第160回ディアナ賞(独GI)の勝ち馬-Well Timed(2015.4.20)-

Well Timed 牝 鹿毛 2015.4.20生 独国・Stall Ullmann生産 馬主・Stall Ullmann 独国・Jean-Pierre Carvalho厩舎

Well Timed(2015.4.20)の4代血統表
Holy Roman Emperor
鹿毛 2004.3.28
種付け時活性値:0.50

デインヒル
鹿毛 1986.3.26
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty 1968.4.15
Spring Adieu 1974.5.10
L’On Vite
鹿毛 1986.4.20
Secretariat
栗毛 1970.3.30
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952
Fanfreluche
鹿毛 1967.4.9
Northern Dancer 1961.5.27
Ciboulette 1961.5.19
Wells Present
鹿毛 2002.4.22
仔受胎時活性値:1.00

Cadeaux Genereux
栗毛 1985.3.22
種付け時活性値:0.00
★Young Generation
鹿毛 1976.4.29
Balidar 1966
Brig O’Doon 1967
Smarten Up
栗毛 1975.5.20
Sharpen Up 1969.3.17
L’Anguissola 1967
Wells Whisper
鹿毛 1992.1.20
仔受胎時活性値:0.25
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Whakilyric
鹿毛 1984.2.17
仔受胎時活性値:1.75
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:1.25
リリズム
鹿毛 1979.4.21
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4×4、Natalma(♀)5×5×5×5>

Well Timed(2015.4.20)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Holy Roman Emperor
(Danzig系)
Cadeaux Genereux
(Owen Tudor系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Miswaki
(Whakilyric)
4.00 従兄が香港カップ勝ち馬
(No. 13-b)
8番仔?
(7連産目?)

*

2018年の第160回ディアナ賞(独GI。デュッセルドルフ芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 11 Well Timed 牝3 58 Filip Minarik 2:12.63 Jean-Pierre Carvalho 1
2 7 Night of England 牝3 58 Andrasch Starke 1 3/4 Henk Grewe 3
3 3 Wonder of Lips 牝3 58 Alexander Pietsch 2 1/2 Andreas Suborics 8
4 8 Sword Peinture 牝3 58 Jozef Bojko 1/2 A Wöhler 7
5 2 Barista 牝3 58 Martin Seidl 1 J Hirschberger 9

2018年の第160回ディアナ賞。北半球の主要国における、英オークス(GI)を範とした3歳牝馬限定のクラシックレースの掉尾を飾るのは、ディアナ賞。仏国のオークスであるディアヌ賞(GI)、独国のオークスであるディアナ賞と、読み方は若干違いますが、共にローマ神話の月の女神ディアーナを冠に戴くレースですね。

そんなディアナ賞の第160回を制したのは、1番人気のWell Timed。2017年10月のデビュー戦こそ4着に破れたものの、2018年の復帰戦1着、BMW賞(LR)1着、ディアナトライアル(独GII)1着、そしてディアナ賞1着と、距離が2000m以上のレースしか出走していない2018年は負け無しの4連勝での戴冠でした。2018年からWell Timedとコンビを組む鞍上のフィリップ・ミナリク騎手は、今年2018年にJRAの短期免許で来日されていたことでもおなじみで、ディアナ賞は2012年の第154回を制したサロミナ(2009.2.22)以来となる2勝目。管理されるジャンピエール・カルヴァロ調教師はディアナ賞初勝利。オーナーブリードのシュタル・ウルマンは、すなわちシュレンダーハン牧場ですね。シュレンダーハン牧場名義と合わせると、ディアナ賞は実に16勝目(!!)の模様。また、シュタル・ウルマン、カルヴァロ師、ミナリク騎手と言いますと、昨年2017年の第37回ジャパンカップ(GI)に出走したGuignol(ギニョール。2012.5.8)のトリオでもありますね。

