年度代表馬の同期生を辿る(其の参拾壱)-メイショウサムソン(2003.3.7)-

メイショウサムソン 牡 鹿毛 2003.3.7生 浦河・林孝輝氏生産 馬主・松本好雄氏 栗東・瀬戸口勉厩舎→高橋成忠厩舎

メイショウサムソン(2003.3.7)の4代血統表
オペラハウス
鹿毛 1988.2.24
種付け時活性値:1.50
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top
鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Reprocolor
栗毛 1976.5.14
Jimmy Reppin 1965
Blue Queen 1967
マイヴィヴィアン
鹿毛 1997.3.29
仔受胎時活性値:1.25
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.25
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966.4.1
Olmec 1966
ウイルプリンセス
鹿毛 1983.2.17
仔受胎時活性値:1.25
サンプリンス
栃栗毛 1969
種付け時活性値:1.25
Princely Gift 1951
Costa Sola 1963
エール
芦毛 1972.3.28
仔受胎時活性値:0.50
フオルテイノ
芦毛 1959.4.19
種付け時活性値:1.00
ガーネツト
鹿毛 1955.3.15
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4>

メイショウサムソン(2003.3.7)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
オペラハウス
(Sadler’s Wells系)
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
サンプリンス
(Princely Gift系)
フオルテイノ
(Grey Sovereign系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
オペラハウス 5.00 or 3.00 高祖母が八大競走2勝
(No. 3-l フロリースカツプ系)
初仔
(流産後)

*

第66回皐月賞(GI。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 メイショウサムソン 牡3 57 石橋守 1:59.9    35.1 504
[-4]
瀬戸口勉 6
2 2 ドリームパスポート 牡3 57 高田潤 2:00.0 1/2 34.8 464
[0]
松田博資 10
3 6 フサイチジャンク 牡3 57 岩田康誠 2:00.3 2 34.8 476
[-6]
池江泰寿 2
4 15 アドマイヤムーン 牡3 57 武豊 2:00.4 1/2 34.8 478
[+6]
松田博資 1
5 1 フサイチリシャール 牡3 57 福永祐一 2:00.5 1/2 36.2 486
[-4]
松田国英 3

2006年の第66回皐月賞。石橋守騎手、22年目のJRAGI初制覇。4コーナーで右後方を振り返った後、猛然と追い出してからは、メイショウサムソンと石橋騎手の世界。馬場中央を懸命に伸びた、鼻面が少しだけ白い鹿毛馬メイショウサムソン。サムソンとは、旧約聖書に登場する怪力の持ち主。力持ちのサムソン、その名の通り、持ち得る力をGIの大観衆の前でも見事に披露してくれました。

*

第73回東京優駿(GI。東京芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 メイショウサムソン 牡3 57 石橋守 2:27.9    35.1 502
[-2]
瀬戸口勉 1
2 6 アドマイヤメイン 牡3 57 柴田善臣 2:28.0 クビ 35.4 496
[-2]
橋田満 4
3 15 ドリームパスポート 牡3 57 四位洋文 2:28.3 2 34.9 462
[-2]
松田博資 7
4 4 マルカシェンク 牡3 57 福永祐一 2:28.3 クビ 35.1 500
[+4]
瀬戸口勉 5
5 3 ロジック 牡3 57 幸英明 2:28.5 1 1/4 35.4 488
[0]
橋口弘次郎 11

2006年の第73回東京優駿。1番人気に推された皐月賞馬メイショウサムソンが、その力を見せ付けての2冠達成。石橋騎手、アドマイヤメイン(2003.3.13)と、石橋騎手とは競馬学校の同期(1期生)の柴田善臣騎手を交わしてからはムチを使わず。接戦となった東京優駿で、ああいう勝ち方をした馬は初めて見ました。石橋騎手、よほど、鞍下を信頼していたのでしょう。「接戦で強い馬が、本当に強い馬」ということを再認識したレースが、この第73回東京優駿でした。

*

第135回天皇賞・春(GI。京都芝3200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 メイショウサムソン 牡4 58 石橋守 3:14.1    34.7 516
[-2]
高橋成忠 2
2 16 エリモエクスパイア 牡4 58 福永祐一 3:14.1 ハナ 34.6 502
[0]
大久保龍志 11
3 12 トウカイトリック 牡5 58 池添謙一 3:14.1 クビ 34.4 438
[-4]
松元省一 4
4 8 アイポッパー 牡7 58 安藤勝己 3:14.2 1/2 34.2 456
[-2]
清水出美 1
5 10 トウショウナイト 牡6 58 武士沢友治 3:14.4 1 1/4 35.1 476
[-12]
保田一隆 6

2007年の第135回天皇賞・春。ダテや酔狂で牡馬クラシック2冠は達成できません。メイショウサムソンと石橋騎手、自ら勝ちに行く競馬をして、よくぞ粘り切りました。鞍下を信じ切った鞍上の、その期待に応えたメイショウサムソン。偉い。瀬戸口勉調教師の定年退職により、高橋成忠厩舎に転厩となったメイショウサムソン。高橋師に調教師としての八大競走初勝利を贈りました。

*

第136回天皇賞・秋(GI。東京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 メイショウサムソン 牡4 58 武豊 1:58.4    34.6 518
[0]
高橋成忠 1
2 9 アグネスアーク 牡4 58 吉田隼人 1:58.8 2 1/2 34.7 430
[0]
河内洋 7
3 6 カンパニー 牡6 58 福永祐一 1:58.8 クビ 34.6 460
[-2]
音無秀孝 6
4 15 ポップロック 牡6 58 O.ペリエ 1:59.0 1 1/4 34.4 496
[-4]
角居勝彦 4
5 3 コスモバルク 牡6 58 五十嵐冬樹 1:59.1 クビ 35.7 504
[-3]
田部和則 11

2007年の第136回天皇賞・秋。有無を言わさぬ、2と2分の1馬身差勝ち。文句なしの勝利でした。タマモクロス(1984.5.23)スペシャルウィーク(1995.5.2)テイエムオペラオー(1996.3.13)に続いての、天皇賞春秋の同年連覇。春の淀芝3200mを3分14秒1で勝ち、秋の府中芝2000mを1分58秒4で制する。よくぞ、問われる資質の違う両レースを制覇しました。偉い、そして、強い。

*

メイショウサムソンという馬は、故郷の林孝輝牧場にGI初勝利を贈り、馬主の松本好雄氏にクラシック初勝利と「ダービーオーナー」の称号を贈り、瀬戸口勉調教師に最後の平地GI勝利を贈り、高橋成忠調教師にGI初勝利を贈り、そして石橋守騎手にGI初勝利を贈った馬でした。

「人がいて 馬がいて そしてまた人がいる」

とは、松本オーナーのお言葉だそうですが、そのお言葉を体現したかのようなメイショウサムソン。

大手グループの流行血脈を持たず、そしてまた牝系が小岩井の3号族フロリースカツプ(1904)にさかのぼるという、私にとっても印象に残る名馬の1頭であるメイショウサムソン。これからも息災に過ごして、良い仔を送り込んで欲しいと願います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>