第157回天皇賞・春(GI)の勝ち馬

レインボーライン 牡 鹿毛 2013.4.1生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・三田昌宏氏 栗東・浅見秀一厩舎

レインボーライン(2013.4.1)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサツシユ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサツシユ 1966
レーゲンボーゲン
栗毛 2002.4.7
仔受胎時活性値:0.50
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.25
Deputy Minister
鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
レインボーファスト
栗毛 1992.4.17
仔受胎時活性値:0.25
レインボーアンバー
栗毛 1986.3.17
種付け時活性値:1.25
アンバーシヤダイ 1977.3.10
イーデンブルース 1974.4.26
レインボーローズ
鹿毛 1979.4.5
仔受胎時活性値:1.00
★フアーストフアミリー
栗毛 1962.2.24
種付け時活性値:0.00
プテイツトアミ
黒鹿毛 1961.4.29
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×5、Northern Dancer5×5>

レインボーライン(2013.4.1)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
レインボーアンバー
(Northern Dancer系)
★フアーストフアミリー
(Royal Charger系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
レインボーアンバー 2.00 半姉アニメイトバイオ
(No. 19)
7番仔
(7連産目)

*

2018年の第157回天皇賞・春(GI。京都芝3200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12レインボーライン 牡5 58 岩田康誠 3:16.2    35.2 452
[-2]
浅見秀一 2
2 11シュヴァルグラン 牡6 58 H.ボウマン 3:16.2 クビ 35.8 474
[+4]
友道康夫 1
3 8クリンチャー 牡4 58 三浦皇成 3:16.3 1/2 35.7 488
[+2]
宮本博 4
4 1ミッキーロケット 牡5 58 和田竜二 3:16.4 クビ 35.5 480
[-8]
音無秀孝 9
5 2チェスナットコート 牡4 58 蛯名正義 3:16.5 3/4 35.9 452
[-6]
矢作芳人 7

2018年の第157回天皇賞・春。「馬のいない表彰式は寂しい」。レース後の浅見秀一調教師の言を伝える、細江純子さんのインタビューが刺さりました。称えるべき勝ち馬がいない、GIレースの表彰式。私が競馬者の歩みを始めてからでは、初めてのことでした。レインボーライン、出走18頭中ではチェスナットコート(2014.5.8)と並び最軽量となる452kgの身体に秘めたど根性を以て、最後の最後でシュヴァルグラン(2012.3.14)を「クビ」だけ差し切りました。そうしてレインボーライン自身のGI初勝利と共に、岩田康誠騎手にはレッツゴードンキ(2012.4.6)で制した2015年の第75回桜花賞(GI)以来、浅見秀一調教師にはレジネッタ(2005.5.11)で制した2008年の第68回桜花賞以来となる、GI制覇を贈りました。ただ、その代償が故障とは……。競馬の神様は、時に、競馬者に厳しい現実を突き付けます。まずはレインボーラインの無事を、ただただ、ただただ祈るばかりです。

では、以下にレインボーラインの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

プテイツトアミ 1961.4.29 1勝
|レインボーローズ 1979.4.5 3勝
||セキテイリュウオー 1989.4.30 金杯(GIII) 東京新聞杯(GIII) 天皇賞・秋(GI)2着2回ほか
||レインボーファスト 1992.4.17 不出走
|||エースインザレース 2000.2.9 4勝 兵庫ジュニアグランプリ(統一GIII) 全日本2歳優駿(統一GI)2着ほか
|||レーゲンボーゲン 2002.4.7 1勝
||||アニメイトバイオ 2007.1.30 3勝 ローズS(GII) 秋華賞(GI)2着 阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)2着ほか
|||||パイオニアバイオ 2015.3.3 フローラS(GII)2着
||||ホーマンフリップ 2008.1.13 1勝 ファンタジーS(GIII)2着
||||レインボーライン 2013.4.1 (本馬) 天皇賞・春(GI) 阪神大賞典(GII) アーリントンC(GIII) 菊花賞(GI)2着ほか

仏国生まれのプティットアミを日本の牝系祖とする19号族。レインボーラインの天皇賞・春は、牝系悲願のGI初制覇でもありました。上図で意図的に記載しましたが、大伯父セキテイリュウオーがGI2着2回、伯父エースインザレースが統一GI2着1回、半姉アニメイトバイオがジーワン2着2回、そしてレインボーライン自身もGI2着1回。セキテイリュウオーの1回目の天皇賞・秋2着、1993年の第108回から25年。四半世紀を掛けて成し遂げられた、本当に悲願のGI勝ちでした。こういう牝系をノーザンファームが持たれているところに、企業規模、その裾野の広さを思います。

また、0の理論的な見解を述べると、レインボーラインの最優性先祖は祖母父レインボーアンバー。現役時代に3勝を挙げた同馬は、弥生賞(GII)を勝ち、第50回菊花賞2着、共同通信杯4歳S(現共同通信杯、GIII)2着があります。その父アンバーシャダイが満8歳時の0交配を受けたレインボーアンバー。彼が制した1989年の弥生賞は、泥田のような馬場で行われたレースで、先行2番手から抜け出して、2着ワンダーナルビー(1986.4.4)に1秒7差を着けての大差勝ちでした。そんなレインボーアンバーもまたGI2着にとどまった馬でしたが、ひ孫の代で、一矢報いました。

  

祈ることしか出来ませんけれど、祈りは無意味ではないことを信じて。一生懸命に走りGI初制覇を遂げたレインボーラインが、どうか無事でありますように。そして、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#2018/04/29(日)追記。レインボーラインは「右前肢ハ行」だったということ。重篤な症状に至らず、本当に良かった。ゆっくり休んで、また元気な姿を見せてください。