*

では、以下にWell Timedの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Whakilyric 1984.2.17 カルヴァドス賞(仏GIII)ほか仏GIII2着1回、仏GII3着2回、仏GIII3着1回
|Johann Quatz 1989.2.22 6勝 リュパン賞(仏GI) カーネルFWケスターH(米GII) ブリーダーズカップ・マイル(米GI)2着ほか
|Hernando 1990.2.8 7勝 ジョッケクルブ賞(仏GI) リュパン賞(仏GI) ニエル賞(仏GII) ゴントービロン賞(仏GIII)2回ほか
|Walter Willy 1991.2.8 4勝 ルイジアナダウンズH(米GIII)3着
|Wells Whisper 1992.1.20 0勝
||Wells Present 2002.4.22 2勝 ヴァルターJ.ヤコブス牝馬賞(独GIII)3着
|||Well Timed 2015.4.20 (本馬) ディアナ賞(独GI) ディアナトライアル(独GII)
||Wonder Why 2004.4.3 不出走
|||Akeed Mofeed 2009.2.14 6勝 香港カップ(GI) 香港ダービーほか
|||Jordan Sport 2013.2.26 マハーブアルシマール(UAE・GIII)
|Vingt et Une 1993.1.22 1勝
||Coconut Show 2001.3.19 3勝
|||Thai Haku 2007.2.12 3勝 ケープヴェルディS(UAE・GII)2着 ノーブルダムセルS(米GIII)3着 アンドレバボワン賞(仏GIII)3着
|||Albaraah 2008.3.8 3勝 フロール賞(仏GIII)2着
||||Alrahma 2014.3.4 2勝 カブール賞(仏GIII) モルニ賞(仏GI)2着
||||Efaadah 2015.3.20 ポルトマイヨ賞(仏GIII) オマール賞(仏GII)2着 サンドリンガム賞(仏GII)3着
|||La Belliere 2010.4.2 2勝
||||Boos 2014.2.16 クリテリウム・ド・メゾンラフィット(仏GII)2着
|Res Judicata 1995.3.13 5勝 カールトンFバークH(米GIII)2着 ゴントービロン賞(仏GIII)3着
|Adnaan 1996.3.10 3勝 ゴードンS(英GIII)3着
|Apsara 2000.5.16 0勝
||Curtain Call 2005.1.31 3勝 ベレスフォードS(愛GII) ムーアズブリッジS(愛GIII) フューチュリティS(愛GII)2着 ロイヤルホイップS(愛GII)2着
||Souen 2006.4.27 不出走
|||Three Balloons 2011.10.9 3勝 チェアマンズC(南阿GIII)2着 ケープサマーステイヤーズH(南阿GIII)2着ほか
||Launched 2012.3.7 モーリスドニュイユ賞(仏GII)2着
|Mine Excavation 2003.1.28 不出走
||Hint of A Tint 2010.3.17 3勝 愛1000ギニートライアル(GIII)2着 リッジウッドパールS(愛GII)3着

Well Timedの牝系は、世界各国で継承されている 13号族b分枝系。Well Timedの大伯父Johann Quatz(ヨハンクアッツ)、Hernando(エルナンド)は共にジャパンカップ出走経験があり、1994年の第14回ジャパンカップでは兄弟対決が実現しました。結果は兄が12着、弟が4着と、弟に軍配が上がりました。Hernandoは、私が購入した初めての月刊「優駿」である1993年7月号において、正面から捉えられた第153回ジョッケクルブ賞の決勝点の写真、目をギラつかせたその表情が非常に印象に残っています。そんなHernandoは、今年2018年の第124回愛オークス(GI)を制したSea of Class(2015.5.23)の母父でもあります。また、Well Timedの従兄Akeed Mofeedは2013年の第27回香港カップの勝ち馬であり、そのレースで1馬身差の2着がトウケイヘイロー(2009.4.22)でした。最後に、上図の範囲外ですが、Well Timedの高祖母リリズムはカタカナ表記でお分かりのとおり輸入繁殖牝馬であり、日本にも縁がある牝系と言えます。

*

2000m以上のレースではまだ負けていないWell Timed。この後の進路は、その名のとおり勝利の好機を捉えるべく、外国に転じて第113回ヴェルメイユ賞(仏GI)が目標の模様。Well Timed、時を重ねる独国の3歳牝馬の未来に幸多からんことを。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#余談。Johann QuatzとHernandoが出走した第14回ジャパンカップでは、もう1組兄弟対決がありました。Grand Flotilla(グランドフロティラ。1987.2.25)とマーベラスクラウン(1990.3.19)。こちらの兄弟対決は兄が8着-ナイスネイチャ(1988.4.16)と同着-、弟が見事1着でした。2組の兄弟対決は共に弟が兄に先着しましたが、マーベラスクラウンの勝利により、2組4頭共に国際GI勝ち馬になるという結果でした。これは賢兄賢弟です。尊ぶべきは、それぞれの母堂であるWhakilyricとモリタ(1978.10.30)。

<参考WEB>


2018年のクラシック候補生を確認する(其の弐拾弐)

メイショウテッコン 牡 青鹿毛 2015.4.17生 新ひだか・下屋敷牧場生産 馬主・松本好雄氏 栗東・高橋義忠厩舎

メイショウテッコン(2015.4.17)の4代血統表

マンハッタンカフェ
青鹿毛 1998.3.5
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
サトルチェンジ
黒鹿毛 1988.4.2
Law Society
黒鹿毛 1982.2.16
Alleged 1974.5.4
Bold Bikini 1969.4.11
Santa Luciana
黒鹿毛 1973
★Luciano 1964
Suleika 1954
エーシンベロシティ
黒鹿毛 2005.1.30
仔受胎時活性値:0.25

Lemon Drop Kid
鹿毛 1996.5.26
種付け時活性値:0.00
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Charming Lassie
黒鹿毛 1987.3.6
Seattle Slew 1974.2.15
Lassie Dear 1974.5.2
バーモントガール
鹿毛 1997.5.9
仔受胎時活性値:1.75
ミシエロ
鹿毛 1990.4.7
種付け時活性値:1.50
Conquistador Cielo 1979.3.20
My Inheritance 1982.5.26

Raging Apalachee
黒鹿毛 1988.4.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

★Apalachee
鹿毛 1971.2.8
種付け時活性値:0.00
Fagers Charisma
黒鹿毛 1976.2.25
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5>

