2017年03月一覧

カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の参)-Lochsong(1988.4.26)-

Lochsong 牝 鹿毛 1988.4.26生~2014.5.27没 英国・Littleton Stud生産 馬主・Jeff C. Smith 英国・Ian Balding厩舎

Lochsong(1988.4.26)の4代血統表
Song
鹿毛 1966
種付け時活性値:1.25

Sing Sing
鹿毛 1957
Tudor Minstrel
黒鹿毛 1944
Owen Tudor 1938
Sansonnet 1933
Agin the Law
鹿毛 1946
Portlaw 1928
Revolte 1933
Intent
芦毛 1952
★Vilmorin
芦毛 1943
Gold Bridge 1929
Queen of the Meadows 1938
Under Canvas
鹿毛 1943
Winterhalter 1937
Shelton 1935
Peckitts Well
鹿毛 1982.3.21
仔受胎時活性値:1.25
Lochnager
黒鹿毛 1972
種付け時活性値:0.25
Dumbarnie
黒鹿毛 1949
Dante 1942
Lost Soul 1931
Miss Barbara
黒鹿毛 1961
★Le Dieu d’Or 1952
Barbarona 1947
Great Grey Niece
芦毛 1976.3.31
仔受胎時活性値:1.25
Great Nephew
鹿毛 1963
種付け時活性値:1.00
Honeyway 1941
Sybil’s Niece 1951
Grey Shoes
芦毛 1970
仔受胎時活性値:1.25
Grey Sovereign
芦毛 1948
種付け時活性値:1.25
Evening Shoe
栗毛 1960
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Fairway5×5>

Lochsong(1988.4.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Song
(Owen Tudor系)
Lochnager
(Dante系)
Great Nephew
(Fairway系)
Grey Sovereign
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Song 4.00 半妹も英GI勝ち馬
(No. 13-a)
初仔? 

*

1993年のナンソープS(英GI。ヨーク芝5F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師 人気
1 5 Lochsong 牝5 58.5 Frankie Dettori 58.12 I A Balding 6
2 1 Paris House 牡4 59.9 John Carroll 1 1/2 J Berry 2
3 10 College Chapel 牡3 58.5 L Piggott 3/4 M V O’Brien 1
4 3 Elbio 牡6 59.9 W R Swinburn 1 Peter Makin 4
5 2 Blyton Lad せん7 59.9 S Webster クビ M J Camacho 7

*

1993年のアベイ・ド・ロンシャン賞(仏GI。ロンシャン芝1000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師 人気
1 9 Lochsong 牝5 61 Frankie Dettori 59.70 I A Balding 2
2 6 Stack Rock 牝6 61 Kieren Fallon 6 Eric Alston 6
3 4 Monde Bleu 牡5 62 S Guillot 短アタマ A Fabre 4
4 8 ザイーテン 牡3 62 Thierry Jarnet 1/2 A Fabre 1
5 2 Tropical 牝3 61 Mick Kinane 3/4 D K Weld 3

*

1994年のアベイ・ド・ロンシャン賞(仏GI。ロンシャン芝1000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師 人気
1 8 Lochsong 牝6 61 Frankie Dettori 57.20 I A Balding 1
2 2 Mistertopogigo 牡4 62 Kevin Darley 5 B Beasley 6
3 10 Spain Lane 牝3 61 W R Swinburn 2 A Fabre 5
4 7 Late Parade 牡3 62 M Roberts 1 P Lodigiani 10
5 1 Great Deeds 牝3 61 W Carson ハナ Mick Channon 9

*

1993年のカルティエ賞年度代表馬に選出されたのは、英国のスプリント女王Lochsong。同年のアベイ・ド・ロンシャン賞の6馬身差勝ちのインパクト故でしょうか。純粋なスプリンターのカルティエ賞年度代表馬の受賞は、2016年終了時点では、Lochsong唯1頭です。

なお、1993年のカルティエ賞の選出馬には、最優秀3歳牡馬にコマンダーインチーフ(1990.5.18)、最優秀古馬にオペラハウス(1988.2.24)がいました。後に日本に種牡馬として輸入されたこの2頭、前者が英ダービー(GI)と愛ダービー(GI)、後者がコロネーションC(英GI)、エクリプスS(英GI)、”キング・ジョージ”(英GI)と、共に中長距離の大レースを複数勝っていましたが、それでもLochsongのインパクトには勝てなかった、というところでしょうか。

