第237回英ダービー(GI)の勝ち馬。

Harzand 牡 鹿毛 2013.3.6生 愛国・His Highness The Aga Khan’s Studs S.C.生産 馬主・His Highness Aga Khan 愛国・Dermot K. Weld厩舎

Harzand(2013.3.6)の4代血統表
Sea The Stars
鹿毛 2006.4.6
種付け時活性値:1.50
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Hazariya
鹿毛 2002.4.2
仔受胎時活性値:0.50
ザール
黒鹿毛 1995.3.14
種付け時活性値:1.50
Zafonic
鹿毛 1990.4.1
Gone West 1984.3.10
Zaizafon 1982.1.18
Monroe
鹿毛 1977.5.21
Sir Ivor 1965.5.5
Best in Show 1965.4.29
Hazaradjat
鹿毛 1989.5.10
仔受胎時活性値:1.00
Darshaan
黒鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:1.75
Shirley Heights 1975.3.1
Delsy 1972.3.20
Hazy Idea
鹿毛 1967
仔受胎時活性値:1.25
Hethersett
鹿毛 1959
種付け時活性値:1.75
Won’t Linger
栗毛 1961
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector4×5、Sir Ivor5×4>

Harzand(2013.3.6)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Sea The Stars
(Danzig系)
ザール
(Mr.Prospector系)
Darshaan
(Mill Reef系)
Hethersett
(Djebel系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Darshaan
(Hazariya)
4.00 母が愛GIII勝ち馬
(No.21-a)
5番仔?

*

終わってみれば、Sea The Stars産駒が父仔制覇を遂げ、僅差の2、3着にはGalileo(1998.3.30)産駒が入るという結果でした。つまりは、上位3頭の父の母にはアーバンシー。と言いますか、出走16頭のうち、12頭の父系母系のどこかに、アーバンシーの血が含まれていました。恐るべしはアーバンシー^^;

種牡馬Sea The Starsは、初年度産駒のTaghrooda(2011.1.27)Sea the Moon(2011.4.29)、Vazira(2011.3.19)に続いて4頭目のGI勝ち馬Harzandが英ダービー馬となりました。Harzandは、↑の4代血統表のとおり母父ザールで、Zafonicの血をブルードメアに持つということでは、Vaziraと同様であり、Vaziraもアガ・カーン殿下の生産馬でした。アガ・カーン殿下はGone Westの血の使い方が巧みですよね。直父系に持つ馬では、Zafonicの全弟Zamindar(1994.4.7)の輩出したZarkava(2005.3.31)が、2000年代の欧州最強牝馬として印象に残ります。Harzand以外に母父系に持つ馬では、今年2016年の第176回仏ダービー(GI)の2着馬が、Zarkavaの4番仔Zarak(2013.3.1)でした。

Harzandの母系に着目するならば、母HazariyaはアザシS(愛GIII)の勝ち馬、曾祖母Hazy Ideaの仔にミドルパークS(英GI)とフライングチルダーズS(当時英GI)を制した輸入種牡馬ヒッタイトグローリー(1973.4.18)がいます。ヒッタイトグローリーは、「小倉の鬼」メイショウカイドウ(1999.5.14)の母父と言ったほうが、通りが良いかもしれませんね。合わせて、Harzandは、この英ダービーで一緒に走り5着だったHumphrey Bogart(2013.4.4)とは従兄弟どうしです。名優の名前を戴いたHumphrey Bogart、Harzandと同じく馬名の頭文字Hは母系から取られていますが、Humphrey Bogartはアガ・カーン殿下の持ち馬ではありません。

*

Harzandは、英ダービーの後に第151回愛ダービー(GI)も制して、英愛ダービーW制覇となりました。

アガ・カーン殿下の勝負服をまとったパトリック・スマレン騎手を乗せた白いシャドーロールの黒鹿毛のHarzand、マイケル・テイバー氏の勝負服をまとったライアン・ムーア騎手を乗せた鹿毛のIdaho(2013.3.14)とのデッドヒートを制しました。US Army Ranger(2013.2.28)に迫られてから伸びた英ダービーもそうですが、これは勝負強い。

  

デビュー戦を敗れた後は連勝を重ねて行く姿に、父Sea The Starsを想起させるところもある、Harzand。果たして、その行く末や、如何に。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。