メイショウテッコン(2015.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マンハッタンカフェ
(Halo系)
★Lemon Drop Kid
(Mr. Prospector系)
ミシエロ
(Mr. Prospector系)
Apalachee
(Round Table系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ミシエロ
(Nodouble)
4.75 or 2.75 大伯父Artax
(No. 14-a)
2番仔
(不受胎後)

2018年の第67回ラジオNIKKEI賞(GIII)。福島競馬場開場100周年にして、通算200回目の重賞施行になったという記念の一戦。JRAの3歳限定重賞で唯一のハンデ戦を制したのは、出走13頭中トップハンデタイとなる56kgを背負った2番人気馬、メイショウテッコン。道中は掛かりどおしに見えましたが、3番手から抜け出すと、直線で猛追して来た1番人気のフィエールマン(2015.1.20)を半馬身抑えたところが決勝点でした。メイショウテッコン、その馬名意味は「冠名+鉄魂」。今年1月の梅花賞で1着になった際に騎乗された武豊騎手が「気性が若いけど、能力はある」と述べられた素質馬、鉄の魂を持って、秋には第79回菊花賞(GI)の主役を目指すのではないでしょうか。

メイショウテッコンは、上記のとおり「★マンハッタンカフェ×★Lemon Drop Kid×ミシエロ×★Apalachee」という、4代血統構成のうち3系の父がミニモの遺伝を与えているという、0の理論的良馬です。ただ、生まれ日からは母父Lemon Drop Kidが母エーシンベロシティに対しては、2.00を与えているやも知れません。ともあれメイショウテッコン、SS0化、母エーシンベロシティが不受胎後の仔という背景もあり、気になる存在です。

では、以下にメイショウテッコンの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Raging Apalachee 1988.4.19 不出走
|Artax 1995.3.29 7勝 ブリーダーズカップ・スプリント(米GI) ヴォスバーグS(米GI) カーターH(米GI) サンフェリペS(米GII) フォレストヒルズH(米GII) サンタカタリナS(米GIII)ほか
|バーモントガール 1997.5.9 1勝
||エイシンヴァイデン 2002.2.20 4勝 野路菊S(OP) フェニックス賞(OP)
||エーシンベロシティ 2005.1.30 13勝
|||メイショウテッコン 2005.4.17 (本馬) ラジオNIKKEI賞(GIII) 白百合S(OP)

米国から日本で継承されている14号族a分枝系。メイショウテッコンの大伯父Artaxは上図のとおり、米国のGレース6勝、その内GI3勝という名短距離馬で、1999年のエクリプス賞最優秀短距離馬に選出されました。

*

グリム 牡 芦毛 2015.4.28生 新ひだか・服部牧場生産 馬主・(株)カナヤマホールディングス 栗東・野中賢二厩舎

グリム(2015.4.28)の4代血統表
ゼンノロブロイ
黒鹿毛 2000.3.27
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ローミンレイチェル
鹿毛 1990.4.18
マイニング
栗毛 1984.4.4
Mr. Prospector 1970.1.28
I Pass 1978.4.8
One Smart Lady
鹿毛 1984.5.3
Clever Trick 1976.3.10
Pia’s Lady 1971.4.11
ブランシュネージュ
芦毛 2002.5.5
仔受胎時活性値:1.00
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.00
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジエリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
フックライン
芦毛 1993.3.20
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
シャーディー
鹿毛 1986.5.20
種付け時活性値:1.50
★Danzig 1977.2.12
Unfurled 1974.4.3
Hooked Bid
芦毛 1983.3.13
仔受胎時活性値:0.25
Spectacular Bid
芦毛 1976.2.17
種付け時活性値:1.50
バーブスボールド
黒鹿毛 1978.4.27
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

グリム(2015.4.28)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゼンノロブロイ
(Halo系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
シャーディー
(Danzig系)
Spectacular Bid
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ゼンノロブロイ 4.25 or 2.25 曾祖母の仔に豪GI2勝馬
(No. 17-b)
6番仔
(5連産目)

2018年の第10回レパードS(GIII)。気合を付けた逃げで主導権を握った5番人気のグリムと内田博幸騎手。後続を引き連れての逃げで上手く平均ペースを作れたのか、直線で外から10番人気のヒラボクラターシュ(2015.3.16)と福永祐一騎手が脚色良く抜き去るのかと見えたところでグリム、二の脚三の脚を繰り出して最後は「クビ」だけ先んじていました。サスガに青竜S(OP)の勝ち馬、見事な粘り勝ちでした。

グリムの馬主である(株)カナヤマホールディングスは、2015年生まれ世代ではカシアス(2015.3.27)グレイル(2015.3.7)カツジ(2015.4.27)に続いてグリムが4頭目のJRA重賞勝ち馬となりました。他にもシャルルマーニュ(2015.3.1)、シヴァージ(2015.3.27)などがおり、豊作と言える世代です。「黒、緑星散、袖緑縦縞」の勝負服、駿馬たちがターフやダートを駆けています。