1993年当時は、海の向こうの情報について、月刊「優駿」における、故・石川ワタルさんの記事で確認したものです。Lochsongのカルティエ賞年度代表馬の選出時も「へぇ、スプリンターが欧州年度代表馬とは。サスガに懐が深い」と思ったもの。

今は昔となりますが、世界が網の目でつながれている2017年現在からすると、2回り前のトリ年は世界が随分と遠かったのだと、改めて思います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#余談。時折しも1993年、日本ではビワハヤヒデ(1990.3.10)ヤマニンゼファー(1988.5.27)の年度代表馬争いがなされており、前者が第54回菊花賞(GI)勝ちとGI2着3回、後者が第108回天皇賞・秋(GI)と第43回安田記念(GI)のGI2勝とGI2着1回。結果は、ビワハヤヒデに軍配が上がりましたが、物議を醸したところもありました。ともあれ、ビワハヤヒデの「菊花賞5馬身差の日本レコード勝ち」は大きく印象に残るものでしたし、着差のインパクトという意味では、Lochsongに通ずるところもありました。


中島国治氏関連馬(其の参)-ハワイアンイメージ(1977.5.22)-

ハワイアンイメージ 牡 黒鹿毛 1977.5.22生~1990.10.16没 新冠・明和牧場生産 馬主・(株)大関 美浦・鈴木勝太郎厩舎

ハワイアンイメージ(1977.5.22)の4代血統表
フアーザーズイメージ
栗毛 1963.4.7
種付け時活性値:1.25
Swaps
栗毛 1952.3.1
★Khaled
鹿毛 1943
Hyperion 1930.4.18
Eclair 1930
Iron Reward
鹿毛 1946
Beau Pere 1927
Iron Maiden 1941
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb
黒鹿毛 1944
Pharamond 1925.1.17
Banish Fear 1932
Almahmoud
栗毛 1947
Mahmoud 1933
Arbitrator 1937
ハワイアンドーン
黒鹿毛 1969.5.10
仔受胎時活性値:1.75
カウアイキング
黒鹿毛 1963.4.3
種付け時活性値:1.25
Native Dancer
芦毛 1950.3.27
Polynesian 1942
Geisha 1943
Sweep In
鹿毛 1942
Blenheim 1927
Sweepesta 1925
Irish Chorus
鹿毛 1960
仔受胎時活性値:2.00
Ossian
青鹿毛 1952
種付け時活性値:1.75
Royal Charger 1942
Prudent Polly 1944
Dawn Chorus
栗毛 1951
仔受胎時活性値:2.00
★ライジングライト
鹿毛 1942
種付け時活性値:0.00
Duke’s Delight
栗毛 1946
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Hyperion4×5、Blenheim5×4、Selene(♀)5×5(父方)>

ハワイアンイメージ(1977.5.22)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フアーザーズイメージ
(Hyperion系)
カウアイキング
(Native Dancer系)
Ossian
(Nearco系)
ライジングライト
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Ossian
(Irish Chorus)
6.75 半姉メイワキミコ
(No. 14-f)
3番仔
(2連産目)

*

第40回皐月賞(現GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 10 ハワイアンイメージ 牡3 増沢末夫 2:10.2    鈴木勝太郎 4
2 11 オペックホース 牡3 郷原洋行 2:10.3 クビ 佐藤勇 3
3 5 ハワイアンジュエル 牡3 石神富士雄 2:10.5 1.1/2 中村広 13
4 1 モンテプリンス 牡3 吉永正人 2:11.1 3.1/2 松山吉三郎 5
5 2 サーペンプリンス 牡3 谷原義明 2:11.1 ハナ 大久保末吉 2

1980年の第40回皐月賞。ドロドロの不良馬場となった中山芝2000mを先頭で駆け抜けた巨漢馬、ハワイアンイメージ。明和牧場産馬として、初めてのクラシックホースとなりました。その勝ち時計は2分10秒2(!!)というタイムであり、単純な勝ち時計だけならば、芝2000mの皐月賞史上3番目に遅い時計でした。

#皐月賞の勝ち時計について、ダイナナホウシュウ(1951.5.11)が2分11秒2/5、トキツカゼ(1944.3.10)とクモノハナ(1947.3.15)が2分11秒1/5、そしてハワイアンイメージが2分10秒2。なお、クモノハナはハワイアンイメージと同じ鈴木勝太郎調教師が管理された2冠馬です。

