カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の弐拾弐)-Kingman(2011.2.26)-

Kingman(キングマン) 牡 鹿毛 2011.2.26生 英国・Juddmonte Farms生産 馬主・Khalid Abdullah 英国・John Gosden厩舎

Kingman(2011.2.26)の4代血統表
Invincible Spirit
鹿毛 1997.2.17
種付け時活性値:1.25
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Foreign Courier
鹿毛 1979.4.11
Sir Ivor 1965.5.5
Courtly Dee 1968.3.8
Rafha
鹿毛 1987.2.19
Kris
栗毛 1976.3.23
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Eljazzi
鹿毛 1981.4.12
アーテイアス 1974.2.26
Border Bounty 1965
Zenda
鹿毛 1999.2.18
仔受胎時活性値:0.75
Zamindar
鹿毛 1994.4.7
種付け時活性値:1.00
Gone West
鹿毛 1984.3.10
Mr. Prospector 1970.1.28
Secrettame 1978.3.15
Zaizafon
栗毛 1982.1.18
The Minstrel 1974.3.11
Mofida 1974.3.21
Hope
鹿毛 1991.4.5
仔受胎時活性値:1.75
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.75
Lyphard 1969.5.10
Navajo Princess 1974.3.31
Bahamian
栗毛 1985.2.8
仔受胎時活性値:1.25
★Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
種付け時活性値:0.00
Sorbus
鹿毛 1975
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5、Never Bend5×5>

Kingman(2011.2.26)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
Invincible Spirit
(Danzig系)
Zamindar
(Mr. Prospector系)
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
★Mill Reef
(Never Bend系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
ダンシングブレーヴ
(Hope)
4.00母が仏1000ギニー馬
(No. 19)
7番仔?
(7連産目?)

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2014年の第94回愛2000ギニー(GI。カラ芝8F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
11Kingman牡357.2James Doyle1:47.29John Gosden1
26Shifting Power牡357.2Richard Hughes5Richard Hannon3
32Mustajeeb牡357.2Pat Smullen2D K Weld2
413Johann Strauss牡357.2Joseph O’Brien6A P O’Brien4
55Big Time牡357.2Shane Foley2 3/4John Joseph Murphy6

*

※↓の動画はサムネイルのみです。動画はYoutubeのWEBサイトでご覧ください。

2014年の第170回セントジェームズパレスS(英GI。アスコット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
17Kingman牡357.2James Doyle1:39.06John Gosden1
21Night of Thunder牡357.2Richard Hughes2 1/4Richard Hannon2
32Outstrip牡357.2William Buick1Charlie Appleby5
46War Command牡357.2Joseph O’Brien1/2A P O’Brien4
54Yuften牡357.2Andrea Atzeni1William Haggas6

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2014年の第128回サセックスS(英GI。グッドウッド芝8F)の結果


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
14Kingman牡357.2James Doyle1:41.75John Gosden1
25Toronado牡460.8Richard Hughes1Richard Hannon2
32Darwin牡460.8Joseph O’BrienアタマA P O’Brien4
41Outstrip牡357.2William Buick1 3/4Charlie Appleby3

*

2014年の第93回ジャック・ル・マロワ賞(仏GI。ドーヴィル芝1600m)の結果


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
11Kingman牡356.5James Doyle1:41.90John Gosden1
23Anodin牡459Olivier Peslier2 1/2F Head3
34Olympic Glory牡459Frankie Dettori1Richard Hannon2
46Rizeena牝355Ryan Moore短クビClive Brittain4
55Red Dubawi牡659Eddy HardouinクビFrau Erika Mader5

*

2014年のカルティエ賞年度代表馬、Kingman。2010年代は、ハーリド・ビン・アブドゥッラーの勝負服がカルティエ賞年度代表馬の栄誉に浴する機会が多い印象もあります。Frankel(2008.2.11)に続いて2頭目となったのは、その名もKingman。おなじみの桃色の帽子、日本風に言えば「薄緑、桃襷、白袖」の勝負服、そしてジョン・ゴスデン厩舎の牡馬に見られる白い鼻革。鹿毛が鮮やかな末脚を見せて、Kingman。2014年の第94回愛2000ギニー、第170回セントジェームズパレスS、第128回サセックスS、第93回ジャック・ル・マロワ賞と欧州の主要マイルGIで4連勝を遂げ、見事にカルティエ賞年度代表馬の受賞となりました。

Kingman、その通算成績は8戦7勝、2着1回。こうなると「2着1回が惜しい」と思わされますが、日本風に言えば単勝2.5倍の本命で挑んだ2014年の第206回英2000ギニー(GI)、その前走グリーナムS(英GIII)において4馬身半差を着けて打ち負かしたNight of Thunder(2011.3.12)に、逆襲をくらっての2着でした。

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2014年の第206回英2000ギニー(GI。ニューマーケット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
13Night of Thunder牡357.2Kieren Fallon1:36.61Richard Hannon11
21Kingman牡357.2James Doyle1/2John Gosden1
310Australia牡357.2Joseph O’BrienアタマA P O’Brien2
411Shifting Power牡357.2Frankie Dettori2 1/4Richard Hannon12
56Charm Spirit牡357.2Olivier Peslier3/4F Head8

馬群が両端のラチ沿いの二手に分かれた一戦。ラスト100mを切ったあたりから左側へヨレまくったNight of Thunder、それでも決勝点では脚色よく先頭でゴール。記録を辿れば、このレースがキーレン・ファロン騎手の最後のGI勝利でもありました。惜しくも半馬身差2着だったKingmanでしたが、後で振り返れば、Night of Thunderはこの英2000ギニーと翌2015年の第57回ロッキンジS(英GI)とGI2勝、アタマ差凌いだ3着のAustralia(2011.4.8)は2014年の第235回英ダービー(GI)、第149回愛ダービー(GI)、第43回英インターナショナルS(GI)とGI3勝、5着のCharm Spirit(2011.2.26)は2014年のジャンプラ賞(仏GI)、第58回ムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI)、第59回クイーンエリザベス2世S(英GI)とGI3勝。一緒に走った馬たちも強かった、レベルの高い一戦でした。

そんな強力な好敵手たちを差し置いて、2014年の全欧を代表する年度代表馬に選出されたKingman。英GI2勝、愛GI1勝、仏GI1勝と3カ国でGI4勝は、伊達や酔狂で出来るものではありません。Kingman、その名のとおり、王たる男だったのです。

Kingmanには名種牡馬Invincible Spiritの後継種牡馬としての期待も掛かります。ゴスデン厩舎の同期生であった第236回英オークス(GI)、第64回”キング・ジョージ”勝ちの名牝Taghrooda(2011.1.27)の初年度交配のお相手にも選ばれ、2016年に初仔となる娘、Jahafil(2016.2.25)が生まれています。「Kingman×Taghrooda」となると「Green Desert3×4」というクロスが発生する、父系と母父系が同系交配ですが、Jahafilがどのような走りを見せてくれるか楽しみですね。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>