では、以下にグリムの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Hooked Bid 1983.3.13 1勝
|カーフィリィ 1992.2.2 2勝
||ホワイトハピネス 1997.4.19 5勝 京都大賞典(GII)3着
|フックライン 1993.3.20 1勝
||ブランシュネージュ 2002.5.5 4勝
|||グリム 2015.4.28 (本馬) レパードS(GIII) 青竜S(OP)
|Miss Marbles 1996.10.28 2勝
||Smile of Desire 2004.10.25 1勝 VRCサラブレッドブリーダーズS(豪GIII)3着
|||Vo Heart 2010.8.29 6勝 BRCシャンペンクラシック(豪GII)
|Magical Miss 1998.9.2 4勝 VRCオークス(豪GI) コーフィールド1000ギニー(豪GI) メムシーS(豪GII)ほか

米国から日本、豪州で継承されている17号族b分枝系。グリムの曾祖母Hooked Bidの仔であるMagical Missは、上図のとおりVRCオークス、コーフィールド1000ギニーと豪州GI2勝の名牝です。なお、グリムの高祖母がバーブスボールドということで、シーキングザパール(1994.4.16)&シーキングザダイヤ(2001.3.1)母仔とも同牝系ですね。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


第68回”キング・ジョージ”(英GI)の勝ち馬-Poet’s Word(2013.4.5)-

Poet’s Word 牡 鹿毛 2013.4.5生 愛国・Woodcote Stud Ltd生産 馬主・Saeed Suhail 英国・Sir Michael Stoute厩舎

Poet’s Word(2013.4.5)の4代血統表
Poet’s Voice
鹿毛 2007.3.7
種付け時活性値:1.25
Dubawi
鹿毛 2002.2.7
Dubai Millennium
鹿毛 1996.3.20
Seeking the Gold 1985.4.7
Colorado Dancer 1986.2.13
Zomaradah
鹿毛 1995.2.21
Deploy 1987.5.15
Jawaher 1998.5.13
Bright Tiara
栗毛 1989.3.27
Chief’s Crown
鹿毛 1982.4.7
Danzig 1977.2.12
Six Crowns 1976.4.21
Expressive Dance
芦毛 1978.4.24
★Riva Ridge 1969.4.13
Exclusive Dancer 1967.5.30
Whirly Bird
鹿毛 2001.5.26
仔受胎時活性値:0.75
Nashwan
栗毛 1986.3.1
種付け時活性値:1.50
Blushing Groom
栗毛 1974.4.8
Red God 1954.2.15
Runaway Bride 1962
Height of Fashion
鹿毛 1979.4.14
Bustino 1971
Highclere 1971.4.9
Inchyre
鹿毛 1993.2.4
仔受胎時活性値:1.75
Shirley Heights
鹿毛 1975.3.1
種付け時活性値:0.25
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Inchmurrin
鹿毛 1985.1.30
仔受胎時活性値:1.75
Lomond
鹿毛 1980.2.3
種付け時活性値:1.00
On Show
黒鹿毛 1978.4.18
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Shirley Heights5×3、Northern Dancer5×5>

Poet’s Word(2013.4.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Poet’s Voice
(Mr. Prospector系)
Nashwan
(Red God系)
◆Shirley Heights
(Mill Reef系)
Lomond
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Nashwan
(Whirly Bird)
5.75 半姉が英GIII2勝
(No. 7-a)
6番仔?
(2連産目?)

*

2018年の第68回”キング・ジョージ”(英GI。アスコット芝11F211y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 8 Poet’s Word 牡5 60.3 James Doyle 2:25.84 Sir Michael Stoute 2
2 6 Crystal Ocean 牡4 60.3 William Buick クビ Sir Michael Stoute 1
3 4 Coronet 牝4 59 Olivier Peslier 9 John Gosden 3
4 7 Salouen 牡4 60.3 Silvestre De Sousa 4 Sylvester Kirk 6
5 3 Rostropovich 牡3 55.3 Seamie Heffernan 短アタマ A P O’Brien 5

2018年の第68回”キング・ジョージ”。サー・マイケル・スタウト調教師の管理馬2頭の火の出るような叩き合い。先に抜け出したのは内のCrystal Ocean(2014.2.8)とウィリアム・ビュイック騎手、それを追い掛けたのが外のPoet’s Wordとジェームズ・ドイル騎手。かたやCrystal Oceanは今年2018年に入ってからゴードンリチャーズS(英GIII)1着、アストンパークS(英GIII)1着、ハードウィックS(英GII)1着。こなたPoet’s Wordは今年2018年に入ってから第21回ドバイシーマクラシック(UAE・GI)2着、ブリガディアジェラードS(英GIII)1着、第125回プリンスオブウェールズS(英GI)1着。近走で連勝している馬どうしの戦いは、追い掛けた側の強みか、あるいは年長馬の矜持か、決勝点で僅かに「クビ」だけ先んじて、Poet’s Word。ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズSに続く、アスコット競馬場のGI連勝を以て、欧州選手権距離の最上級レースをその蹄中に収めました。Poet’s WordとCrystal Oceanの激戦により堅良の芝で刻まれた勝ち時計2分25秒84は、2013年の第63回を制したノヴェリスト(2009.3.10)の2分24秒60に続く、”キング・ジョージ”史上2位の好タイム。ステーブルメイト2頭の名勝負と速い勝ち時計、2018年のこれまでの選手権距離のレースではベストバウトと言えるのではないでしょうか。見事なレースでした。