ハワイアンイメージは、名より実を取ったクラシックホースでした。皐月賞の次走となった第47回東京優駿(現GI)を14着に敗れた後、ラジオたんぱ賞(現GIII)、福島民友C(現OP)、福島記念(現GIII)と、福島競馬場で3戦3勝。1980年は11戦6勝、2着1回、3着1回の成績を残し、中央競馬の年間最多賞金獲得馬となりました。

そんなハワイアンイメージは1981年以降もコツコツと走り続け、1984年の引退時には通算39戦11勝、2着2回、3着3回。獲得賞金の総額は2億円を超えた、馬主孝行な馬でした。

*

ハワイアンイメージ。0の理論使いとしては、やはり交配時のエピソードがよくよく知られているところです。私の手元にある「血とコンプレックス」から、引いておきます。

私たちは種付け所に行かずにファーザーズイメージの放牧場に直行した。もう4カ月になるのに母馬から離れようとしない仔馬を柵の外に押さえておいて、ハワイアンドーンを放牧場の中に放した。ハワイアンドーンはぐるぐると放牧場を回りながらゆっくりとファーザーズイメージに近づいて行き、風を体の横から受けて尾を高く上げた。すなわち、交尾の態勢である。

ファーザーズイメージは鼻を鳴らして彼女に近づき、じっと動かないでいる彼女の後ろからゆっくりと乗りかかった。人の手のかからない本当の情事であった。

「2頭併せてハワイアンイメージだな」

私は誰に言うともなく、言った。

-KKベストセラーズ、中島国治著「血とコンプレックス」、P331~P333より引用-

生まれた後は、大き過ぎる身体から故障を心配され、中央競馬の調教師に嫌われたというハワイアンイメージ。けれど父母の愛の結晶は、満5歳時に1度は骨折しましたが、元気に丸4年以上の現役生活を全うしたのでした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


第47回高松宮記念(GI)の勝ち馬

セイウンコウセイ 牡 栗毛 2013.3.8生 新ひだか・桜井牧場生産 馬主・西山茂行氏 美浦・上原博之厩舎

セイウンコウセイ(2013.3.8)の4代血統表
アドマイヤムーン
鹿毛 2003.2.23
種付け時活性値:0.25
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
Mr. Prospector 1970.1.28
File 1976.4.30
Broom Dance
鹿毛 1979.4.10
Dance Spell 1973.3.29
Witching Hour 1960.3.31
マイケイティーズ
黒鹿毛 1998.5.18
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ケイティーズファースト
鹿毛 1987.3.6
▲Kris 1976.3.23
Katies 1981.4.22
オブザーヴァント
黒鹿毛 2000.4.27
仔受胎時活性値:1.00
Capote
黒鹿毛 1984.3.25
種付け時活性値:1.75
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Too Bald
黒鹿毛 1964.4.29
★Bald Eagle 1955.3.29
Hidden Talent 1956.4.25
パテントリークリア
鹿毛 1988.4.19
仔受胎時活性値:0.75
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:0.25
Mr. Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Badge of Courage
鹿毛 1983.4.5
仔受胎時活性値:1.00
Well Decorated
黒鹿毛 1978.3.30
種付け時活性値:1.00
Tamerett
黒鹿毛 1962.2.17
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4>

セイウンコウセイ(2013.3.8)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
アドマイヤムーン
(Mr. Prospector系)
Capote
(Seattle Slew系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Well Decorated
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Capote
(Royal Gem)
3.75 伯父タイキフォーチュン
(No. 2-f)
8番仔
(不受胎後)

*

第47回高松宮記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 セイウンコウセイ 牡4 57 幸英明 1:08.7    34.5 500
[0]
上原博之 5
2 3 レッツゴードンキ 牝5 55 岩田康誠 1:08.9 1 1/4 33.9 506
[+4]
梅田智之 2
3 7 レッドファルクス 牡6 57 M.デムーロ 1:09.0 クビ 34.6 472
[+7]
尾関知人 1
4 1 ティーハーフ 牡7 57 国分優作 1:09.3 1 3/4 34.6 468
[0]
西浦勝一 16
5 2 フィエロ 牡8 57 内田博幸 1:09.3 ハナ 34.1 504
[+2]
藤原英昭 7

