson生産 馬主・John C. Oxley 米国・Mark E. Casse厩舎

Classic Empire(2014.3.21)の4代血統表
Pioneerof the Nile
黒鹿毛 2006.5.5
種付け時活性値:1.75
エンパイアメーカー
黒鹿毛 2000.4.27
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Toussaud
黒鹿毛 1989.5.6
El Gran Senor 1981.4.21
Image of Reality 1976.5.18
Star of Goshen
鹿毛 1994.4.21
Lord at War
栗毛 1980.10.1
General 1974
Luna de Miel 1974
Castle Eight
鹿毛 1984.4.2
Key to the Kingdom 1970.3.12
Her Native 1973.5.10
Sambuca Classica
栗毛 2004.2.21
仔受胎時活性値:0.25
Cat Thief
栗毛 1996.1.30
種付け時活性値:1.75
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Train Robbery
栗毛 1987.2.12
Alydar 1975.3.23
Track Robbery 1976.3.2
In Her Glory
黒鹿毛 1990.4.27
仔受胎時活性値:1.25
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:0.75
Mr. Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Forever Waving
鹿毛 1980.3.5
仔受胎時活性値:0.25
Hoist the Flag
鹿毛 1968.3.31
種付け時活性値:0.75
Quillesian
栗毛 1965
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector5×4、Northern Dancer5×5、Raise a Native5×5(母方)>

Classic Empire(2014.3.21)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Pioneerof the Nile
(Mr. Prospector系)
Cat Thief
(Storm Cat系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Hoist the Flag
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Pioneerof the Nile 3.25 祖母がGI3着2回
(No. 4-m)
4番仔?
(2連産目?)

*

第33回ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI。サンタアニタパーク・ダート8.5F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Classic Empire 牡2 55.3 Julien R Leparoux 1:42.60 Mark Casse 2
2 10 Not This Time 牡2 55.3 Robby Albarado クビ Dale Romans 1
3 9 Practical Joke 牡2 55.3 Joel Rosario 7 1/2 Chad C Brown 7
4 11 Lookin At Lee 牡2 55.3 Ricardo Santana Jr 4 1/4 Steven Asmussen 9
5 2 Syndergaard 牡2 55.3 John R Velazquez 1 1/2 Todd Pletcher 4

*

2017年のアーカンソーダービー(米GI。オークローンパーク・ダート9F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Classic Empire 牡3 55.3 Julien R Leparoux 1:48.93 Mark Casse 1
2 11 Conquest Mo Money 牡3 55.3 Jorge Carreno 1/2 Miguel L Hernandez 9
3 6 Lookin At Lee 牡3 55.3 Luis Contreras 1 Steven Asmussen 4
4 7 Sonneteer 牡3 53.5 Kent J Desormeaux 1/2 J Keith Desormeaux 5
5 12 Malagacy 牡3 55.3 Javier Castellano クビ Todd Pletcher 2

*

2016年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬、Classic Empire。2歳3戦目のホープフルS(米GI)では落馬中止、3歳初戦のホーリーブルS(米GII)ではイレコミ過ぎて3着敗退と気難しさを見せる一面もありますが、3歳2戦目となった100万ドルレースのアーカンソーダービーではキッチリと巻き返しました。

さて、Classic Empireの最優性先祖である父Pioneerof the Nileは現役時代に5勝を挙げ、サンタアニタダービー(米GI)、キャッシュコールフューチュリティ(米GI)、サンフェリペS(米GII)、ロバートB.ルイスS(米GII)と重賞4勝。その重賞4勝は2歳末から3歳春からに掛けて4連勝でなされ、ケンタッキーダービー(米GI)はMine That Bird(2006.5.10)の2着でした。

そんなPioneerof the Nileの代表産駒には

  1. American Pharoah(2012.2.2)
    →ケンタッキーダービー(米GI)、プリークネスS(米GI)、ベルモントS(米GI)、ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、アーカンソーダービー、ハスケル招待H(米GI)、デルマーフューチュリティS(米GI)、フロントランナーS(米GI)、レベルS(米GII)ほか
  2. Classic Empire(2014.3.21)
    →本稿の紹介馬。ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル、アーカンソーダービー、ブリーダーズフューチュリティS(米GI)、バシュフォードマナーS(米GIII)ほか
  3. Midnight Storm(2011.5.9)
    →シューメーカーマイルS(米GI)、デルマーダービー(米GII)、デルマーマイルH(米GII)、エディーリードH(米GII)、サンパスカルS(米GII)、シービスケットH(米GII)、ネイティヴダイヴァーH(米GIII)ほか
  4. Cairo Prince(2011.2.17)
    →ホーリーブルS、ナシュアS(米GII)ほか
  5. Jojo Warrior(2011.2.20)
    →サマータイムオークス(米GII)、トレーパインズS(米GIII)ほか
  6. Cash Control(2011.3.13)
    →カーディナルH(米GIII)、ミントジュレップH(米GIII)ほか
  7. Vinceremos(2011.3.20)
    →サムF.デービスS(米GIII)ほか
  8. Dark Nile(2013.4.6)
    →デラウェアオークス(米GIII)
  9. レヴァンテライオン(2014.3.23)
    →函館2歳S(GIII)

等がいます。やはり、何と言っても、筆頭のAmerican Pharoah。Affirmed(1975.2.21)以来、37年ぶりの米国牡馬3冠を達成したスーパーホース。

Classic Empire、同父のAmerican Pharoah同様にアーカンソーダービーを制して臨む米国牡馬クラシック戦線、その走りぶりに注目です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。