Poet’s Wordの鞍上のドイル騎手、馬主のサイード・スハイル氏は、共に”キング・ジョージ”初制覇。そして、Poet’s Wordを管理されるスタウト師は、実に6回目となる”キング・ジョージ”制覇。”キング・ジョージ”6勝は、5勝で並んでいたディック・ハーン調教師、サイード・ビン・スルール調教師から抜け出して”キング・ジョージ”の単独リーディングトレーナー記録となりました。そんなスタウト師の、”キング・ジョージ”6勝を確認すると、

  1. Shergar(1978.3.3)
    →1981年の第31回。英ダービー(GI)-史上最大着差となる10馬身差勝ち-、愛ダービー(GI)に続くGI3連勝。種牡馬入り後に誘拐されてしまったことでも知られる悲運の名馬
  2. オペラハウス(1988.2.24)
    →1993年の第43回。コロネーションC(英GI)、エクリプスS(英GI)に続くGI3連勝。日本で種牡馬としてテイエムオペラオー(1996.3.13)メイショウサムソン(2003.3.7)、ニホンピロジュピタ(1995.5.3)等の活躍馬を輩出
  3. Golan(1998.2.24)
    →2002年の第52回。2001年の英2000ギニー(GI)以来となるGI2勝目は、2001年の第21回ジャパンカップ(GI)以来のぶっつけ勝利
  4. コンデュイット(2005.3.23)
    →2009年の第59回。2008年の英セントレジャー(GI)、ブリーダーズカップ・ターフ(米GI)に続くGI3勝目。後に同2009年のブリーダーズカップ・ターフで連覇を果たしてGI4勝を遂げた名馬
  5. ハービンジャー(2006.3.12)
    →2010年の第60回。ジョンポーターS(英GIII)、オーモンドS(英GIII)、ハードウィックSに続くGレース4連勝目は11馬身差かつ2分26秒78のコースレコードの大圧勝。2018年現在、日本で種牡馬として活躍中
  6. Poet’s Word(2013.4.5)
    →2018年の第68回。本稿の主役

初めての勝利だったShergar以外の5頭は、古馬になってからの”キング・ジョージ”制覇でした。スタウト師は2018年現在まで英ダービー5勝、英2000ギニー5勝、英オークス(GI)2勝、英1000ギニー(GI)2勝、英セントレジャー1勝と、モチのロンで3歳戦でも活躍を見せられているのですが、古馬の管理育成もサスガの手腕と唸らされます。日本にも馴染み深いSingspiel(1992.2.25)ピルサドスキー(1992.4.23)も古馬になってからGI勝ちを重ねた名馬でした。むぅ、正に名伯楽、サー・マイケル・スタウト。

*

では、以下にPoet’s Wordのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Inchyre 1993.2.4 1勝
|Inchiri 1998.4.29 2勝
||Hawk's Eye 2006.3.24 6勝 アルゴアC(南阿GIII)ほか
|Inchberry 2000.5.6 0勝
||Divine Unicorn 2014.4.25 タタソールズC(豪GIII)ほか
|Whirly Bird 2001.5.26 5勝
||Whirly Dancer 2007.5.1 2勝
|||Beckford 2015.2.22 レイルウェイS(愛GII)ほか
||Malabar 2012.3.27 3勝 サラブレッドS(英GIII) プレスティージS(英GIII)
||Poet's Word 2013.4.5 (本馬) "キング・ジョージ"(英GI) プリンスオブウェールズS(英GI) ブリガディアジェラードS(英GIII) グロリアスS(英GIII)ほか
|Ursa Major 2009.5.12 4勝 愛セントレジャートライアルS(GIII)

英愛で継承されている7号族a分枝系。祖母からの分枝系ではPoet’s Wordが初めてのGI勝ち馬となりました。なお、Poet’s Wordの1歳年下の半弟ユーノテソーロ(2014.4.18)は、テソーロの冠名で知られる了徳寺健二オーナーの持ち馬として走りましたが、1戦0勝のまま地方抹消となったようです。

*

プリンスオブウェールズSでは昨年2017年の第141回英チャンピオンS(GI)で7馬身離されたCracksman(2014.4.9)に対して2馬身と4分の1差で逆襲を果たし、”キング・ジョージ”では僚友のCrystal Oceanとのクビ差の勝負を制したPoet’s Word。5歳にして完全に本格化した古馬王者、スタウト師の管理馬であり、その速い馬場への適性を考えると「第38回ジャパンカップに出走してくれないものか」と思ってしまいます。ともあれPoet’s Word、まずは激戦の疲れを癒やして、次走以降のさらなる活躍を期待したいものです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。


2018年のメシドール賞(仏GIII)の勝ち馬-ジェニアル(2014.2.7)-

ジェニアル 牡 鹿毛 2014.2.7生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(株)キーファーズ 栗東・松永幹夫厩舎