2017年の第47回高松宮記念。今年2017年のドバイワールドカップナイトにおいて、ヴィブロス(2013.4.9)が日本生産調教馬4頭目となるドバイターフ(UAE・GI)制覇を遂げました。そのドバイターフがまだドバイデューティーフリーだった頃、日本生産調教馬として初めて勝利を収めたのが、アドマイヤムーン。そのアドマイヤムーンが種牡馬として送り込んだ初めてのGI勝ち馬となったのが、セイウンコウセイ。

そんなセイウンコウセイ。好スタートから先行4番手、前を行く馬たちを見ながら馬場の良いところを進んで、直線。馬場中央を雄々しく抜け出すと、1頭だけ脚勢が違いました。内ラチ沿いから上がり3ハロン33秒9の鋭脚を見せた2番人気のレッツゴードンキ(2012.4.6)、1番人気に応えようとするレッドファルクス(2011.4.12)というGI馬2頭を尻目に、決勝点では1と4分の1馬身差を着けていました。セイウンコウセイ、完勝によるGI初制覇が重賞初制覇となりました。これで芝1200mでは4戦3勝、2着1回。2着1回も前走シルクロードS(GIII)でダンスディレクター(2010.3.20)とタイム差なしのクビ差。なお、ダートを含めても、1200mでは6戦4勝2着2回と100%連対です。

強い4歳世代に遅れて現れた、短距離王者候補セイウンコウセイ。初勝利を挙げた7戦目、2016年3月21日の未勝利戦から1年で登り詰めてGI馬となったセイウンコウセイ。馬名意味の通り、光り輝く恒星として、短距離戦線の中心であり続けて欲しいと願います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


2017年のドバイWCナイトの主役たち(其の伍)

Arrogate 牡 芦毛 2013.4.11生 米国・Clearsky Farms生産 馬主・Juddmonte Farms, Inc 米国・Bob Baffert厩舎

Arrogate(2013.4.11)の4代血統表
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
種付け時活性値:0.75
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano
鹿毛 1977.5.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Killaloe 1970.3.17
Gana Facil
栗毛 1981.2.9
Le Fabuleux 1961
Charedi 1976.4.12
Trolley Song
芦毛 1983.4.13
Caro
芦毛 1967.4.11
フォルティノ 1959.4.19
Chambord 1955
Lucky Spell
鹿毛 1971.1.28
★Lucky Mel 1954.3.7
Incantation 1965
Bubbler
黒鹿毛 2006.4.5
仔受胎時活性値:1.50
Distorted Humor
栗毛 1993.3.19
種付け時活性値:1.00
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
Mr. Prospector 1970.1.28
File 1976.4.30
Danzig’s Beauty
鹿毛 1987.3.7
Danzig 1977.2.12
Sweetest Chant 1978.5.11
Grechelle
黒鹿毛 1995.3.11
仔受胎時活性値:0.50
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
種付け時活性値:1.75
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Meadow Star
栗毛 1988.5.19
仔受胎時活性値:1.50
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
種付け時活性値:1.00
Inreality Star
鹿毛 1979.1.16
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4、In Reality5×5、Northern Dancer5×5>

Arrogate(2013.4.11)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Unbridled’s Song
(Mr. Prospector系)
Distorted Humor
(Mr. Prospector系)
Deputy Minister
(Northern Dancer系)
Meadowlake
(Princequillo系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Deputy Minister
(Vice Regent)
5.50 or 3.50 曾祖母が米GI6勝
(No. 16-g)
初仔?

*

第22回ドバイワールドカップ(UAE・GI。メイダン・ダート2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 Arrogate 牡4 57.0 Mike Smith 2:02.15 B Baffert
2 5 Gun Runner 牡4 57.0 Florent Geroux 2 1/4 S Asmussen
3 11 Neolithic 牡4 57.0 John Velazquez 5 T Pletcher
4 14 Mubtaahij 牡5 57.0 Christophe Soumillon 1 3/4 M de Kock
5 7 アウォーディー 牡7 57.0 武豊 1 1/2 松永幹夫