ジェニアル(2014.2.7)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
サラフィナ
鹿毛 2007.4.19
仔受胎時活性値:1.50
Refuse To Bend
鹿毛 2000.3.17
種付け時活性値:1.50
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Market Slide
栗毛 1991.4.13
Gulch 1984.4.16
Grenzen 1975.4.28
Sanariya
黒鹿毛 1996.3.22
仔受胎時活性値:0.50
Darshaan
黒鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:1.50
Shirley Heights 1975.3.1
Delsy 1972.3.20
Sanamia
鹿毛 1987.2.15
仔受胎時活性値:2.00
Top Ville
鹿毛 1976.4.5
種付け時活性値:0.50
Santalina
栗毛 1974
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

ジェニアル(2014.2.7)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Refuse To Bend
(Sadler’s Wells系)
Darshaan
(Mill Reef系)
Top Ville
(Dante系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Refuse To Bend
(Market Slide)
5.00 母が仏GI3勝馬
(No. 8-f)
初仔
(流産後)

*


2018年のメシドール賞(仏GIII。メゾンラフィット芝1600m)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 ジェニアル 牡4 58 武豊 1:37.62 松永幹夫 3
2 4 Jimmy Two Times 牡5 58 Mickael Barzalona 1/2 A Fabre 1
3 3 Zalamea 牡5 58 Eddy Hardouin 1 1/2 Carina Fey 4
4 2 Taareef 牡5 58 Christophe Soumillon 短アタマ J-C Rouget 2

2018年のメシドール賞。日本から遠く離れた仏国のメゾンラフィット競馬場にて、ジェニアル、その能力を見せ付けました。母は仏GI3勝の名牝サラフィナ、その血のなせる業なのでしょうか。母方の血統による馬場適性、欧州における父ディープインパクトの絶対数の少なさ、そしてまったく違うハーレムに身を置かれたことによる精神的なリフレッシュ。様々な要因が重なって、ジェニアル。「天才的な(伊)」という意味の名前を戴いた4歳牡馬が、平成の天才の手綱に応えた、見事な仏GIII制覇。挑戦することの大切さを、改めて思いました。本当におめでとうございました。

*

では、以下にジェニアルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Sanariya 1996.3.22 0勝
|Sanaya 2003.3.26 4勝 サンタラリ賞(仏GI)2着ほか仏GIII2着3回仏GIII3着1回
|Sanjida 2005.4.1 1勝 ペネロープ賞(仏GIII)3着 クレオパトル賞(仏GIII)3着 コンデ賞(仏GIII)3着
|サラフィナ 2007.4.19 6勝 ディアヌ賞(仏GI) サンクルー大賞(仏GI) サンタラリ賞(仏GI) フォワ賞(仏GII) コリーダ賞(仏GII)ほか
||ジェニアル 2014.2.7 (本馬) メシドール賞(仏GIII)
|Sandagiyr 2008.5.1 3勝 ファイアーブレイクS(UAE・GIII)

欧州でアガ・カーン殿下の手により継承されている8号族f分枝系。ジェニアルの近親の最高の活躍馬は、前出の母サラフィナ。第162回ディアヌ賞、第103回サンクルー大賞、第50回サンタラリ賞、フォワ賞、コリーダ賞と仏グループレース5勝のほか、第119回ガネー賞(仏GI)2着、第89回凱旋門賞(仏GI)3着、第105回ヴェルメイユ賞(仏GI)3着もある名牝です。なお、サラフィナの主戦はクリストフ・ルメール騎手でした。

*

ジェニアル、メシドール賞の勝利により、このあとの進路は8月12日に行われる第97回ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)ということ。ジャック・ル・マロワ賞と言えば、20年前の第77回をタイキシャトル(1994.3.23)が制しています。果たして、日本調教馬による2回目のジャック・ル・マロワ賞制覇となりますでしょうか。ジェニアル、その冒険の行く末や如何に。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

<参考WEB>


カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の拾玖)-Goldikova(2005.3.15)-

Goldikova 牝 鹿毛 2005.3.15生 愛国・Wertheimer et Frere生産 馬主・Wertheimer et Frere 仏国・Freddy Head厩舎

Goldikova(2005.3.15)の4代血統表
Anabaa
鹿毛 1992.3.13
種付け時活性値:1.00
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral’s Voyage 1959.3.23
Petitioner 1952
Balbonella
黒鹿毛 1984
★ゲイメセン
黒鹿毛 1975.5.16
Vaguely Noble 1965
Gay Missile 1967.3.27
Bamieres
黒鹿毛 1978.3.19
Riverman 1969
Bergamasque 1969.5.7
Born Gold
栗毛 1991.2.17
仔受胎時活性値:1.25

Blushing Groom
栗毛 1974.4.8
種付け時活性値:0.00
Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
Riviere d’Or
鹿毛 1985.1.31
仔受胎時活性値:1.25
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Gold River
栗毛 1977.1.11
仔受胎時活性値:1.75
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.75
Glaneuse
鹿毛 1966.4.9
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Riverman4×4、Nearco5×5>

Goldikova(2005.3.15)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Anabaa
(Danzig系)
Blushing Groom
(Red God系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
◆Riverman
(Never Bend系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lyphard 4.75 曾祖母が凱旋門賞馬
(No. 22-D)
9番仔?
(3連産目?)

*

2008年の第79回ロートシルト賞(仏GI。ドーヴィル芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Goldikova 牝3 54.5 Olivier Peslier 1:37.50 F Head 3
2 7 Darjina 牝4 57 Christophe Soumillon 1/2 A De Royer-Dupre 2
3 8 Natagora 牝3 54 C.ルメール 2 P Bary 1
4 3 Nahoodh 牝3 54 Frankie Dettori 3 Mark Johnston 4
5 6 Sabana Perdida 牝5 57 Thierry Jarnet 1 1/2 A De Royer-Dupre 5

*

2008年の第52回ムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI。ロンシャン芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Goldikova 牝3 54.5 Olivier Peslier 1:36.70 F Head 3
2 5 Darjina 牝4 56 Gerald Mosse 1/2 A De Royer-Dupre 5
3 8 Sageburg 牡4 58 Stephane Pasquier 1+1/2 A De Royer-Dupre 9
4 11 Henrythenavigator 牡3 56 Johnny Murtagh 短クビ A P O’Brien 1
5 9 Natagora 牝3 54.5 C.ルメール 2 1/2 P Bary 7

*

2008年の第25回ブリーダーズカップ・マイル(米GI。サンタアニタパーク芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Goldikova 牝3 54.9 Olivier Peslier 1:33.40 F Head 1
2 2 Kip Deville 牡5 57.2 Cornelio H Velasquez 1 1/4 Richard Dutrow Jr 2
3 11 Whatsthescript 牡4 57.2 G K Gomez 2 1/2 John W Sadler 3
4 3 Precious Kitten 牝5 55.8 Rafael Bejarano アタマ Robert Frankel 6
5 7 US Ranger 牡4 57.2 Johnny Murtagh クビ A P O’Brien 7

*

2009年の第95回ファルマスS(英GI。ニューマーケット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 6 Goldikova 牝4 59.4 Olivier Peslier 1:36.21 F Head 1
2 2 Heaven Sent 牝6 59.4 Ryan Moore 1/2 Sir Michael Stoute 4
3 3 Spacious 牝4 59.4 Johnny Murtagh 1/2 James Fanshawe 3
4 5 Rainbow View 牝3 55.3 Jimmy Fortune クビ John Gosden 2
5 4 Penny’s Gift 牝3 55.3 Jamie Spencer 6 Richard Hannon Snr 5

*

2009年の第80回ロートシルト賞(仏GI。ドーヴィル芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 Goldikova 牝4 57 Olivier Peslier 1:35.70 F Head 1
2 5 Elusive Wave 牝3 54 C.ルメール 1 1/2 J-C Rouget 3
3 8 Proviso 牝4 57 Stephane Pasquier 3 A Fabre 8
4 1 サプレザ 牝4 57 Christophe Soumillon 1/2 Rod Collet 6
5 6 Eva’s Request 牝4 57 Thierry Thulliez 3/4 Mick Channon 10

*

2009年の第88回ジャック・ル・マロワ賞(仏GI。ドーヴィル芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 8 Goldikova 牝4 57 Olivier Peslier 1:33.50 F Head 1
2 9 Aqlaam 牡4 58.5 Richard Hills 6 William Haggas 4
3 7 Virtual 牡4 58.5 Jimmy Fortune 5 John Gosden 6
4 2 Irian 牡3 56 Stephane Pasquier 1 J Hirschberger 7
5 1 Runaway 牡7 58.5 Thierry Jarnet クビ R Pritchard-Gordon 8

*

2009年の第26回ブリーダーズカップ・マイル(米GI。サンタアニタパーク芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 11 Goldikova 牝4 55.8 Olivier Peslier 1:32.26 F Head 1
2 6 Courageous Cat 牡3 55.8 G K Gomez 1/2 William Mott 10
3 10 Justenuffhumor 牡4 57.2 Alan Garcia 1 Kiaran McLaughlin 7
4 1 Court Vision 牡4 57.2 Robby Albarado アタマ Richard Dutrow Jr 8
5 4 Delegator 牡3 55.8 Frankie Dettori 1 3/4 Saeed bin Suroor 3

*

2010年の第133回イスパーン賞(仏GI。ロンシャン芝1850m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Goldikova 牝5 56.5 Olivier Peslier 1:49.40 F Head 1
2 7 Byword 牡4 58 Maxime Guyon 1/2 A Fabre 2
3 6 Wiener Walzer 牡4 58 Adrie de Vries 10 J Hirschberger 5
4 4 Stacelita 牝4 56.5 Christophe Soumillon 6 J-C Rouget 3
5 3 Runaway 牡8 58 Thierry Jarnet 10 R Pritchard-Gordon 6