2017年の第22回ドバイワールドカップ。第147回トラヴァーズS(米GI)第33回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)第1回ペガサスワールドカップ(米GI)と米国のGIレース3連勝中で、今回のドバイワールドカップナイトの出走馬のうち、最も注目されたArrogate。そんなArrogate、発馬直後に周囲の馬たちにフタをされる形となり、最後方からという苦しい展開。ところがどっこい、大外を回りながら道中徐々に進出して、最終コーナーでは3番手。そうして、直線では前を行ったGun Runner(2013.3.8)、Neolithic(2013.4.24)をまとめて交わして、決勝点では流しながら2と4分の1馬身差。なんじゃこりゃ。馬の絶対能力が違いすぎる。世界には、恐ろしい馬がいるものです^_^;

日本馬4頭はアウォーディー(2010.5.10)の5着が最先着となり、ラニ(2013.2.22)が8着、アポロケンタッキー(2012.2.2)が9着、ゴールドドリーム(2013.4.19)が14着という結果でした。それぞれに頑張りました。本当にお疲れ様でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


2017年のドバイWCナイトの主役たち(其の肆)

Jack Hobbs 牡 黒鹿毛 2012.3.2生 英国・Minster Stud生産 馬主・Godolphin & Partners 英国・John Gosden厩舎

Jack Hobbs(2012.3.2)の4代血統表
Halling
栗毛 1991.3.14
種付け時活性値:1.00
Diesis
栗毛 1980.4.23
Sharpen Up
栗毛 1969.3.17
エタン 1961.3.14
Rocchetta 1961
Doubly Sure
鹿毛 1971.5.3
★Reliance 1962.4.11
Soft Angels 1963
Dance Machine
鹿毛 1982.1.27
Green Dancer
鹿毛 1972.4.14
Nijinsky 1967.2.21
Green Valley 1967
Never a Lady
栗毛 1974
Pontifex 1967.3.26
Camogie 1969
Swain’s Gold
黒鹿毛 2001.1.24
仔受胎時活性値:0.50

Swain
鹿毛 1992.2.12
種付け時活性値:0.00
Nashwan
栗毛 1986.3.1
Blushing Groom 1974.4.8
Height of Fashion 1979.4.14
Love Smitten
鹿毛 1981.5.2
Key to the Mint 1969.3.9
Square Angel 1970.4.4
Golden Pond
黒鹿毛 1993.3.12
仔受胎時活性値:1.75
★Don’t Forget Me
鹿毛 1984.4.10
種付け時活性値:0.00
★Ahonoora 1975.4.12
African Doll 1978.3.16
Golden Bloom
栗毛 1985.2.14
仔受胎時活性値:1.75
★Main Reef
栗毛 1976.4.9
種付け時活性値:0.00
Daffodil Day
鹿毛 1978.3.2
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

Jack Hobbs(2012.3.2)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Halling
(エタン系)
Swain
(Blushing Groom系)
Don’t Forget Me
(Lutier系)
★Main Reef
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Halling
(Pontifex)
5.50 祖母が米重賞2勝
(No. 4-h)
5番仔?

*

第20回ドバイシーマクラシック(UAE・GI。メイダン芝2410m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Jack Hobbs 牡5 57.0 William Buick 2:32.39 J Gosden
2 6 Seventh Heaven 牝4 54.5 Seamie Heffernan 2 1/4 A O’Brien
3 7 Postponed 牡6 57.0 Andrea Atzeni 1 3/4 R Varian
4 5 Prize Money せん4 56.5 Adrie De Vries 1/2 S bin Suroor
5 1 Earnshaw 牡6 57.0 Mickael Barzalona 2 1/4 S bin Ghadayer

2017年の第20回ドバイシーマクラシック。「大きな赤ん坊」が齢重ねてついに本物になったというところでしょうか、Jack Hobbs。終始先行3番手から、余裕しゃくしゃくの手応えで抜け出すと、ラスト1ハロンでようやくムチを振るったウィリアム・ビュイック騎手の鼓舞に応えて、脚を伸ばしました。差して来たSeventh Heaven(2013.3.29)、防衛王者Postponed(2011.4.4)を相手にせず、Jack Hobbs。決勝点では2と4分の1馬身差を着けての完勝でした。

Jack Hobbsは、一昨年の2015年に第150回愛ダービー(GI)を制した折に血統を調べた際、その4代血統構成や母Swain’s Goldが中村畜産の生産名義ということもあり、気になった馬だったのです。昨年2016年は復帰戦のジョッキークラブS(英GII)で競走中止と頓挫し、能力を発揮しきれないシーズンでした。今年2017年は初戦のドバイシーマクラシック完勝により、欧州の中長距離路線の新王者として、歩みを進めて欲しいものです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。