*

2010年の第160回クイーンアンS(英GI。アスコット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 10 Goldikova 牝5 55.8 Olivier Peslier 1:37.74 F Head 1
2 5 Paco Boy 牡5 57.2 Richard Hughes クビ Richard Hannon Snr 2
3 1 Dream Eater 牡5 57.2 Jimmy Fortune 3 1/4 Andrew Balding 9
4 8 Zacinto 牡4 57.2 Ryan Moore 3/4 Sir Michael Stoute 6
5 3 Dalghar 牡4 57.2 C.ルメール 2 A De Royer-Dupre 4

*

2010年の第81回ロートシルト賞(仏GI。ドーヴィル芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 8 Goldikova 牝5 57 Olivier Peslier 1:37.50 F Head 1
2 5 Music Show 牝3 54 Richard Hughes 3 Mick Channon 2
3 1 Elusive Wave 牝4 57 Ioritz Mendizabal 1 J-C Rouget 4
4 6 Fabiana 牝4 57 Maxime Guyon アタマ Andreas Lowe 6
5 7 Rainfall 牝3 54 Kieren Fallon 3/4 Mark Johnston 3

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2010年の第145回フォレ賞(仏GI。ロンシャン芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Goldikova 牝5 56.5 Olivier Peslier 1:22.10 F Head 1
2 10 Paco Boy 牡5 58 Richard Hughes 1/2 Richard Hannon Snr 2
3 9 Dick Turpin 牡3 57 Ryan Moore 1/2 Richard Hannon Snr 3
4 3 Regal Parade せん6 58 Adrian Nicholls 3/4 David Nicholls 5
5 5 Joanna 牝3 55.5 Christophe Soumillon 1 J-C Rouget 6

*

2010年の第27回ブリーダーズカップ・マイル(米GI。チャーチルダウンズ芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 10 Goldikova 牝5 55.8 Olivier Peslier 1:35.16 F Head 1
2 3 Gio Ponti 牡5 57.2 R A Dominguez 1 3/4 Christophe Clement 2
3 7 The Usual Q. T. せん4 57.2 Victor Espinoza クビ James Cassidy 7
4 6 Paco Boy 牡5 57.2 Ryan Moore ハナ Richard Hannon Snr 4
5 4 Court Vision 牡5 57.2 Robby Albarado 3/4 Richard Dutrow Jr 6

*

2011年の第134回イスパーン賞(仏GI。ロンシャン芝1850m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 6 Goldikova 牝6 56.5 Olivier Peslier 1:51.00 F Head 1
2 2 Cirrus Des Aigles せん5 58 Christophe Soumillon クビ Mme C Barande-Barbe 5
3 7 Rajsaman 牡4 58 Thierry Jarnet 3/4 F Head 4
4 5 Flash Dance 牝5 56.5 Mickael Barzalona 5 F Head 9
5 8 Byword 牡5 58 Maxime Guyon 1 A Fabre 2

*

2011年の第82回ロートシルト賞(仏GI。ドーヴィル芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 8 Goldikova 牝6 58 Olivier Peslier 1:34.30 F Head 1
2 6 サプレザ 牝6 58 C.ルメール 短クビ Rod Collet 2
3 1 Timepiece 牝4 58 Tom Queally 2 Sir Henry Cecil 3
4 3 First City 牝5 58 Christophe Soumillon 4 David Simcock 6
5 2 One Clever Cat 牝5 58 Flavien Prat クビ T Clout 7

*

2010年のカルティエ賞年度代表馬、Goldikova。↑で示したように、GI勝ちは欧州調教馬として最多勝となる「14」を数える稀代の名牝。3歳時の2008年はGI3勝、4歳時の2009年はGI4勝、5歳時の2010年はGI5勝、6歳時の2011年はGI2勝。そんな稀代の名牝が最も輝いたのが、GI5勝を挙げ、前馬未到の「ブリーダーズカップ・マイル3連覇」を果たし、カルティエ賞年度代表馬に選出された2010年でした。

それにしてもGoldikovaはエグい成績です。通算27戦17勝、2着6回、3着1回で、着外に敗れたのは満4歳時初戦の第132回イスパーン賞7着だけ。GI初制覇となった3歳夏の第79回ロートシルト賞以降の21戦はGIレースしか出走せずにこの成績ですから、世界には恐ろしい牝馬がいるものです。しっかし、Goldikovaは古馬になってから本領を発揮した馬とはいえ、この稀代の名牝を以てしても一度も勝てなかった2005年生まれ世代のもう1頭のスーパーメアであるZarkava(2005.3.31)は、一体全体どうなっているのでしょうか^_^;

Goldikovaは2番仔Terrakova(2014.2.4)がクレオパトル賞(仏GIII)を制し、第169回ディアヌ賞(仏GI)でも3着に入るなど繁殖牝馬としても活躍を始めています。上述のZarkavaが4番仔Zarak(2013.3.1)の第109回サンクルー大賞(仏GI)勝ちにより「GI馬の母」にもなったように、Goldikovaも負けてはいられません。女という性の素敵なところは咲き誇る花にもなれて、次代を産み出す樹にもなれるところ。Goldikova、その産駒の走りも楽しみにしたい稀代の名牝です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>

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